• オレガノ-oregano は、ヨーロッパから東アジアにかけての、広い地域に自生している、多年草です。大別すると3種類に分けられ、一般的にオレガノというと「オリガヌム類」を指します。和名でハナハッカという別名もあります。
  • 茎が直立するタイプと、這うように横へ広がるタイプがあり、ミントに似た芳香をもっています。夏になると、細長く伸びた茎の先端に淡い紅紫色の小花を咲かせます。

オレガノ シソ科ハナハッカ属のハーブ

イタリア・メキシコ料理に使われる風味あるハーブ

  • 分類:シソ科ハナハッカ属 / 原産地:ヨーロッパ・アジア東部
  • 学名:Origanum vulgare
  • 別名:ワイルドマジョラム (和名・ハナハッカ)
  • 多年草:半耐寒性~耐寒性 / 草丈:60~80cm
  • 開花期:6~9月 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 近縁種
  • オレガノの仲間は形態により、オリガヌム類とマヨラナ類、アマラスク類の3種類に大別されます。
  • オリガヌム類耐寒性が強く丈夫な仲間。一般的にオレガノと呼ばれるワイルドマジョラムと黄葉種のゴールデンオレガノ、斑入りマジョラム、花の美しいオレガノ・ヘレンハウゼン、イタリア料理に最適のグリークオレガノなどが入ります。
  • マヨラナ類→この仲間は、スイートマジョラム、ポットマジョラム、ワイルドマジョラムとの交配種のイタリアンオレガノ、シリアンオレガノ、オレガノミクロフィルムなどが含まれます。
  • どれも香りが強く料理に使われます、スイートマジョラムは、古代ギリシア、ローマ時代から幸せのシンボルとされ薬用や料理にもっとも使われてきたハーブです。
  • アマラクス類この仲間は、半耐寒性で高温多湿に弱く、ギリシアからアジアに分布しています。
  • 花や苞葉が美しいものが多く、花オレガノと呼ばれています。八花やドライフラワー、ポプリに向いています。
  • オレガノデイタニーオプクリートやオレガノプルケルム、オレガノ・ケントビューティなどがあり、苞葉が発達して大きく、ホップライクフラワーと呼ばれます。花序、草姿ともに美しいのが特徴です。
  • 特徴
  • セージやタイム、マジョラムと同じシソ科の多年草で、香りもよくにています。特に同属であるマジョラムとは外観も、非常によく似ていて植物学上でも長い間混同されていました。
  • マジョラムと比べるとさらに強く野性的な香味をそなえているので、ワイルドマジョラムという別名が付いています。
  • オレガノの仲間は、紀元前より薬用として愛用されており、ディオスコリデスの「薬物誌」にも数種が記載されています。現在では薬用というより食材としての利用が中心になっています。
  • 独特の風味はトマトチーズなどと相性が良くイタリア料理やメキシコ料理には、欠かせない食材となっています。
  • 日本には江戸時代に渡来しました、オレガノの語源は「山の喜び」を意味するギリシア語にあるといわれます。ギリシアでは幸福のシンボルとされ、婚礼の際にオレガノで作った冠を新郎新婦がかぶる風習もありました。

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タイトル・今日のハーブ

ハーブ オレガノ

  • 適応
  • 消化促進、発汗作用、殺菌効果
  • ※妊娠中にオレガノ・ハーブティは飲まないようにしましょう。
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • パスタ、ピザ、肉の煮込み料理、ソース、ドレッシング、ハーブティートマトと相性が良いスパイスです。葉は生でもドライでも利用できますが、乾燥させたほうがより強い芳香を楽しむことが出来ます。

