オオムラサキツユクサ 季節の花-一重咲きの長いしべが特徴|イパネマおやじ

オオムラサキツユクサ(Tradescantia virginiana) は、 草丈が50~100cm位で、ムラサキツユクサより大柄で葉も広く、全体に一回り大きな株姿です。

オオムラサキツユクサはツユクサ科

長いしべの黄色と紫色のコントラストが美しい

  • 分類:ツユクサ科ムラサキツユクサ属 / 原産地:北アメリカ
  • 別名:(漢字表記・大紫露草)
  • 学名:Tradescantia virginiana
  • 英名:
  • 園芸分類:多年生草本 / 
  • 草丈:50~100cm
  • 開花期:5~9月 / 
  • 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • ムラサキツユクサの仲間は、原産地が北アメリカから南アメリカの地域で、約75種が分布するツユクサ科の多年草です。現在では、世界の広い地域で、観賞用として栽培されています。
  • ムラサキツユクサと混同されやすいが、こちらの方が花サイズが大きく、萼に毛が生えているのが違いです。花径は3~5cm、葉は2.5cm位で幅が広く、基部ちかくが最大幅で茎を抱える。花色は、白色、青色、赤紫色がある。

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  • 近縁種
  • 同じツユクサ科ツユクサ属の仲間があるが、性質や株姿も共通している。
  • トラデスカンティア・シラモンタナ(Tradescantia sillamontana)→全草が長い柔らかな毛で覆われていて、白色のベルベットのような感触がある。寄せ植えに栽培されることが多い。
  • コンメリナ・アフリカーナ(Commelina africana)→同じ、ツユクサ科ツユクサ属で、原産地はアフリカ、マダガスカル、アラビア半島。草丈50cm位、苞葉が大きく、直立する花柄には白毛が生えている。国内では防寒対策をしないと栽培は難しい。

北米東部が原産地です

どんな用土がよいのですか?

  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、定植する場所の土をよく耕して腐葉土を少量だけ混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • 基本的に、多くの肥料を必要とする植物ではありません。
  • 鉢植えの場合、春と秋に鉢土の表面に緩効性化成肥料を置き肥するだけで充分でしょう。

オオムラサキツユクサは多年草です

  • 植えつけ
  • 適期は、春が3~4月、秋が9~10月です。
  • 水はけがよく、適度に水持ちのよい土壌が適しています。水はけの悪い土壌は、腐葉土を混ぜ込んで土壌改良しましょう。
  • よく耕して、元肥として完熟堆肥を混ぜ込んでおきます。
  • 植え替え
  • 鉢の中が根詰まりしやすいので、1~2年に一度、植え替えをしましょう。一回り大きな鉢に移すか、株分けをします。
  • 地植えの場合、基本は必要ありませんが、増えすぎた場合は堀り上げて株分けしましょう。

増やし方はどんな方法があるのですか?

  • 株分けで増やす→
  • 適期は、春が3~4月、秋が9~10月です。2~3年に1回は堀り上げて株分けしましょう。 

漢字表記は大紫露草です

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。過湿を避けるために、毎日習慣として水を施すのは避けましょう。
  • 手入れ
  • 一度、花が咲き終わったら地際から、思い切って刈り取ります。新たに株姿が整います。初夏の頃までであれば、もう一度開花します。秋の花後は、地際で刈り取りましょう。春になると、芽吹きます。
  • 病気・害虫→特になし

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開花期は5~9月

  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 半日陰でも育つが、花つきが悪くなったり茎が発育不良で細くなったり間伸びすることがあります。

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