カクテル バラ-一重の房咲きで赤色の花芯は黄色のつるバラ-イパネマおやじ
カクテル (Cocktail) は、欧米ではシュラブ系統の半つる性に分類されているが、日本ではつる性バラとして流通しています。冬に強めに切りつめても翌春にはよく咲き、枝が細くて、しなやかなので自由な誘引や仕立てができます。
花弁の中心が明黄色のバラ
- 赤色の一重で小中輪咲きになる、最もなじみ深いバラの一つですね。
- 極早咲きの品種、弁芯の鮮やかな黄色は開花すると、薄れて白さを帯びてくるバラ。
- 春の開花後も気ままに返り咲きます。
- 夏季の高温期には花数が少なくなる。
- 枝変わりに花色が少し淡くなった「ピンク・カクテル」があり、トゲが少なく葉が丸みを帯びているます。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。厳しい条件に耐える品種だが、順調な生育のために月に1回程度の薬剤散布をしたほうが、次々と花を咲かせます。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
花色の変化と花つきのよさで人気が高い
- 作出国:フランス
- 作出年:1957年
- 作出者:Francis Meilland
- 系統:[S] 本来はシュラブだが、国内ではつるバラとして流通している
- 交配親:(Independence × Orange Triumph)× Phyllis Bide
- 咲き方:四季~返り咲き
- 花形:一重咲き
- 花径:小中輪(5cm・花弁数4~8枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 伸長:250cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月・10月
バラらしくないシンプルな花姿に人気がある
バラ園の風景:多摩市グリーンライブセンター
園芸メモ・栽培用語:亜高山帯⇒高山帯より低く、平野より高い位置にある地帯のこと。ダケカンバを交えた常緑針葉樹帯に代表され、北海道東北部では、平地から、西南部では標高600~1000m、本州中部では1700~2500m間に見られる。