• セイヨウニンジンボク-chaste berry は、ヨーロッパ南部、西アジア原産の落葉低木です。
  • 栽培が簡単で、花の少なくなる夏に開花するので、最近人気になっている花木です。

セイヨウニンジンボク 唇形をした淡い紫色の小さな花をたくさんつけます

寒さに強く花が美しいことから広く栽培されている

  • 分類:シソ科(=クマツヅラ科)ハマゴウ属 / 原産地:地中海沿岸、西アジア
  • 学名:Vitex agnus-castus
  • 別名:チェストベリー(漢字表記・西洋人参木)
  • 落葉低木・耐寒性 / 草丈:2~4m
  • 開花期:7~9月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(プランター)
  • 特徴
  • ニンジンボクの名前の由来は、葉が手のひらを広げた形をして、それがチョウセンニンジンの葉に似ているから、ヨーロッパ原産であることからセイヨウの冠がついた。
  • それに加えて草ではなく木なので”ボク”が付き、この名前になったといわれます。日本に渡来したのは、明治時代の中期です。
  • 披針形の葉は5~7枚からなる掌状複葉。7~9月に花径1cm程の淡い紫色の円錐花序をつけます。
  • 株全体に、ほのかな香りがあり、かって果実はペッパーの代用として利用されました。木が若い内から、よく花をつけるので、鉢花として栽培されています。
  • 近縁種
  • ハマゴウ(V.rotundifolia)→国内では本州から四国、九州に、そして東南アジアからオーストラリアに分布しています。海岸の砂地に自生して、草丈50cmくらい。枝先に円錐花序で青紫色の花を咲かせ、果実は球形で淡黒色に熟し、かっては線香や染料の原料にした。
  • ミツバハマゴウ(V.trifolia)→九州南部から朝鮮半島、そして東南アジアやオーストラリアにも自生しています。8~9月に枝先に円錐花序の淡い紫色の花を咲かせます。草丈は2~4m、葉は3出複葉で裏は白色の短毛が生えています。果実は黒色に熟し、曼荊子と呼ばれ鎮痛、鎮静、風邪などに用います。

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タイトル・今日のハーブ

セイヨウニンジンボク 英名はチェストツリー(chaste tree)

  • 適応
  • 収斂、鎮痛
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 果実を香辛料として利用

セイヨウニンジンボクの好む土壌は?

  • 用土・土壌
  • 水はけがよく、乾きすぎない土壌を好みます。地植え、鉢植えともに水はけがよければ、特に土質は選ばずよく育ちます。
  • 地植えの場合、定植する場所は午前中に日が当たる場所か日向で、冬に乾燥した寒風が当たらない場所を選びましょう。定植場所のスペースは、1株当たり直径3mは必要です。
  • 肥料
  • 2~3月に寒肥として、油かすや緩効性の化成肥料を施します。
  • セイヨウニンジンボク 中国原産の人参木(ニンジンボク)の近縁種挿し木
  • その年に伸びた枝を9月に挿し木するか、または前年に伸びた枝を3月に挿し木にしてふやします。
  • 枝先から2~3節の場所で、節の下1cmの位置で切り取ります。切り口は斜め45度、または左右両方面から”くさび形”に切ります。
  • 鋭利な刃物で切るほうが、切り口の回復が早まり発芽率が高まります。
  • 挿す深さは2cm程度を目安に、ピンセットなどで真っすぐに挿します。

  • 植え付け・植え替え
  • 地植えの場合、霜の降りなくなる3~4月、または涼しくなる9月下旬から11月に作業します。
  • 根鉢の表面を1/3程度くずして、2~3倍の深さと、直径の穴を掘り、埋め戻す土量の1/3程度の腐葉土と、油かすや緩効性の化成肥料などの元肥を混ぜ込んだ土を、埋め戻してから植え付けます。
  • 根が粗く移植が難しい植物なので、定植する場所の土質を事前に確認する必要があり、成木になると植え替えはできません。

セイヨウニンジンボク 花が少なくなる7月から、さわやかなスミレ色の花を咲かせます

  • 水やり
  • やや乾燥気味の土壌を好みます。地植えの場合、根付いたら特に水を与える必要はありません。
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたら水を与えますが、過湿にならないように注意しましょう。

セイヨウニンジンボクの栽培のために必要な手入れは?

  • 手入れ
  • 剪定→枝数が少なく自然樹形であまり枝を切る必要はありませんが、樹形が乱れた場合は強めの剪定は控え樹形を乱す徒長枝や、株の内側の枯れ枝を取り除く程度にしましょう。剪定の適期は2月下旬から3月です。
  • 病気→なし
  • 害虫→なし
  • 日当たり・置き場所
  • 午前中に日が当たる場所、または半日陰でも育ちます。但し、一日中暗い場所は避けましょう。
  • 寒さには強く、-5℃程度までは耐えますが、それ以上気温が低下する場所では地植えは避けましょう。
  • 鉢植えの場合、冬は霜や寒風の当たらないベランダや軒下に置きましょう。暑さには強いです。

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