エリキャンペーン ハーブ-キク科の多年草で和名はオオグルマ-イパネマおやじ

  • エリキャンペーン (Elecampane) は、古代ギリシャ・ローマ時代や中世ヨーロッパでは、呼吸器系や心臓病の薬として利用されていました。日本へ渡来したのは、江戸時代とされています。和名はオオグルマですが、ハーブとしては英名のエリキャンペーンで呼ばれることが多いようです。
  • 花期の初夏になると、茎頂部に細長い花びらを持つ黄色い頭花を咲かせます。草丈は、丈夫なものっだと2mを越すこともある大型の草花です。葉は先が尖っている楕円形で、裏には細かい毛が密生しています。同様に茎も毛が密生しています。

エリキャンペーンはキク科オオグルマ属

大きな株になるので鉢植えには不向き

  • 分類:キク科オオグルマ属 / 原産地:ヨーロッパ中・南部、アジア、ヒマラヤ
  • 学名:Inura helenium
  • 別名:オオグルマ(大車)、ドモッコウ(土木香)
  • 園芸分類:多年草 / 耐寒性(-5℃・強い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:1~2m
  • タネまき:苗の購入か、簡単にできる株分けをお奨めします
  • 苗の植え付け:4~5月
  • 植え替え:4~5月
  • 株分け:4月
  • 開花期:6月~8月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター)
  • 注:記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。タネまきや苗植えの適期を表示していますが、大まかな目安です。最近の気候変動により、地方別(関東地方、東北地方など)の適時期表示は難しくなっています。栽培地別の気候は、気象庁のページなどを参考にしてください。
  • ※ 適期は発芽適温、生育適温などの数値を基準に判断してください。
  • 特徴
  • アジアでは、根は木香(もっこう)と呼ばれ、独特の芳香と苦味があり、”土木香(どもっこう)”と呼ばれる生薬の原料です。本来、木香(もっこう)とはインドのカシミール地方原産のキク科の植物の根のことで日本で栽培された記録は無く、根を乾燥して採取した生薬である土木香を、インドや中国から輸入していました。
  • エリキャンペーンの根茎は穏やかに身体を温め、消火器や強壮に効果があると考えられて、特に慢性気管支炎や胸部の治療に用いられていました。根から採れる精油は殺菌作用があり皮膚薬として使われます。
  • 土木香は木香と比べると、芳香も味も強くありません。江戸時代には、木香が無い場合の代用として土木香を用いていたそうです。イヌリンという成分を含んでいて、これを原料に砂糖菓子が作られたので人気のある植物でした。
  • 花が開ききった時期に茎から切り取って、逆さに吊るして乾燥させドライフラワーにもできます。

エリキャンペーンは多年草です

  • 適応 ※ 専門知識がない場合は、利用は控えましょう。
  • 発汗、利尿、去痰、気管支炎
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • なし 
  • 用土
  • 水はけがよく、肥沃な土壌を好みます。大きくなるので鉢植えには不向きです。
  • 地植えの場合、植え付けの1週間程前に、深さ30cm以上に土を耕して、掘り起こした土に土壌改良用の腐葉土や赤玉土などをを混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • 春に芽が出てからは勢いよく生長するので、継続して与えて、秋に地上部が枯れるまで肥料は絶やさないようにしましょう。10日に1回の目安で、規定量に薄めた液体肥料を施します。生育の様子を見て、緩効性化成肥料を置肥してもよい。

エリキャンペーンは別名がオオグルマ

増やし方はタネまきと株分けの2種類です

  • タネまき
  • タネまきで、ふやすこともできますが株分けのほうが、簡単で確実です。
  • 植え付け
  • 適期は4~5月です。
  • 地植えの場合、「用土」の項目で用意した土壌に植え付けます。根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリと水を施します。
  • 苗の根が傷んでいたら、切り詰めておきます。ポット苗などはビニールポットから抜き取る前日に、水を含ませておくと根鉢がくずれにくく扱いやすくなります。
  • 植え替え
  • 適期は4~5月です。
  • 地植えの場合、長年植えっ放しにしておくと生育が悪くなるので、株分けも兼ねて2~3年に1回は植え替えをしましょう。
  • 株分け
  • 適期は4月です。
  • 植え替えの際に、同時に作業をしましょう。

エリキャンペーンは別名が土木香

ハーブの仕切りライン

  • 水やり
  • 一度、発根すれば定期的に水やりをする必要はありませんが、適度な湿り気を好むので極端に乾燥させると生育が悪くなります。
  • 3~11月の生育期に、雨が降らずに乾燥する日が長く続くような天候の場合は、タップリと水を与えましょう。冬は、休眠するので水やりの必要はありません。
  • 手入れ
  • 草丈が2m近くまで生長するので、適宜に摘心して株のバランスを整えましょう。
  • 50~60cmに生長したら早めに支柱を立ててやります。
  • 病気→なし
  • 害虫→なし
  • 収穫
  • 根は肥大すれば、栽培年数に関係なく収穫できます。(注:利用に関しては、専門知識のない場合は利用を控えましょう)
  • 花をドライフラワーやポプリに利用する場合は、夏に咲いた花を茎ごと切り取って、雨水の掛からない風通しのよい日陰で、逆さに吊るして乾燥させます。
  • 根を防腐、殺菌剤として利用する場合は、植えつけてから3年経って、太くて大きく育ったものを利用します。霜の降りる前の、10~11月頃に堀りあげて乾燥させます。加工法は、根を乾燥させたものを煎じて利用する。
  • 日当たり・置き場所
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 基本、生育適温は15~25℃ですが気温の影響をあまり受けない丈夫な植物です。
  • 草丈が長く伸びるので、強い風の当たる場所は避けます。夏の暑さにも強く、冬の休眠期は地上部が枯れて根の状態で越します。寒さにも強いので、凍結の心配がなければ特に防寒対策の必要はないでしょう。

ガーデニング風景:

ガーデニング風景

ハーブの仕切りライン