キャンティ(キアンチ) バラ-赤ワインのような花色-イパネマおやじ

キャンティ(Chianti)は、別名がキアンチです。花名はイタリア・トスカーナ地方で産出される赤ワインの名前に因んで名付けられました。イギリスのD.Austinが作出した品種で、イングリッシュローズというカテゴリー名でも呼ばれます。

オールドローズの性質が強く残っているシュラブ系統ですが、実感としては大輪咲きつるバラですね。春だけの一季咲きですが、樹勢が強く晩秋まで次々とシュートを伸ばして枝が茂ります。

つるバラです

春だけの一季咲きです

  • 数輪の房咲きになり、花つき花もちがよい。
  • 早咲きで、シュートの発生が活発で花数が多い。
  • 枝が細くてしなやかですが、小さなトゲが多数あります。
  • 耐寒性に優れているので冷涼な地域での栽培に適している。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。

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キャンティはローズピンク色です

キアンチはロゼット咲きです

キアンチはイングリッシュローズです

キアンチはワインの名前です

赤紫色の花色はやがて青みがかった紫色へ変化する

  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1965年
  • 作出者:David C. H. Austin
  • 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
  • 交配:Dusky Maiden × Tuscany
  • 咲き方:一季咲き
  • 花形:カップ咲き
  • 花径:中輪(8cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:強香(ガリカ系)
  • 樹形:直立性
  • 樹高:250cm
  • 撮影:花菜ガーデン 2019年5月

直立性の樹形で250cm以上にも伸びる

バラ園の風景:京成ガーデンの春バラ

京成バラ園の春バラ

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