ラナンキュラス Persian buttercup は、園芸では、秋植え球根として扱い、夏の終わり頃から乾燥させた球根が出回ります。花色は、赤、オレンジ、ピンク、白、黄色など多種があり、大輪種だと直径15cm以上にもなります。(ハーブとしては扱いません)

ラナンキュラスはキンポウゲ科キンポウゲ属です

ラナンキュラスは早春~春の鉢花として出回る秋植え球根

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  • 分類:キンポウゲ科・キンポウゲ属 / 原産地:ヨーロッパ東南部、トルコ、シリア、イラン
  • 別名:(和名:花金鳳花・ハナキンポウゲ)
  • 学名:Ranunculus asiaticus
  • 英名:Persian Buttercup
  • 園芸分類:多年生草本
  • 草丈:25cm
  • 開花期:4~5月 / 栽培方法:地植え、鉢植え

ラナンキュラスは多年生草本 球根植物です

紙のように薄い花びらが幾重にも重なって咲く!

  • 特徴
  • 秋から春にかけて生育し、高温になる夏は茎葉が枯れて球根の状態で休眠します。ラナンキュラスの花名の由来は「カエル」です。この属の多くが湿気のある場所を好んで自生することからきています。ただし、ラナンキュラス・アシアティクスは多湿にならない、水はけのよい場所を好みます。
  • 近縁種
  • 原種→世界中に500種以上が分布する。園芸品種として出回っているのは、その中の1種でラナンキュラス・アシアティクス(R. asiaticus)の改良品種が大半を占めます。
  • トルコ(ターバン)系→トルコ宮廷で改良された品種群で、16世紀にはヨーロッパに広まったといわれます。八重咲き種が多いのが特徴。
  • ペルシア系→18世紀になって、トルコからヨーロッパへ広まっていたものを改良した品種群で、開花期が少し遅く、性質が弱くて草丈が低いものが多い。現在、栽培されている園芸品種の元となる系統です。
  • ピオニー(ラジオネーリ)系→フレンチ系から改良された品種群。大輪種の系統。
  • フレンチ系→18世紀の後半から19世紀にかけてフランスで改良されて、更にオランダで改良を加えた品種群で草丈が高い中輪咲きが特徴です。
  • 20世紀に改良された品種
  • ビクトリア・ストレイン→1960年代に、アメリカの改良種を更に日本で改良した品種。大輪で花色が豊富なのが特徴。
  • ドリーマー→1970年代に作出された品種で、一つの球根から咲く花の数が多く茎が長いので切り花に向いている。オールド・ローズのような巨大輪が特徴。

ラナンキュラスは鉢植えにも向いている

  • 用土
  • 鉢植えの場合、水はけのよい、有機物の豊富な用土が適しています。
  • 酸性土を嫌うので、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:ピートモス(酸度調整済み)2:の配合に、有機石灰3g/リットルに、リン酸分の多い緩効性化成肥料を5g/リットル混ぜこみます。または市販の、花用培養土も適する。
  • 肥料
  • 鉢植え・地植えの場合ともに、元肥として緩効性化成肥料を施します。追肥にも緩効性化成肥料を施します。
  • 冬期から咲いている場合は、液体肥料も併用して定期的に施します。追肥は3月末で止めて、葉が枯れる前には肥料を少なくした方が、球根が腐りにくくなります。

ラナンキュラスは草丈が50cm程

球根を保水させてから植えつける

  • 植え付け
  • 植え付けの適期は10~12月です。発芽適温は15℃前後で、20℃を越えるとほぼ発芽しません。
  • 市販の球根はパサパサに乾燥しています。そのまま植えつけると、急激に水を吸い込み腐ってしまいます。植えつける前にあらかじめ、ユックリと吸水させて”もどす”必要があります。
  • 「もどし方」湿らせた砂やバーミキュライトに、固く絞った水ゴケと球根をビニール袋に入れて、一晩以上かけて日陰の涼しい場所に置く。ポイントはユックリ戻すことなので、水を入れた容器の中へ直接投入しないように注意してください。
  • 他にも、ユックリ戻す方が良い理由は、乾燥した球根をスグに地中に植えつけた場合、仮に球根が傷んでいた場合の見分けができず、取り除くことができません。
    タップリと吸水をした球根は、ふくらんでピチピチになるので、これを用土の中に植えつけます。
  • 鉢植えの場合、5号鉢(径15cm)で、3~5個が目安です。地植えの場合、10~15cm間隔で植えつけます。

  • 掘り上げ・分球適期は5~6月です。
  • 花後に葉が黄色く枯れてきたタイミングで球根を堀り上げます。
  • 大きくなった球根を分けて増やします。球根の付け根に白い短毛が生えてくる場所があります。ラナンキュラスはここから芽を出すので、この部分を付けて分けるようにします。

ラナンキュラスの開花時期は春です

  • 水やり
  • 乾燥させると葉がすぐに萎れて、過湿にすると球根が腐ってしまいます。土の表面が乾いたらタップリと水を施しましょう。
  • 手入れ
  • 置き場所・栽培環境→北風の当たらない日なたで育てます。1~2月は防寒対策をしましょう。
  • 病気→灰色かび病・灰色かび病は、開花期が要注意です。株の上に散った花がらが発病の大きな原因になるので、花がらを小まめに取り除きましょう。
  • 害虫→アブラムシ、ハモグリバエ・アブラムシは、10月から5月まで発生します。ハモグリバエは、3月から5月にかけて発生します。葉に落書きのような白い筋が付いた際は、幼虫が筋の先端に付着しているので、葉の上からつぶしましょう。

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所で育てましょう。凍結や霜に合わなければ屋外でも越冬できますが、ベランダなどの風が当たらない場所がよいでしょう。
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