ミラベラ バラ-丸弁高芯咲きの中輪四季咲き品種です-イパネマおやじ

ミラベラ (Mirabella) は、黄色の花弁と濃い緑色の葉の対比が、色鮮やかに映えるフロリバンダ系統のバラです。丈夫な性質で、あまり手間がかからず初心者に向いている品種ですね。もちろん花壇での地植えにも。前面に配列して植えると全体が明るく見栄えがします。

ミラベラ バラ

杏色の蕾から花が開くにつれ黄色のバラになる

  • ミラベラは2~3輪の房咲きになり、花つきがよい。
  • 17~25枚の花びら、丸弁高芯咲きの強健なバラ。
  • 樹高は100cm前後、コンパクト樹形で、ベランダなどでの鉢栽培にも適する。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要。
    オーガニック栽培⇒できるだけ農薬などの化学薬品を使わずにバラを育てる手法として、まずコンパニオンプランツの活用があります。バラの周辺に、害虫の忌避効果や病気に対して抗菌作用のあるものを植えることにより発生や蔓延を抑えようという方法です。可能な限り取り入れてみては如何ですか。
  • 薬剤の輪番散布⇒バラの病気に同じ薬剤を使用し続けていると効きにくくなる場合があります(薬剤耐性菌の出現)。
    回避するためには、種類(作用性)の異なる殺菌剤のローテーション(輪番)散布が効果的です。

段落の仕切りライン大

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

ミラベラの花弁はチョッと丸味がある

ミラベラは柑橘系ユズのほのかな香りがします

葉は濃緑色

枝のトゲは結構大きめで数が多いのが特徴です

花壇の中でも明るいので目立ちます

花弁数は25枚から30枚

3~5輪の房咲きになります

耐病性は普通

雨などによる褪色もしにくい

バラ ミラベラ フロリバンダ系統

ミラベラとはイタリア語で圧倒的な美しさのこと

ミラベラはツボミから開きかけが可愛い

樹形は横に広がっていく横張り性です

株はしっかりと自立して丈夫な株に育ちます

ミラベラはまとまった樹形で鉢植えに適する

  • 作出国:アメリカ
  • 作出年:1995年
  • 作出者:Dr. Keith W. Zary
  • 系統:[F] フロリバンダ
  • 交配親:Sunsprite × Silver Jubilee
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:丸弁高芯咲き
  • 花径:中大輪(9cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:中香(フルーツ香)
  • 樹形:横張り性
  • 樹高:100cm
  • 撮影:京成バラ園 2014年5月、2015年5月

四季咲き性が強く丈夫、秋までのシーズンを通して咲き続ける

バラ園の風景:横浜イングリッシュガーデン

横浜イングリッシュガーデンの園内

園芸メモ・バラの栽培用語:アルバローズ(Alba Rose)→赤バラの先祖であるガリカローズと、一方は白バラの祖であるアルバローズとがあります。灰色がかった緑の葉と、白の美しい花とコントラストがとても優雅です。

ヨーロッパの中世では、白いバラはその高貴な美しさで白い百合と共に聖母マリアを象徴すると考えられていました。さらにアルバは、とても強靭なバラとして広く栽培されてきました。オールドローズの品種群の中でも小さなグループですが、オールドローズの中でも最も美しいといわれる品種や、最上位に位置づけられる品種があります。

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