ツバキ ハーブ-植え付け期は春と秋の年2回-イパネマおやじ

  • ツバキ (Camellia) は、ツバキ科の常緑樹で、春の花木の代表的な植物です。樹高が10m以上にも及ぶ種もある常緑高木です。葉柄のある葉は、長さ6~10cmの長楕円形で縁には銀歯があります。開花は晩秋の11月頃から少しずつ咲き始めて、開花の最盛期は2月下旬~4月です。
  • 古くから庭木として育てられ、日本を代表する花木の一つです。日陰や狭い庭の片隅でも丈夫に育つので、広く栽培されているのを見ることが出来ます。国内で自生するのは主に3種があります。(下記の近縁種の欄を参照)
  • 苗を購入する際には、接ぎ木苗がよいでしょう。園芸店などに流通する苗の多くは、挿し木苗ですがツバキの自根は発根量が少なく、植え付けた年にはよく開花するが翌年からは花数が少なくて生長障害になりやすい、という難点があります。対して、接ぎ木苗は生長が早くて、花付きもよく育てやすいのが特徴です。

ツバキは常緑高木です

春に咲く代表的な花木

  • 分類:ツバキ科ツバキ属 / 原産地:日本、東アジア、
  • 別名:都波木、都婆吉
  • 学名:Camellia 
  • 園芸分類:常緑高木 / 耐寒性(強い)、耐暑性(強い)
  • 樹高:2~15m(品種により異なる)
  • 苗の植え付け・植え替え適期:9月中旬~10月中旬、3月下旬~4月
  • 挿し木適期:6月~7月
  • 取り木適期:3月~6月
  • 開花期:11月~4月(品種により異なる)
  • 栽培方法:地植え、鉢植え ※記載している各適期は暖地での目安です。(暖地以外の地域は、条件に合わせた栽培を確認してください)
  • 特徴
  • ツバキの仲間は、世界中に約300属500種が分布しています。日本には、約6属20種が分布しています。国内で、主に自生しているのは「ヤブツバキ」、「ユキツバキ」、「サザンカ」の3種が代表的な品種です。
  • 野生種を親として多くの園芸品種が作出され、中でも日本原産のヤブツバキは品種改良の基礎となった種です。花の咲き方や、花色、葉形など多岐に渡り楽しませてくれます。最近は、花色が黄色いものや強い芳香を持った品種など、多様な品種が多く作出されています。
  • 近縁種 ツバキ科ツバキ属
  • ヤブツバキ(Camellia japonica)→日本の原産種で、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国にも自生する。樹高5~15m。葉は光沢のある革質で長さ4~8cmの長卵形で先が尖り縁は低鋸歯。開花した花弁は半開で、4~6枚で円筒状。花色は、主に赤色だが白色、桃色もある。開花期11月~4月。長さ1~2cmの褐色の種子が結実する。
  • サザンカ(Camellia sasanqua Thunb.)→日本の固有種で、本州の一部、四国、九州、沖縄に分布する常緑高木。樹高2~6mで、山地の中や周囲に自生する。葉は光沢があり、長さ3~7cmの長楕円形で縁の鋸歯は細かく緩やか。花色は、本来は白色だが多くの園芸品種が作出され多様な花色がある。花弁は5~7枚で花径5~8cmで、花弁と雄しべが合着した筒状形。開花期は10~12月。
  • ユキツバキ(Camellia japonica var. decumbens)→国内の北陸~東北地方の降雪の多い地域に自生する。樹高1~2mで、別名がハイツバキと呼ばれる。枝が細くてしなやかで折れ難く、降雪に耐える。花形は平開して花弁は薄いの特徴で、ヤブツバキの関連種のように、花が半開で厚みのある花弁とは異なる。長い休眠期があるので、他種よりも遅く開花期は4~6月。

ツバキは日陰でも育つ

種子から採れる油は薬用に利用

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)
  • 生薬の山茶→滋養強壮、健胃、整腸
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 種子を食用油
  • 用土 水はけがよく弱酸性の土壌を好みます
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:鹿沼土2:腐葉土または市販の培養土2:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して肥料分の少ない完熟堆肥と腐葉土または市販の培養土などの土壌改良用土2~3割を混ぜ込んで水はけのよい環境を作っておきます。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に元肥として緩効性化成肥料を置肥します。鉢底石を敷いて、苗を定植後の施肥は、9月中旬~10月に緩効性化成肥料を置肥、2月~3月に骨粉入り固形油かすを置肥します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として有機質肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、9月中旬~10月に緩効性化成肥料を置肥、2月~3月に骨粉入り固形油かすを置肥します。
  • 植物の根に直接肥料が触れないように注意します。真夏(7月~8月)や冬季(休眠期)の施肥は控えます。(一般的な共通ポイント)

ツバキは晩秋から開花する

  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、9月中旬~10月中旬、3月下旬~4月です。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き、根鉢を崩さないように定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。(12号ポット苗の場合、15~18cmの鉢に植え付ける)
  • 地植えの場合、根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。完熟堆肥を底に敷いて、定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。
  • 植え替え
  • 適期は、9月中旬~10月中旬、3月下旬~4月です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を崩さないように、新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に、深植えにならないように植え替えます。
  • 地植えの場合、基本は必要ありません。

ツバキは東アジア原産

ハーブの仕切りライン

寒さや病気に強く育てやすい花木

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。夏季は毎日施してもよいが、休眠期は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 真夏は夕方に、鉢中と鉢の外側全体にタップリと水をかけて夜間温度を下げるようにします。通常の季節は朝方に施しましょう。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、花後の直後3月~4月です。花芽が6月~7月に作られるので、この時期より遅く枝を切り詰めると、折角のツボミを切り落とすことになります。夏を過ぎたら、樹形を整える程度の軽めの剪定にしましょう。強剪定は数年に一度のペースにしましょう。秋になったら、花芽がふくらむので、残したい部位を確認ながら、不要な枝を切り詰めてもよいでしょう。
  • 病気→特になし
  • 害虫→チャドクガ(ケムシ)、ミノムシ、ルビーロウムシ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 寒さには強いが、できるだけ北風の当たらない場所を選んで定植しましょう。

ハーブの仕切りライン