アランティッチマーシュ バラ-球状のカップ咲きでうつむいて咲く-イパネマおやじ

アラン ティッチマーシュ (Alan Titchmarsh) は、オールドローズの持つ性質を色濃く受け継いだバラです。特に病気に強くその耐病性は特筆ものですね。

アラン ティッチマーシュはシュラブ系統のバラ

たくさんの花びらが重なり大輪の花を咲かせる

  • 2~3輪の房咲きになり、花つきは普通。
  • 弓を描くように伸びる枝は、やがてバランスのとれたシュラブになる。
  • 木立ち性のように樹高を低くして仕立てることも出来るが、秋には樹形が乱れやすい。
  • イングリッシュローズも夏剪定(8月下旬~9月10日迄に)をしましょう。秋の開花がより美しくなります。
  • 夏の剪定では、上部1/3を目安に切り戻します。
  • 落葉して枝先にしか葉がない状態の場合、弱い剪定にして葉のある部位で切り戻す。
  • 冬の剪定を控えめにして、伸長した枝を低いフェンスなどに誘引して仕立てると映える。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともにとても強い。病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、より順調な生長が促進されます。

段落のワインカラー

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

ローズピンク色のディープカップ咲き

この美しさに加えて、オールドローズの芳香をもっています

3~5輪の房咲きになる

満開になると少し俯いて咲きます(これが何ともいえぬ可愛さです)

ダマスク香を含む濃厚な香りがある

冬の剪定で切り戻して、自立する仕立てにしています。(軽い剪定だけにして伸長させてフェンスなどに誘引してつる仕立てもできる)

半つる性のバラで支柱に誘引してつるバラ仕立てが美しい

強健で病気にかかりにくい性質です

  • 品種名:アラン ティッチマーシュ Alan Titchmarsh
  • 作出国:イギリス
  • 作出年:2005年
  • 作出者:David Austin
  • 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
  • 交配親:
  • 咲き方:四季~返り咲き
  • 花形:カップ咲き
  • 花径:大輪(10cm・花弁数41枚+)
  • 香り:強香(ダマスク香)
  • 樹形:シュラブ・横張りタイプ
  • 樹高:170cm
  • 撮影:花菜ガーデン 2017年5月

イギリスで人気のある育苗家ティッチマーシュ氏に因んで名付けられました

バラ園の風景:春の谷津バラ園

花菜ガーデンの風景

園芸メモ・バラの栽培用語:オールド ローズ⇒1867年に「ラ・フランス」が誕生する以前から栽培されていた、原種系や古典的なバラ。しかし、あくまで便宜的な分類で、品種の性質や樹形などを厳密な内容を表す用語ではありません。性質や樹形など、詳細な識別をする場合は、系統による分類が優先されています。(モダン ローズの対義語)

段落のワインカラー