プルンバゴの植え付け期は4~6月 季節の花-イパネマおやじ

プルンバゴは、初夏になると分枝した枝先に花序を出して花径2~3cmの花を多数咲かせます。涼しげな青色の花は、夏の暑い季節に一服の清涼剤のような風情がありますね。熱帯性の花木ですが、比較的寒さには耐えることができるので、暖地でも上手に育てれば露地栽培も可能ですが、鉢植えをお奨めします。初夏から晩秋まで咲くので、長く花を楽しむことが出来ます。

プルンバゴは熱帯性の花木です

育てやすい熱帯性の花木

  • 分類:イソマツ科ルリマツリ(プルンバゴ)属 / 原産地:南アフリカ
  • 別名:ルリマツリ、プルンバーゴ
  • 学名:Plumbago
  • 園芸分類:常緑低木 / 耐寒性(普通)、耐暑性(強い) 
  • 草丈・樹高:50~250cm
  • 苗の植え付け適期:4月~6月
  • 植え替え適期:4月
  • 開花期:5月中旬~10月
  • 栽培方法:地植え、鉢植え ※記載している各適期は暖地での目安です。

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  • 特徴
  • プルンバゴは、南アフリカ原産のイソマツ科ルリマツリ属の常緑低木です。茎は直立、匍匐または半つる状でよじ昇ります。花冠は薄青色で、花径2cm程です。世界中で10数種類が分布しているが、一般的にプルンバゴとして流通しているのは、プルンバゴ・アウリクラータ(Plumbago auriculata)で、和名がルリマツリです。
  • 近縁種
  • プルンバゴ・ゼイラニカ(P. zeylanica)→和名は、セイロンマツリ。セイロンのマツリカという意味でジャスミンと称しているが、本来のジャスミンとは、別の植物です。つる性常緑低木で、樹高は1m程。枝先に花序を出し、花径2cm程の白色の花を次々と咲かせる。

プルンバゴは初夏から秋まで開花する

  • 用土
  • 鉢植えの場合、市販の草花用培養土または赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に、市販の草花用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します)
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して腐葉土2~3割を混ぜ込んで水はけのよい環境を作っておきます。(さらに水はけが悪い土壌なら川砂などを1~2割加える)

  • 肥料 
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、春から秋の生育期間中に、週1回程度薄めの速効性液体肥料と、月1回程緩効性化成肥料を置肥します。
  • 地植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥としてマグァンプKなどの緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、生育期間中の4月、6月、9月にリン酸入り固形油かすを置肥します。
  • 肥料の3要素は、チッ素分(主に葉を生長させる)、リン酸分(花や実を生長)、カリウム分(根を生長)です。(一般的な共通ポイント)
  • 植物の根に直接肥料が触れないように注意します。真夏や冬の施肥は控えます。(一般的な共通ポイント)

プルンバゴは青色の花

霜に弱いので管理が必要

  • 植え付け 暖地では露地植えも可能です
  • 苗の植え付け適期は、4月~6月です。「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き定植したら、用土と肥料を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 地植えの場合、定植したら、用土と肥料を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。
  • 植え替え
  • 適期は、4月~6月です
  • 鉢植えの場合、春先の4月頃に根詰まりを防ぎ通気をよくするために、年に1回を目安に行いましょう。新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 地植えの場合、基本は必要ありません。
  • 増やし方
  • 挿し木で増やす→適期は、5月~7月上旬です。当年枝の柔らか過ぎたり、木質化した部分を避け、2~3節を7~10cmの長さで切り取り、挿し穂にします。赤玉土(小粒)や鹿沼土の清潔な用土に挿します。

プルンバゴは暑さに強い花木

冬の水やりは乾かし気味に。生育期はタップリと

  • 水やり 冬季は乾かし気味に施します。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。
  • 手入れ
  • 切り戻し→地植えの場合、冬になると落葉するので樹形が乱れていたら切り戻しておきます。生育中の時期に強く切り戻しても、比較的早く回復するので適時に剪定しても大丈夫です。
  • 防寒対策→地植えの場合、冬の防寒対策で株元にワラなどを敷いて冬越しさせましょう。鉢植えの場合、室内に取り込んで冬越しさせたら葉が残っているので、春の植え替えの際に1/3の長さに切り戻しておくと、新しい葉をたくさん伸ばします。
  • 害虫→ハダニ、カイガラムシ
  • 日当たり 
  • 日当たりと風通しのよい場所を好みます。冬季は乾かし気味に管理しましょう。

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