球根

球根植物ってどんな植物なの?

小さい頃に、一度は育てたことがあるのが球根の花だった、という想いではありませんか。チューリップやヒアシンス、ダリアなど馴染みのある草花は球根植物が多いのです。
生育に適さない時期を、球根という形で過ごすのが球根植物です。植物の器官の一部が肥大して、大量の養分を蓄えておけるものを球根といい、総称して球根類または球根植物と呼んでいます。
短期間に開花・結実が迎えられるように、根や茎、葉が肥大化した球根には必要な養分が貯め込まれています。球根は水分量が少ない、乾燥、低温、高温などの環境にも強い性質をもっています。厳しい環境で、地上部が枯れても地下に球根を形成することにより、再び生長できる環境がくるまでの期間を過ごします。
つまり栽培は比較的容易で、花の姿は愛らしいものが多く、誰にでも愛される植物といえます。

球根のタイプ ※ここではチューリップを例にしました。

♥3月~4月の間に植えつけると、夏から秋に開花する春植えタイプ。
・主に熱帯・亜熱帯原産で寒さに弱いので、降霜前に掘り上げます。

♥8月に植えつけると、秋には花茎を伸ばし開花する夏植えのタイプ。

♥10月~11月の間に植えつけると、冬を越して春に咲く秋植えのタイプ。
・温帯原産で寒さに弱く、夏に休眠して、秋・冬から生長して春に開花する。秋植え球根は、冬の寒さにあって休眠から目覚めます。12月~2月の寒さは順調な生育には欠かせない条件です。
室内で花を楽しみたい場合も、この時期は必ず戸外に置いて、後に室内に取り込みます。

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サフラン球根植物:サフラン

球根の生育サイクル ※ここではチューリップを例にしました。

球根を選ぶ
・球根は、次世代を迎えるための養分の貯蔵庫です。球根で増やしたい場合や、次の美しい花の開花を望むなら、球根が養分を蓄えることができるように管理してやることが大切です。
・春植え球根の場合は、開花期の後半である盛夏から10月頃、夏植え球根の場合は開花の後、葉が伸びだしてから初春までが球根の肥大期です。
秋植え球根のほとんどの品種は、開花期には新しい養分の蓄えを始めています。
掘り上げをする場合は、これらの生育リズムを把握した上で行いましょう。園芸店で球根を購入する場合も、しっかりと養分が蓄えられているか、重さや大きさを確かめてから購入しましょう。
・球根の殺菌・殺虫の手入れ⇒養分がタップリの球根は、病害虫の被害に遭いやすいので、掘り上げた後に乾燥させてベンレート100倍液などに浸けて消毒をしておきましょう。
よい球根を選びましょう

球根の植えつけ
・チューリップは秋植えの球根なので、10月~11月が植えつけの適期です。(他の品種は球根植物・開花期リストを参照)
秋植え球根は、冬の寒さにあうと休眠から覚めます。
球根を植えつける

球根を植え付ける深さ ( )内/単位・cm

地植えする球根 コンテナ栽培が適する球根
アネモネ(5~10) アッツザクラ(4~5)
アマリリス(10~15) カラジウム(8~10)
アリウム(7~20) クロキシニア(3~5)
オーニソガラム(6~15) グロリオーサ(8~10)
オキザリス(3~4) サンダーソニア(15~20)
カラー(10~15) チョコレート・コスモス(5~8)
カンナ(10~15) ネリネ(5~10)
グラジオラス(10~15)  
クロコスミア(10~12)  
クロッカス(5~8)  
スイセン(12~15)  
スノードロップ(5~7)  
スノーフレーク(6~8)  
ゼフィランサス(3~5)  
ダリア(15~20)  
チューリップ(12~15)  
ハナニラ(6~8)  
ヒヤシンス(13~18)  
フリージア(10~13)  
フリチラリア(5~20)  
ムスカリ(8~10)  
ユリ(15~25)  
リコリス(10~15)  

生長する
球根の生長期

蕾の時期
・3月頃の少し暖かさ増してきた頃にツボミをつけます。
球根の蕾が出た

開花する
・開花は3月~5月の時期です。土の中では小球が育ち始め、開花が終るころには、親玉は役割を終えてやせ細ってしまいます。
地上部が枯れる6月頃に、小球を掘り上げます。
チューリップが開花した

休眠期に入る
・7月~10月は球根の休眠期です。球根植物が、球根の形態をとるのは高温乾燥期を乗りきるためです。
休眠期は乾燥しているのが、チューリップにとって適切な状態なので、掘り上げた後はネットに入れて、風通しのよい場所に吊るして保存します。
この時期、球根の内部では花芽が育ち始めますが、この時には一定の高温も必要とします。
休眠期に入る

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