エバーゴールド バラ-弁端が波打って半八重平咲きになる-イパネマおやじ

エバーゴールド (Evergold) は、平均的な点数がとれる品種だが、黒星病に弱いという弱点があります。鮮やかな黄色で、丸弁平咲きの約8cm中輪サイズのつるバラです。

エバーゴールドは半八重の平咲きになる

明るい黄色の大輪咲きのつるバラ

  • トゲが少なく、枝は真っ直ぐに伸びるので扱いやすい。
  • 枝質が堅いので、誘引する際に無理に曲げようとすると折れやすいので、枝をまるべく曲げないで誘引できるポール仕立てに向いています。
  • 春先の葉色はライムグリーで花色とのコントラストが美しい。花が咲きすすむと褪色しやすいバラ。
  • 耐寒性があり強健種で、寒冷地にも向いている。
  • 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には弱いので月間4回以上の定期的な薬剤散布が必要です。
  • 特に、枝の伸びにくい四季咲き性のバラが、黒星病に感染すると落葉してしまうという深刻な成育障害を起こします。厄介なことに、黒星病に対する有効な治療薬は現在ありません。従って生育期間中は予防薬を定期的に散布し感染予防に努めましょう。

段落の仕切りライン大

※ バラの手入れや病害虫対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

エバーゴールドの葉は照り葉で赤みの少ない深緑色

葉は光沢のある照り葉で深緑色で黄色との対比が美しい

エバーゴールドは大輪咲きつるバラで花径は約8cm

花弁はつるバラとしては大きな8cm程の花径になります

枝は真っ直ぐに伸長する、枝が堅いので曲げると折れやすい

自立性の樹形だが真っ直ぐに伸長して3m以上にもなるので、真っ直ぐに誘引するのがよいでしょう(曲げると折れやすい)

エバーゴールドの花が咲き進むと褪色しやすくなる

照り葉の深緑色が鮮やかなバラ

  • 作出国:ドイツ
  • 作出年:1966年
  • 作出者:Reimer Kordes
  • 系統:[LCl] ラージ・フラワード・クライマー
  • 交配親:
  • 咲き方:一季咲き
  • 花形:丸弁咲き
  • 花径:中輪(8cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:つる性
  • 伸長:350cm
  • 撮影:神代植物公園 2014年5月、2015年5月

耐寒性があり寒冷地の栽培にも適するバラ

バラ園の風景:秋の花菜ガーデン

秋のバラ園の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:花がら摘み⇒咲き終わった花を摘み取ること。放置すると枯れた花弁が、腐ってカビが発生するのを防ぐ。他には、咲き終わった花がらを早く摘み取ることで、種子を作らせないようにして次々と花を咲かせることができる。

段落の仕切りライン大