テーブルヤシ 観葉植物-コンパクトな小型サイズ-イパネマおやじ

テーブルヤシ(Parlor palm)は、室内に置いて育てられるので初心者にも簡単な観葉植物です。日陰でも丈夫に育つので、年間を通して室内に置いても育ちますが、春~秋は出来るだけ屋外に置いて日光に当てた方が充実した株に育ちます。このページでは、地植えでの栽培は対象外として、植木鉢での育て方を掲載しています。

テーブルヤシ

移動できる鉢植えで育てる

  • 分類:ヤシ科カマエドリア(テーブルヤシ)属 / 原産地:メキシコ、中南米
  • 学名:Chamaedorea elegans
  • 園芸分類:常緑低木 / 耐寒性(やや弱い・5℃以上をキープ)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:10~200cm
  • 植え付け・植え替え:5月~9月
  • 株分け:5月~9月
  • 栽培方法:鉢植え
  • 特徴
  • ヤシの仲間は、世界中の熱帯から亜熱帯地域を中心に189属2400種が分布し、テーブルヤシなど小型種からココヤシなど大型種が観葉植物として親しまれています。流通しているものは、鉢植え栽培にして高さ200cm程度の品種が多いです。
  • テーブルヤシ属にはテーブルヤシ(Chamaedorea elegans)が広く親しまれています。タネから育てた子株~200cm程の成株まであります。茎は細く、葉は濃緑色です。
  • 近縁種(園芸品種の仲間)
  • アレカヤシ(Dypsis lutescens)→別名は、コガネ。株立ちタイプでタネから育てた子株から大鉢仕立てがあります。葉はの濃緑色、根詰まりしたり肥料が切れかけると緑黄色になる。
  • シンノウヤシ(Phoenix roebeleni)→別名は、ロべヤシ。八丈島で多く栽培されている。幹は1本立ちで、葉は濃緑色。夏になると、実から発芽させたココヤシ(Cocos nucifera)の株が流通する。
  • 和風の観葉植物として親しまれている→カンノンチク(Rhapis exelsa)やシェロチク(R. humilis)など。

ヤシ科

最低5℃以上の環境で管理する

  • 用土
  • 鉢植えの場合、市販の観葉植物用培用土、または赤玉土(小粒)7:腐葉土2:パーライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に市販の培用土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥の調整をします)
  • 肥料 
  • 鉢植えの場合、植え付け・植え替えの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。(用土に、市販の観葉植物用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥の調整をしましょう)鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、5月~9月の生育期の間、1~2ケ月に1回、緩効性化成肥料を置肥、または月2~3回規定量に希釈した液肥を施します。
  • 追肥の際は、植物の根や葉に直接肥料が触れないように注意しましょう。

メキシコ原産

  • 植え付け・植え替え
  • 適期は、5月~9月です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、テーブルヤシは生長が早いので、1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を1/3程軽く崩して古い根を切り取り、新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 株分け 
  • 適期は、5月~9月です。増やし方には、「挿し木」や「取り木」という方法もありますが株分けが一般的です。
  • 3年に1回は株分けしましょう。植え替えの際、同時に作業しましょう。鉢植えの場合、2~3つに切り分け、1~2回り大きなサイズの鉢に植え替えます。鉢に入れるのは「用土」と「肥料」の項目と同じです。

観葉植物

ハーブの仕切りライン

一年を通じて葉水を施す

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、5月~9月の春~夏期は土の表面が乾いて白っぽくなったら、株の根元の土に、鉢底から水が流れ出るくらいタップリと施します。秋~冬期は土の表面が乾いて白っぽくなったら、2~3日待ってから施します。
  • 秋~冬期は、空気が乾燥しやすいので、葉水を施すと葉の傷みを抑えることができます。また、葉水はハダニの予防にもなります。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、5月~10月です。風通しがよくなるように、茂りすぎた葉や傷んだ葉を選定しましょう。ヤシ科の植物は、他の観葉植物と異なり、剪定した枝下から新芽が出てきません。新芽は茎の内側から出るので、葉だけを剪定しましょう。
  • 根腐れ→症状としては、葉が落ちやすい。葉が茶黄色に変色する。水やりをしても元気にならない。土が乾燥しにくい。土が臭くなる。土の表面にカビが生えている。根黒く変色している。・・・このような症状が現れたら、根腐れを疑ってみましょう。
  • 仕立て直し→株が大きくなり過ぎて、株姿が乱れたり肥大化した場合、「取り木」で株を新たに作り直す方法もあります。作り直す株の高さを決めて、その部位をビニールで覆って湿らせた水コケを巻き付けます。2~3ケ月すると発根するので、切り取って鉢植えにします。※ 詳細ページ コチラ
  • 病気→炭そ病
  • 害虫→アブラムシ、カイガラムシ、ハダニ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 退院性があるので、室内の明るい場所でも育ちますが、やはり暗い日陰に長く置くと生育不良になります。
  • 西日や直射に当たるのを避けましょう。植木鉢を移動してやりましょう。

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