クレオメは春にタネをまく 季節の花-熱帯植物

  • クレオメは、盛夏の頃に開花して秋まで咲き続けます。繊細な色彩の花を咲かせることから、観賞用として世界中で栽培されているフウチョウソウ科の一年草です。広く流通している種にもかかわらず、あまり品種改良が行われておらず、原種に近い種が流通しています。
  • 開花期は真夏の7月頃、伸びた枝の茎頂部から花序を出して、花径3cm程の花をたくさん付けます。花は4弁で、中心から雄しべと雌しべを長く伸ばします。風が吹いて花茎が揺れると、蝶が舞うように飛んでいる様に似ていることから「フウチョウソウ(風蝶草)」と呼びます。

クレオメは南アメリカ原産

タネまきは直まきかポットまきをする

  • 分類:フウチョウソウ科クレオメ属 / 原産地:熱帯アメリカ
  • 別名:スイチョウカ、セイヨウフウチョウソウ
  • 学名:Cleome hasslerian
  • 園芸分類:一年生草本 / 弱 耐寒性、耐暑性 
  • 草丈:90~110cm
  • 開花期:7~10月上旬 /
  • 栽培方法:地植え、鉢植え

段落のラインです

  • 特徴
  • クレオメ(フウチョウソウ)は、熱帯アメリカ原産の一年草です。パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンからブラジル南東部に分布しています。日本へ渡来したのは明治時代初期で、以来咲く花の少ない時期に夏の花壇を彩る花として、広く栽培されてきました。

クレオメは一年草です

クレオメは移植を嫌う植物です

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用) / 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土 水はけと適度な水もちのよい土壌を好みます。
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:堆肥1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して腐葉土2~3割を混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、5~9月に月1回化成肥料をバラまくか、週1回液体肥料を施します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として有機質肥料と堆肥を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、5~9月に生育の様子を見ながら緩効性化成肥料を施します。
  • 置肥をする際には、株元は避け枝先の端下の地表部に撒きます。

  • 植え付け タネまきは4月中旬~5月、直まきかポットまき苗を植えつけます。
  • 苗の植え付け適期は、4月下旬~6月上旬です。移植を嫌うので、直まきかポットまきして発芽後は速やかに植え付けます。
  • 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き植え付けます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。または、同じ用土に直まきします。
  • 地植えの場合、ポット苗を株間約20cmで定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。または、定植する場所に直まきします。
  • 植え替え
  • 花後には枯れる一年草なので必要ありません。
  • 増やし方
  • タネまきで増やす→タネまきは4月中旬~5月、直まきかポットまき苗を植えつけます。

クレオメは春まきの一年草です

こぼれ種でもよく増えます

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。

クレオメは夏に咲く花

  • 手入れ
  • 花がら摘み→咲き終わった花の部分は、放置せずに切り取ると次の花が咲きます。来年植えるためのタネを採取する場合は、摘み取らずに放置します。
  • 害虫→ハイマダラノメイガ、ハダニ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。

段落のラインです