ミランディ バラ-一輪咲きでビロードのような黒赤色HT種-イパネマおやじ

ミランディ (Mirandy) は、1輪咲きのハイブリッドティ系統のバラです。濃厚なダマスク系の香りと、コンパクトにまとまりやすい樹形で、育てやすいのも人気の理由です。株は半直立状によく伸びて、強健な品種です。花名はアメリカで、人々に愛された女性の名前にちなんでいます。

ミランディはハイブリッドティー系統のバラです

少し黒味のある濃赤色でビロードのような花弁

  • ベイサルシュートは太く、真っ直ぐに伸長するので素直で扱いやすい。
  • 樹高が120cm位でベイサルシュートの生長が止まり、扱いやすい樹形になる。
  • 肥料は少し控え気味にした方が順調な開花をします。
  • コンパクトな樹形なので鉢植えにも適する。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。
  • うどんこ病の防除→うどんこ病は、生きた植物にしか寄生しません。植物にカビの菌が住みついて葉っぱが白くなる病気です。
  • 5~6月、9~10月頃に発生しやすく、ほとんどの植物が発症する可能性があります。カビが繁殖して白くなった部分は光合成を上手く行えないので、放置しておくと葉が枯れ、繁殖した菌が他の植物へ移り被害が悪化します。
  • うどんこ病は、自然治癒する病気です。初期段階であれば、重曹などを溶かした水を散布することでカビの繁殖を抑え、自然治癒を促すことができます。
  • 特に夏や冬の期間は治癒力が高くなるので見つけ次第駆除していきましょう。

段落の仕切りライン大

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剣弁のハッキリした端正なバラですね

ハッキリした剣弁の花弁です

雨に濡れて光るミランディ

雨上がりのミランディ 濃い赤色が紫色のようにみえる

ミランディの新芽の葉は赤味がかっている

新芽の葉色も赤味がかっていますね

ツボミが開く直前のミランディ

ツボミが開く姿 すでに花弁のサイズは大輪ですね

ミランディの花弁はビロードのような光沢があります

雨に濡れて光る姿が美しいミランディ

ミランディは数輪の房咲きになる株もある

開花の時には弁裏が白味がかっている

深みのある黒赤色です

樹形がコンパクトにまとまり鉢植えにも適する

  • 作出国:アメリカ
  • 作出年:1945年
  • 作出者:Dr. Walter E. Lammerts
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー
  • 交配親:Night × Charlotte  Armstorong
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:剣弁高芯咲き
  • 花径:大輪(11cm・35~45枚)
  • 香り:強香
  • 樹形:半直立性
  • 樹高:130cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2014年10月

‍HT種だが時には数輪の房咲きになる場合もある

バラ園の風景:秋の横浜イングリッシュガーデン

春の横浜イングリッシュガーデンにて撮影

園芸メモ・バラの栽培用語:スタンダード仕立て⇒通常は、接ぎ木や芽接ぎで使用される台木は、数cmの長さですが、敢て台木を長くしたまま先端で接ぎ木や芽接ぎをかける仕立て方。長い1本の台木を使用することで、傘のような形に仕立てることができます。

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