デュランタの植え付けは4~5月 季節の花-熱帯植物

  • テュランタンは、南米原産の常緑低木です。熱帯の植物なので、鉢植えにして冬季は室内に置いて育てるのが一般的です。晩秋になり温度が10℃を下回ってきたら、屋内の明るい場所に置きます。あまり寒さには強くありませんが、霜の心配が無い暖地であれば、路地植えでも冬越しが可能です。
  • 初夏になると、花序を付け花径1cm程の小さな花を咲かせます。白色や青紫色の小花が集って房状になり、細い枝が下垂して咲きます。6月から秋まで咲き、開花期が長いのが特徴です。花後は丸い果実を付け、熟すると綺麗なオレンジ色になります。花を楽しむ品種と、葉の美しさを鑑賞する品種とに大別されます。

デュランタは熱帯植物です

青紫色の美しい花をたくさん咲かせる

  • 分類:クマツヅラ科ハリマツリ属 / 原産地:ブラジル、西インド諸島
  • 別名:タイワンレンギョウ、ハリマツリ
  • 学名:Duranta 
  • 英名:Golden Dewdrop
  • 園芸分類:常緑低木 /  
  • 樹高:30~250cm
  • 開花期:6~10月 /
  • 栽培方法:地植え、鉢植え

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  • 特徴
  • デュランタの仲間は、アメリカのフロリダ州一帯、ブラジル、西インド諸島に約30種が分布しています。花の美しさから人気があり世界中で栽培されています。日本へ渡来したのは、明治時代中期とされています。街路樹や庭の垣根としでも栽培されています。
  • 近縁種
  • テュランタ・レペンス(Duranta repens=D. erecta)→主に栽培されている種。原産地はブラジル、西インド諸島で常緑低木。開花期7~9月で、花径1cm程の青紫色。花後に丸い果実を付け、オレンジ色に熟して長く枝に留まる。樹高1~2m。
  • テュランタ・エレクタ・アルバ(Duranta repens ‘Alba’ =D. erecta ‘Alba’)→園芸作出品種の常緑低木。和名がダイワレンギョウで、国内に流通する。白花種で、開花期7~9月に花径1cm程の小花が房咲きになる。
  • テュランタ・ライム(Duranta repens ‘Lime’)→園芸作出品種の常緑低木。柔らかな明るい葉色で鉢栽培の観葉植物として人気がある。霜の降りない暖地では、垣根などに栽培されている。

デュランタは常緑低木

暖地では露地栽培も可能です

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用) / 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土 水はけのよい土壌を好みます
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して腐葉土2~3割を混ぜ込んでおきます。(水はけが悪い土壌なら川砂などを1~2割混ぜ込む)

  • 肥料
  • 鉢植えの場合、寒さ対策で室内に入れる植物には、臭いの発生しやすい有機質の肥料はなるべく使わないほうがよい。
  • 鉢植えの場合、定植後の施肥は、4~9月に緩効性化成肥料を適時に置肥するか、液体肥料を月2~3回施します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として完熟堆肥を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、生育期の4~9月に骨粉入りの固形油かすを2~3回置肥します。
  • 置肥をする際には、株元は避け枝先の端下の地表部に撒きます。
  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、4~5月です。
  • 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き植え付けます。植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 地植えの場合、根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。

デュランタは和名がタイワンレンギョウ

デュランタは挿し木で増やせる

  • 植え替え
  • 適期は、4~5月です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、1~2年に1回を目安に行いましょう。新しい用土と元肥を入れた一回り大きな鉢に植え替えます。
  • 地植えの場合、基本は必要ありません。
  • 増やし方
  • 挿し木で増やす→適期は、5月~6月です。枝の先端を3節程切り取り、挿し穂にします。下葉を取り除き、1時間程水揚げします。赤玉土(小粒)か鹿沼土(小粒)の清潔な用土に挿します。

デュランタは樹高3m程です

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。過湿に弱いので、休眠期は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 真夏は夕方に、鉢中と鉢の外側全体にタップリと水をかけて夜間温度を下げるようにします。通常の季節は朝方に施しましょう。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、春~秋の間です。伸びた枝を短く切り過ぎると、花が付きにくくなります。長~く伸びた枝先に花が付きやすいので、やたらに切り取るのは控えます。切り取る際は、花後の枝の真下で切り取ると、脇芽を出して再び花を咲かせます。強めの剪定は春先だけにしましょう。
  • 害虫→アブラムシ、ハダニ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。日照不足なると花つきが悪くなります。

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