パルテノン バラ-白地に濃い桃色の覆輪が入り弁裏は淡黄色-イパネマおやじ

パルテノン (Parthenon) は、一番花は巨大輪になり、二番花以降は房咲きになりやすく、花つきがよい。

パルテノンはハイブリッド・ティ系統です

オフホワイト色の弁端から濃桃色の縁どりが入る

  • 花弁裏は淡い黄色で、表弁はアイボリー色で弁端から濃い桃色の覆輪が入る。
  • 一番花は巨大輪で咲き、二番花以後は中輪の房咲きになりやすいが花つきはよい。
  • HT系統などの大輪品種で、大きな花を咲かせる場合は→真ん中のツボミを残し、小さな側蕾を摘み取ります。ツボミが3~4個あるときは、予備のツボミを一つ残してメインが順調に生育したら摘み取るとよい。
  • パルテノンは、強くは無いがホンノリとした芳香があるバラ。
  • 株はよく茂り、花枝が長く伸びます。花枝は長くの伸びた枝が多く発生する。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の定期的な薬剤散布をしましょう。

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パルテノンは半直立性の樹形

パルテノンの花径は13cm以上にもなります

パルテノンは強健ではないが株はよく茂る

  • 作出国:フランス
  • 作出年:1967年
  • 作出者:Delbard-Chabert
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー
  • 交配親:Chic Parisien × (Bayadére × Rome Glory)
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:丸弁カップ咲き
  • 花径:大輪(13cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:半直立性
  • 樹高:150cm
  • 撮影:谷津バラ園 2015年5月

パルテノンは花枝が長く切り花にも適する

バラ園の風景:山手111番館の庭に咲くバラ

バラ園の風景 山手111番館

  • 園芸メモ・バラの栽培用語:薬剤散布
  • バラは病気や害虫の被害が発生しやすい植物です。大切なのは、丈夫で健康に育てることで、病害の被害にあいにくい株に育てることです。
  • それでも、うどんこ病や黒星病、アブラムシはすぐに発生するので、4月から10月の生長期間中は、月間2~4回以上の薬剤散布は欠かせません。
  • さらにハダニ対策も必要です。栽培する本数が少なければスプレー缶で、多数を栽培する場合は、農薬散布用の噴霧器が効率よく便利です。
  • 秋になると病害虫が復活9月になると朝夕の気温が下がり、涼しくなります。この環境で今まで潜伏していた病害虫も活動的になってきます。
  • 夏は乾燥しているので、発生の少なかった黒星病、うどんこ病も一雨ごとに増加してきます。
  • 土中のコガネムシの幼虫や、バラの幹中に潜伏していたカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)も株に致命的な被害を与えかねません。
  • 葉が病害虫で落葉したり傷つくと、蕾の生長にも影響を及ぼすので、早急に対処しましょう。

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