クィーンオブスウェーデン バラ-半つる性のイングリッシュローズ-イパネマおやじ

  • クィーンオブスウェーデン (Queen of Sweden) は、シュラブ系統の半つる性ですが、誘引して小型のつるバラとして育てるよりは、冬の剪定で切り詰めた方が樹形がバランスよく整います。冬に強剪定しても開花するので、自立させた方が魅力的な花形になります。イギリスの育種家デビッド・オースチンが作出したイングリッシュローズです。
  • ※ イングリッシュローズ:モダンローズ品種群の中のシュラブ系統です。正式なバラの系統分類ではなく、イギリスの育種家 David Austin が作出し、David Austin Roses 社が販売しているバラのブランド名です。

数輪の房咲きになり花つきがよい

中輪サイズのカップ咲き

  • 数輪の房咲きになり、花つきのよいバラ。
  • 小さなふっくらとしたツボミは、包み込まれたカップ形からシャローカップ咲きになります。
  • クイーンオブスウェーデンは花もちは中程度で、軽いティ・ローズ香がある。
  • 夏までは開花するが、秋の花つきは少ないバラ。
  • 夏を過ぎると、枝が真っ直ぐ伸長するが夏に誘引するよりは、冬に切り詰めたほうが開花時の花姿は美しい。
  • 耐病性は、うどんこ病には強い。黒星病には普通。黒星病の対策には、月間3~4回の定期的な薬剤散布は必要。
  • 黒星病の防除⇒温室やビニールハウス内など、雨水の当たらない場所でのバラの営利切花栽培で黒星病の感染例が少な事が知られていますが、これは保護膜が雨により失われ葉の表面からも黒星病の侵入が起こり得ることを証明しています。

花枝は真っ直ぐでトゲが少ない

クィーンオブスウェーデンはシュラブ系統のバラ

花枝が長くトゲが少ないので切り花に向いている

シュラブ系統で半つる性だが壁面に誘引するより自立させて育てるとより美しい

返り咲きはするが夏後の花つきは少ない

クリムゾンレッド

伸びる枝を冬に切り詰めると開花時の花姿が美しい

  • 品種名:クィーンオブスウェーデン Queen of Sweden
  • 作出国:イギリス
  • 作出年:2004年
  • 作出者:David Austin
  • 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
  • 交配親:実生 × Charlotte Austin
  • 咲き方:返り咲き
  • 花形:カップ咲き
  • 花径:中輪(花弁数・41枚+)
  • 香り:中香(ティー・ローズ香)
  • 樹形:シュラブ樹形・半つる性 小型のつるバラとして誘引するか剪定して自立することもできる
  • 樹高:140cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月、2015年5月

花枝はトゲが少なく真っすぐで切り花に適する

バラ園の風景:春の花菜ガーデン

春の花菜ガーデンの風景

クリムゾンレッド