アンクルウォルター バラ-人気の高い赤色系の丈夫なつるバラ-イパネマおやじ

アンクルウォルター (Uncle Walter) は、産地のイギリスではハイブリッドティー系統として登録されていますが、国内の気候では非常に枝の生育がよく高く伸長するので、つるバラとして扱うことが多いバラです。

アンクル ウォルターはハイブリッドティー系統

ベルベットのような光沢の赤いバラ

  • つるバラの中では、最も整った花姿の品種。
  • 花もちは普通で、春以降から夏までは返り咲くが、秋の花数は少ない。
  • アンクル・ウォルターは、樹勢が強く栽培しやすいバラ。
  • 花枝は少し長めで、シュートは太いがしなやかなので誘引はしやすい。
  • 葉は厚みがあり銀色を帯びた濃い緑色。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。定期的な薬剤散布は必要です。(月間3~4回以上)

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緋赤色の剣弁高芯咲きのバラ

赤色系つるバラの中でも人気の高い品種ですね

樹勢が強く3m以上にも伸長する

花つきがよく、春の花後も気ままに返り咲きます

春の花つきがよく秋まで繰り返し咲きます

剣弁高芯咲きの花弁はベルベットのような光沢があります

香りは淡いです

枝が堅くて太いので誘引する支柱は太めのものがよいでしょう。壁面へ誘引するのが簡単です

赤色系のつるバラとして人気があります

ベーサル・シュートが多く発生する強健な品種

  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1959年
  • 作出者:Samuel Darragh McGredy  Ⅳ
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー(国内ではつるバラとして扱われる)
  • 交配親:Detroiter × Heidelberg
  • 咲き方:返り咲き
  • 花形:剣弁高芯咲き
  • 花径:大輪(10cm・花弁数26~40枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:つる性
  • 樹高:300cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月

フェンスやアーチに誘引すると魅力が引き立つ

バラ園の風景:横浜のアメリカ山公園

横浜・アメリカ山公園・バラ園の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:寒肥 ⇒適期は、12月下旬~2月下旬です。1年間の生育の元になる大切な肥料で、固形の発酵油かすなどの有機質肥料を施します。寒冷地の場合は、積雪や凍結で穴が掘れなくなる前に施します。時期が遅れると、開花する時期まで肥料が効き続けてしまい花の質が悪くなりがちです。成株でこれ以上は大きくしたくない場合は、施さなくてもよいでしょう。

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