アデニウムの植え付け期は4~8月 季節の花-イパネマおやじ

アデニウムは、キョウチクトウ科アデニウム属の常緑低木です。原産地では樹高5mにも及ぶといわれますが、国内では主に鉢栽培で30~40cm程の樹高で育てられています。。地下に塊根を持ち、国内では多肉植物(コーデックス)として扱われています。

アデニウムは塊根植物です

寒さに弱いので鉢栽培で育てる

  • 分類:キョウチクトウ科アデニウム属 / 原産地:南アフリカ、アフリカ東部、アラビア半島
  • 別名:砂漠のバラ、アデニューム、デザートローズ
  • 学名:Adenium
  • 園芸分類:多年生草本 / 耐寒性(3℃ やや弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:30~60cm(原産地では5mにも及ぶ)
  • 苗の植え付け・植え替え適期:4月~8月中旬
  • 挿し木の適期:5月~7月
  • 開花期:5月~9月 /
  • 栽培方法:鉢植え ※記載している各適期は暖地での目安です。

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  • 特徴
  • アデニウムは、南アフリカ、アフリカ東部、アラビア半島原産の常緑低木です。地下に塊根を持つ多肉植物です。寒さに弱く、戸外での冬越しは難しいので鉢栽培で育てます。
  • 近縁種
  • アデニウム・オベスム(Adenium obesum)→キョウチクトウ科アデニウム属の常緑低木。南アフリカのカラハリ砂漠原産。樹高は原産地では5mにも及ぶといわれるが、国内では主に鉢栽培なので30~40cm。地下に塊根を持つ多肉植物(コーデックス)です。別名はデザートローズ、砂漠のバラと呼ばれ、世界の名花の一つといわれる。めったに開花しない幻の花といわれていたが、長年の品種改良により日本の気候に適応して、美しい花を咲かせます。白色の筒状の基部で、花径5cm程の花冠は一重咲きの濃紅色。開花期は5月~6月です。
  • アデニウム・オレイフォリウム(A. oleifolium)→キョウチクトウ科の常緑低木。ナムビア、ボツワナ、南アフリカ原産。樹高40~60cmで、地下に大きな塊根を持つ植物。塊根の太さは径50~80cmにも及ぶ太さに生長する。国内の園芸上の分類は、多肉植物として扱われる。花は、花柄が1cm弱の長さの筒状花は5裂して平開する。花径は3cm程で、淡紅色~紅色。

アデニウムは多年草です

  • 用土 水はけのよい土壌を好みます
  • 鉢植えの場合、市販の多肉植物用培養土か、または赤玉土(中粒)3:鹿沼土(中粒)3:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に、市販の多肉植物用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します)
  • 肥料 
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、5月~9月(生育期)に、月2~3回規定量の倍に薄めた液体肥料を施したり、緩効性化成肥料を置肥します。

アデニウムは暑さに強い植物

寒さに弱いので冬季は室内に取り込む

  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、4月~8月中旬です。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き、根鉢を1/3程崩して、古い土を落としてから植え付けます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 植え替え
  • 適期は、4月~5月です。(気温が合えば8月頃まで可能)
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、2年に1回を目安に行いましょう。
  • 植え替える日の数日前から、水やりをストップして根鉢を乾燥気味にしておく。
  • 根鉢を抜いて古い土を落として、傷んだ根などを切り取ります。スグに植えつけると切り口から雑菌が入るので、切り口が乾燥するまで、日陰に2日程置きましょう。
  • 苗が乾燥気味になったら、新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 増やし方
  • タネまきで増やす→適期は、5月~7月です。花後に、種子が採れたらまきましょう。箱まきかポットまきにします。箱まきの場合は本葉が2~3枚になったらポットに仮植えします。ポットに根が回ったら花壇や鉢に定植します。ポットまきも同様に、根が回ったら花壇や鉢に定植します。
  • 挿し木で増やす→適期は、5月~7月です。挿し木の場合は、基部が膨らみ難いが、タネまきだと基部が膨らんだ株に生長します。枝先を5~7cmの長さで切り取り挿し穂にします。切り口から、白い樹液が出るので全て洗い流しましょう。切り口が腐らないように2~3日間、乾燥させてから鹿沼土(小粒)などの清潔な用土に挿します。(サイト内の挿し木詳細ページ)

アデニウムの別名は砂漠のバラです

気温が8℃以下になると落葉して休眠に入る

  • 水やり 茎に水分を蓄えるので多くは必要ない
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。表土が乾いてから2~3日待ってからのタイミングでもよい。
  • 冬季の1月~2月は水やりを断ってもよいです。
  • 手入れ
  • 切り戻し→適期は、7月頃です。伸びすぎた枝は、株のバランスを整えるように切り揃えます。
  • 花がら摘み→花後の枯れた葉や花は摘み取り取ります。
  • 害虫→アブラムシ、カイガラムシ、ハダニ
  • 日当たり
  • 日当たりと風通しのよい場所を好みます。
  • 春から秋の生育期は直射日光に当てても元気に育ちます。

水差しを持つ女:フェルメール(出典:メトロポリタン美術館 所蔵)

水差しを持つ女

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