グアバ 果樹-ベランダで育てるフルーツ-イパネマおやじ

ここ神奈川県の北東部の小さな町では、今朝は夜明け前の雨戸をパタパタと揺らす程の強風で目がさめました。背伸びをしたら、ナントとッ超寒い~ではありませんか。先週までの半袖シャツで外出した気候がどこへ行ったのか?私の記憶が正しければ、例年3月の中旬頃に必ず雪が降ったのです。そう考えると、このまま暖かい春が来るというのはもう少し先のことですね。小雨でも降っているのかな・・と雨戸を開けたら快晴でした。もうすぐ春の訪れは間近かですね。厳しい緊急事態宣言発令中ですが、明けない夜はない、春は必ずくる。バラの開花も楽しみです。

グアバ (Guava) は、熱帯地域に自生する果樹で、寒さには比較的強い性質で樹勢も強く原産地の熱帯アメリカなどでは、樹高が8~10mにも及ぶ常緑性の高低木です。それを、鉢植えにして樹高150cm程で小さく育てることができます。ベランダなどで、初心者にも栽培できる植物です。

果樹です

植木鉢などで育てる

  • 分類:フトモモ科バンジロウ属 / 原産地:熱帯アメリカ
  • 別名:バンセキリュウ(漢字表記:蕃石榴)
  • 学名:Psidium guajava
  • 園芸分類:常緑低木 / 耐寒性(やや弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:1~3m
  • 苗の植え付け:4月~6月 2年生苗を選ぶとよい(生育適温20~30℃)
  • 植え替え:4月~6月
  • 挿し木:4月~9月
  • 開花期:5月~6月
  • 収穫期:9月~11月上旬(苗の植えつけから2年~3年後)
  • 栽培方法:コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
  • 特徴
  • グアバは、原産地では樹高8~10mになる常緑性の小高木です。生育適温は23~30℃です。国内の暖地以外の地域でも、室内などで樹高150cm程の鉢植えに仕立てて育てることができます。地際からよく分枝して、サルスベリのような樹皮になります。早春から初夏にかけて、花径2~3cmの白色の小花を咲かせます。しべの本数が多くて長いのでよく目立ちます。
  • 近縁種 (園芸品種)
  • バンジロウ→九州南部以南では地植えも可能。果肉の色がピンクだとスイカグアバ、実が大きいとキンググアバ、形が洋ナシ形だとペアーグアバ、球形だとアップルグアバとも呼ばれます。
  • ストロベリーグアバ(テリハバンジロウ)→関東以南の温暖な地域であれば、地植えできるだけの耐寒性がある。葉が厚く光沢があることからテリハバンジロウの和名が付いている。葉の美しさから観葉植物としても人気がある。
  • イエローストロベリーグアバ(キミノバンジロウ)→上記以外の地域では、鉢植えで育てるのが一般的。テリハバンジロウの変種で、熟すと黄色くなる。酸味が少なくフルーティな芳香がある。

フトモモ科

最低気温5℃以下の環境は避ける

  •  料理・飲み物で楽しむ
  • 生食、デザート
  • 用土 排水性がよければあまり土質にはこだわらない
  • コンテナの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 肥料
  • コンテナの場合、鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、骨粉入り油かすなどの有機肥料を春に1回、結実したものが成熟する夏に2回、果実を収穫後の秋にお礼肥として1回、施します。これ以上に、多肥になると生理落果を招くことになります。(生理落果→果実が成熟する前に株から離れて落下すること)

熱帯アメリカ原産

  • 苗の植えつけ
  • 適期は、4月~6月です。
  • コンテナの場合、6号鉢(約20Lサイズ)に、鉢底石を敷き、2年生苗を植え付けます。「用土」の項目で準備しておいた先程の土を鉢に入れます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリの水を施します。(最初から大きなサイズの鉢に植えつけないで、株の生長に合わせて植え替えながら鉢サイズを大きくしていく)
  • 植え替え
  • 適期は、4月~6月 です。
  • コンテナの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、2年に1回を目安に行いましょう。新しい用土を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 挿し木
  • 適期は、4月~9月です。先端から7~10cmの長さで切り取り、挿し穂にします。赤玉土(小粒)やバーミキュライトなどの清潔な用土に挿します。(サイト内詳細ページ

バンジロウ属

自家結実性なので受粉の必要はない

  • 水やり
  • コンテナの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。冬の時期は、乾かし気味に管理しましょう。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、2月中旬~4月中旬です。株の中まで、日当たりと風通しをよくするために、鉢の幅と樹高が均等になるように、重なった枝や不要な枝を取り除きバランスを整えます。(いずれ伸長するのを前提に整える)
  • 摘果→適期は、まだ実が小さい6月頃です。充実した実を収穫するために、余分な実を取り除きます。目安は、葉数12~15枚に実が1~2個を残します。
  • 病気→特になし
  • 害虫→アブラムシ、カイガラムシ
  • 収穫
  • 適期は、9月~11月上旬です。果実が色づいてきたら収穫期です。(苗の植えつけから2年~3年後)
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。風の強い場所は避けましょう。
  • 最低温度5℃以下には、置かないように管理しましょう。