セージやタイム、マジョラムと同じシソ科のハーブ

  • 用土
  • チッ素分の少ない肥料にしましょう。水はけがよくて、肥沃な土を好みます。
  • 腐葉土2:赤玉土6:堆肥2を混ぜ込んだ土を使います。酸性土壌を嫌うので地植えの場合は、あらかじめ苦土石灰を混ぜて耕しておきます。
  • 肥料
  • 植え付けるときに、よく耕した土に混ぜ込んでおけば、それ以後は必要ありません。
  • 与えすぎると香りが弱くなったり、茎が伸びすぎて倒れやすくなり枯れることもあります。
  • 生育の状態を観察しながら、少量であれば肥料を与えてもかまいませんが、あくまでも肥料は少なめにが基本です。

ハーブ オレガノ

  • タネまきで増やす
  • 適時期は早春です。
  • タネの発芽温度は15~20℃です。この温度が保てるなら季節は問いませんが、基本的には3月中旬~4月・9月中旬~下旬です。
  • タネが粒状で非常に細かいので、厚まきにならないように注意して箱や鉢に蒔いて、薄く土をかけ、発芽まで乾かさないように水やりしながら、暖かい室内で管理します。
  • 間引きを早めに行い、3月中旬になったら育苗箱を外部で管理します。
  • 本葉が6~8枚になったら株間を30~50cmとって日当たりの良い屋外に植え付けます。
  • 乾燥気味に管理して、高温多湿に弱いので梅雨期に入る前に充分根を張らせます。
  • タネから育てた場合、収穫できるのは本格的に大きく育ってからなので2年目以後になります。
  • 株分けで増やす
  • 2~3年に1回は必要です、ワイルドマジョラムは根茎が横走し植え場所が広がるので、株分けを兼ねて根茎を整理します。鉢植えの場合は、春と秋の2回植え替えします。
  • 挿し芽で増やす
  • 実生は香味にバラツキが出るので、スイートマジョラム以外は、よい系統を挿し芽にして増やします。
  • 春に出るワキ芽を切って、10cmほどを挿し穂にします。

  • 植え替え・植え付け
  • 適時期は4~5月・9~10月中旬です。梅雨~夏期は避けます。
  • 鉢植えの場合は、数年経つと鉢の中が根でいっぱいになり、根詰まりを起こすので、大きくなった株は年に1回は株分けを兼ねて植え替えを行いましょう。(できれば春と秋の2回が理想です)

オレガノ パスタ、ピザ、肉の煮込み料理に使う

オレガノは多湿に弱いの!?どんな手入れが必要なの?

  • 水やり
  • 年間を通して、やや乾燥気味に保ちます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水を与えるようにします。
  • 手入れ
  • 非常に丈夫で育てやすい植物ですが、多湿には弱いので梅雨時期~夏には、風通しを良くして蒸れないようにしましょう。
  • 葉茎が茂って密生してきたら刈り込んで、混み合った部分を間引いて風通しを良くしてやります。仮に蒸れて腐ったり枯れそうな茎は、他に移るので早めに取り除いてください。
  • 乾燥気味で日当たりと風通しのよい環境が整えば、手間のかからない丈夫な植物です。
  • 病気→蒸れによるカビ 発生すると株元から腐ったり葉枯れを起こすことがあります。症状が軽い段階では、殺菌剤の散布で抑えることできますが他に移りそうなら、早めに株を抜き取って処分しましょう。
  • 害虫→アブラムシ・春先にアブラムシが発生することがあります、早めに見つけて手で取り除きましょう。数が多い場合は、薬剤を散布します。
  • 収穫
  • 花はドライフラワーやポプリ、リースの材料として収穫します。
  • 葉を乾燥させて保存する場合は、もっとも香りの高くなる開花直前に株元から5cmくらいの位置で刈り取って収穫し、風通しの良い日陰で乾燥させます。
  • 日当たり
  • 明るい日陰でも育ちますが、日当たりの良い場所で育てましょう。
  • 特に鉢植えの場合は多湿を避けるために梅雨時期は雨の当たらない場所に移してやりましょう。
  • 寒さには強いので防寒の必要はありません。寒冷地では株元に腐葉土やワラなどを敷いて簡単な防寒対策をしてください。

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