アロエ ハーブ-一年中鑑賞できる多肉植物-イパネマおやじ

アロエ(Aloe)は、昭和の時代には一家に1鉢あったといえるほど各家庭で栽培されていました。昔から「医者いらず」と呼ばれて腹痛や火傷などに効く民間療法のハーブとして愛用されてきました。気温の高い時期に生長する、夏型の多肉植物です。冬季になると、黄色、オレンジ色、赤色、複色など多彩な花を咲かせます。

アロエは多肉植物です

寒さに弱いので鉢栽培が育てやすい

  • 分類:ススキノキ(ユリ)科アロエ属 / 原産地:南アフリカ・アラビア半島・マダガスカル島
  • 学名:Aloe 
  • 別名:アロエ・ベラ、キダチ・アロエ、キダチロカイ
  • 園芸分類:多年草、常緑低木・高木 / 耐寒性(やや弱い~普通)、耐暑性(やや弱い~強い) 
  • 草丈:5~200cm
  • 苗の植え付け・植え替え:5月~9月
  • 株分け:5月~9月
  • 挿し木:5月~8月
  • 開花期:12~3月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター) ※記載している各適期は温暖地での目安です。(温暖地以外の場所は、環境に合わせた栽培を確認してください)  

イラスト

特徴

アロエの仲間は、アフリカ南部からアラビア半島、マダガスカル島を原産とする多肉植物です。紀元前からエジプトやギリシャなどでされ、下剤として利用されていました。日本へ渡来したのは鎌倉時代とされ、当時よりアロエ・ベラやキダチ・アロエなどが栽培されていたそうです。切り傷、火傷、ひび割れなど家庭用治療薬として親しまれてきました。

近縁種

  • アロエ・アルボレスケンス (A. arborescens)→キダチ・アロエと呼ばれ、一般的にアロエといえばこの種のことを指しています。家庭園芸で観賞用に栽培され、最も普及しているであろう品種です。冬になると茎を長く伸ばして、筒の形をした鮮やかな紅色の花を、穂状に咲かせます。暖地なら屋外でも栽培が可能ですが、鉢植えで育てる方が多いようです。葉肉の汁は火傷、虫さされに民間療法として広く知られています。
  • アロエ・ベラ (A. vera =A. barbadensis)→「真の」という意味で、ホンアロエとも呼ばれます。 非常に古くから(古代エジプトの壁画に描かれている)利用されています。このページでは、代表してベラを紹介しています。ゼリー状の葉肉は、シロップ漬けやヨーグルトなど多くの食用をはじめ、化粧品、民間療法の治療薬など幅広く利用されています。葉肉は肉厚で苦味も少なく食用に適しています。
  • アロエ・ノビリス(A. nobilis)→「不夜城」という園芸名が付いています。茎は太く、葉も厚みがありロゼット状に広がり高さは30~40cmに生長します。長い花茎に橙赤色の花を咲かせます。
  • アロエ・ストリアータ(A. striata)→葉の長さが50cmで葉幅10cm、葉肉の厚さ1cmと平べったい葉の縁にはトゲなが無くて、白や淡いピンクの縁取りが入っている。
  • アロエ・ディコトマ(A. dichotoma)→ナミビアが原産地で、高さが10m、幹の太さが1mになる、アロエ属の中で最も大きくなる種の一つです。花期は冬で、茎の先がら総状花序を出して、黄色い花を咲かせます。多肉の茎は、水タンクの役割をして雨が降らなくても1年以上は生きることができます。和名は、たかろかい(高蘆薈)と呼ばれます。
  • アロエ・プリカティリス(A. plicatilis)→多肉でトゲが無く、長い舌状の葉が扇の形に整然と並ぶ美しいアロエです。葉は白い粉を帯びた青緑色でロゼット状に生長した葉姿は、小・中鉢植え向きですが本来は木質の幹があり、高さが3~5m位になります。花茎には、5cmほどの紡鐘型の赤い花が、総状に咲きます。寒さには比較的、強いので温暖地であれば庭植えにできます。
  • 特徴
  • 肉厚の葉を持つ多肉植物で、南アフリカからアラビア半島、マダガスカル島で約400種が分布しています。自生地は砂漠、高原、草原など広域に渡っています。一見サボテンに似ていますが、別の植物です。大きさも20~600cmを超えるものまであり、葉の色や形は様々です。
  • 皮をむくと、中ははゼリー状の葉肉が詰まっています。薬効のある種は、400種類の中で、約20種に満たないそうです。全てのアロエが薬効がある訳ではありません。

