アラマンダの植え付け期は4~6月 季節の花-イパネマおやじ

アラマンダは、南アメリカの赤道周辺に約12種が分布する熱帯植物です。温度さえ合えば、一年中開花するので熱帯地域を中心に広く栽培されています。常緑低木または常緑半つる性低木です。つる性とされているがカズラのように、樹木の枝などに巻き付いて上へ伸長するという程ではなく、基本は自立してつるを伸ばして匍匐しながら広かります。花色は、黄色や赤紫色などの鮮やかな花色で、基部が筒状で漏斗形の花を咲かせます。

アラマンダは熱帯植物です

寒さに弱いので鉢植えで育てる

  • 分類:キョウチクトウ科アリアケカズラ(アラマンダ)属 / 原産地:熱帯アメリカ
  • 別名:アリアケカズラ、オオバナアリアケカズラ、ムラサキアリアケカズラなど
  • 学名:Allamanda spp.
  • 園芸分類:常緑半つる性低木~常緑低木 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:50~200cm
  • 苗の植え付け・植え替え適期:4月下旬~6月
  • 挿し木の適期:6月~7月上旬
  • 開花期:5月下旬~10月 /
  • 栽培方法:鉢植え ※記載している各適期は暖地での目安です。

段落の仕切り画像です

  • 特徴
  • 寒さに弱いので、日本の暖地の平均気温では、戸外での冬越しは難しく、鉢栽培が適しています。地植えも可能ですが、屋外での冬越しは難しいので、晩秋の11月頃には、鉢上げして屋内の温暖な場所で、冬越しをさせる必要があります。(暖地での気温が基準)
  • 近縁種 キョウチクトウ科アリアケカズラ属
  • アラマンダ・カタルチカ(Allamanda cathartica)→和名はアリアケカズラ。半つる性低木で南米のブラジル、ギアナ原産。樹高・伸長は匍匐して2m程。花径5~6cm程の黄色い花を咲かせる。基部は筒状の漏斗形で長さは4~8cm。
  • アラマンダ・カタルチカ・(A. cathartica cv. Hendarsonii)→和名はオオバナアリアケカズラ。常緑半つる性低木で、南米の北部が原産。樹高は150~250cm。花径は10cm以上で、鮮やかな黄色の花色で、仲間の中では最も大輪種。
  • アラマンダ・ネリーフォリア(A. neriifolia)→和名はヒメアリアケカズラ。常緑低木でブラジル原産。樹高は70~120cm。花径4~5cmの黄色い漏斗形の濃黄色の花を咲かせる。
  • アラマンダ・ヴィオラケア(A. violacea)→和名はムラサキアリアケカズラ。キョウチクトウ科アリアケカズラ属の常緑半つる性低木でブラジルの原産。枝茎は自由に伸長して2m程。花径4~5cmで、漏斗形の赤紫色の花を咲かせる。

アラマンダは常緑低木です

本来は低木だが国内では半つる性になる

  • 用土 水はけのよい土壌を好みます
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。

  • 肥料 生育期はリン酸分の多い肥料を追肥する
  • 鉢植えの場合、定植後の施肥は、春から秋の生長期に、2ケ月に1~2回、化成肥料か骨粉入り固形油かすを置肥します。(骨粉は実肥を多く含みリン酸分が多い肥料)
  • 油かすの醗酵させていないものを使う場合は、使う2週間程前にあらかじめ土に混ぜてから使用しましょう。(直に使うと、分解される際にアンモニアガスなどが発生して植物に有害となるし、臭気が発生する)
  • 植物の根に直接肥料が触れないように注意します。真夏や冬の施肥は控えます。(一般的な共通ポイント)

アラマンダは春から秋まで開花する

  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、4月下旬~6月です。
  • 「用土」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き、根鉢の根を傷めないように植え付けます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。

地植えをした場合は秋に鉢上げをする

  • 植え替え
  • 地植えしている株は、10~11月中に地中から掘り上げて、鉢上げします。(鉢植えにして屋内などで冬越しさせる)
  • 適期は、4月下旬~6月です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を1/3程軽く崩して古い根を切り取り、新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 増やし方
  • 挿し木で増やす→適期は、6月~7月上旬です。(気温が合えば秋の9月まで可能)新しい枝かつるの先端を、2~3節程の長さで切り取り、切り口から出る白い樹液を拭き取り、挿し穂にします。(サイト内の挿し木の詳細ページ

アラマンダは寒さに弱い植物です

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。夏季は水切れに注意して、休眠期(冬)は表土が乾いてから2~3日待って施しましょう。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、生長期には伸びたつるを誘引して、伸びすぎた枝は切り戻しましょう。(切り口から白い樹液が出るので拭き取ります)
  • 害虫→アブラムシ、カイガラムシ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 半日陰でも育つが、花つきが悪くなったり茎が発育不良で細くなったり間伸びすることがあります。

春のバラ園の風景:

春の花菜ガーデンのバラ

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