アロエは強健な植物です

家庭用の万能薬として利用されたハーブ

  • 適応
  • 抗菌作用、新陳代謝を促す、血液浄化、美肌効果、便秘
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 刺身、天ぷら、焼き物、酢の物、ヨーグルトに入れて
  • 用土
  • 水はけの良い土が適しています。
  • コンテナ・鉢植えの場合、多肉植物用または観葉植物用の培養土、または腐葉土2:赤玉土7:川砂1の割合で混ぜた土を使います。
  • 地植えの場合、植え付けの1週間程前に、深さ30cm以上に土を耕して、掘り起こした土に土壌改良用の腐葉土と赤玉土などを(1㎡当たり2~3kg / 土壌の2~3割位の配合比率)を混ぜ込んで水はけのよい土壌を作っておきましょう。
  • 水はけの悪い土に植えていると、梅雨から夏の暑い時期に蒸れて茎が腐ってしまい、根元から倒れてしまうことがあるので注意しましょう。
  • 肥料
  • コンテナ・鉢植えの場合、4月~9月の生育期に(真夏を除く)、10日に1回の割合で液体肥料を与えるか、緩効性化成肥料を1ヶ月に1回程度、株元に置肥します。
  • 地植えの場合、定植後の追肥は、4月~6月、9月に緩効性化成肥料を置肥します。
  • 置肥は植物の根に直接肥料が触れないように注意しましょう。

アロエは薬用に利用できる

  • 挿し木
  • 適期は、5月~8月です。挿し穂には、仕立て直しの際に切り取った茎を利用するとよいです。茎から水分が出ますから2~3日の間、切口を日陰で乾かしてから用土を入れた鉢に挿します。
  • 切り口を、十分に乾かしておかないと雑菌が入って腐ることがあります、挿し木の直後は根が無いのでグラついて倒れやすいので支柱を立てて補強をしましょう。
  • 植え替え
  • コンテナ・鉢植えの場合、2年に1回は植え替えが必要です。
  • 適期は5~9月の生育期です。春に植え替えると秋までに株が生長して丈夫になるので、霜がなくなる春先になってから実施するのが良いでしょう。
  • 株分け
  • 適時期は5~9月です。
  • 株分けは、植え替えの際に行います、親株の周りに子株ができるので、一旦鉢から抜いて親株をナイフなどで切れ目を入れて分けます。
  • 水やり
  • 乾燥に強く、水が少しくらい不足しても枯れることはありません。春から秋までは土の表面が乾いたらタップリと与えるようにしましょう。
  • 冬はほとんど水をやらなくても大丈夫です。冬期以外は、月に3回くらい与える程度で充分育ち特に屋外で育てる場合は冬には水をやる必要はありません。
  • その方が半休眠状態になり、寒さによく耐えます。室内で管理する場合は、気温に応じて適宜水やりを行えばよいでしょう。

アロエは食用にも利用できる

ハーブの仕切りライン

初心者にも育てやすいハーブ

  • 手入れ
  • 丈夫な植物ですから、特に手入れの必要はありません。
  • 草丈が高くなリ、下部の葉が落ちてバランスが悪くなったら仕立て直しをします。株の上部を30cm程度の長さで切り取り、切り取った株は挿し木をします。先端のなくなった下の株はワキから新芽が伸びて多くの葉を出します。
  • 病気→特になし
  • 害虫→アブラムシ、カイガラムシ 春から秋にかけて葉に白い虫がへばりついている事がありますこれはカイガラムシです。放置しておくと葉の栄養を吸い取ってしまうので、発見したら歯ブラシなどで、こすり落としてください。
  • 収穫
  • 葉は随時、収穫が可能です。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい環境を好みます、よく日に当てたほうが、株も丈夫になり耐寒性もつきます。
  • 日照不足になると茎がひ弱になり、葉の下の方から枯れてきます。
  • 寒さには、弱いのですが多少の低い温度には耐えます。(越冬温度は5℃前後、水やりを制限すれば(0℃~3℃)鉢植えであれば冬になり0℃以下の外気になったら室内に取り込んでやりましょう。寒さで弱ると、葉の縁が茶褐色に変色してきます。日常より観察して、早めに室内に取り込みましょう。

ハーブの仕切りライン