シオン Tatarian aster は、朝鮮半島、中国北部と東北部、モンゴル、シベリアのアムール川地方に分布しています。日本に渡来したのは古く、薬草としてですが花が美しいので観賞用として栽培が盛んになりました。日本では、九州や中国地方に野生化したシオンが自生しているのが見られます。古い時代というのは、源氏物語にも記述があるので、少なくとも平安時代には栽培されていたことになります。

シオンの開花期は9月中旬~10月です

シオンは春に芽吹いて秋に花を咲かせる宿根草

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  • 分類:キク科・シオン属 / 原産地:日本、朝鮮半島、中国北部、モンゴル
  • 別名:(和名:紫苑)
  • 学名:Aster tataricus
  • 英名:Tatarian aster
  • 園芸分類:多年生草本
  • 草丈:160~200cm
  • 開花期:8月下旬~10月 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • 冬には茎葉は枯れて、土中の根の部分だけ越して、春に芽を吹いて秋に花を咲かせる宿根草です。山野のやや湿り気のある草原意自生して、秋になると直径3cm位の淡紫色を基本に、白、ピンク、えんじ色、紅色などがあり、小花を多数咲かせます。ノコンギク、ミケマルスデージ、ユウゼンギク、チョウセンシオンなども仲間です。
  • 近縁種
  • 総称して宿根アスターとは、「ミカエルマス・デージー」と呼ばれる鮮やかな色合いの花を咲かせるものと、「孔雀アスター」の名で総称される小さな花が無数に咲くタイプのものとがあります。
  • 花壇で多く栽培されているのは、北米原産のアメリカシオン(和名:ネバリノギク)が多いです。それ以外にも草丈の低い種や早咲きの品種もあります。
    強健性で、花壇の花というイメージより山野に自生する大型の野菊という植物です。近年は、純然たる野生種の数が減少しており、環境省の絶滅危惧Ⅱ類に属しています。
  • 中国でいう、紫苑(しおん)はシソ科の別の植物のことで、当品種とは別の植物です。

シオンはキク科の植物

  • 適応
  • 去痰、せき止め、利尿 (去痰の有効成分、サポニンを含んでいる)
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、定植する場所の土をよく耕して腐葉土を混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植え付けの時に用土の中に緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきます。
  • 芽出しの春と、花後の秋の年2回、表土に緩効性の化成肥料を置肥します。

シオンは花丈30~200cmです

  • 植えつけ
  • 適期は、春が3月中旬~4月、秋が10月中旬~11月中旬です。
  • 水はけがよく、適度に水持ちのよい湿り気のある土壌が適しています。

  • 植え替え
  • 適期は芽出し直前の、2月~3月です。生育旺盛で、鉢の中が根詰まりしやすいので毎年植え替えをしましょう。
  • 地植えの場合、基本は必要ありませんが、3年に1回は堀り上げて株分けしましょう。

シオンの増やし方は挿し芽と株分け

  • 株分けで増やす
  • 適期は芽出し直前の2月~3月です。3年に1回は堀り上げて株分けしましょう。
  • 挿し芽で増やす
  • 適期は、5月~6月です。新芽の先端を挿します。茎の中程の部分でも根月ますが、先端より生長が劣る。

シオンは夏緑性多年草です

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。過湿を避けるために、毎日習慣として水を施すのは避けましょう。
  • 手入れ
  • 病気→うどんこ病、さび病、宿根アスター菌核病
  • 宿根アスター菌核病は、春に茎が茶色く腐ったようになり、枯れてしまいます。腐った茎の中には3mm位の茶色や黒の菌核があり、他へ感染するので見つけ次第に切り取り、焼却処分などにしましょう。
  • 害虫→ハモグリバエ(エカキムシ)、アワダチソウグンバイ、アザミウマ、アブラムシ
  • 切り戻し→枝を増やして花数を増やすために、5月から6月に半分を残して上部を切り取ります。
  • 花がら摘み→花後の枯れた花や茎の上部を切り取ります。
  • 支柱たて→草丈が長くなり、茎が倒れやすくなったらそれぞれ1本ずつよりも、あんどん仕立てにして支柱をまとめた方がよい。注:あんどん仕立て・アサガオによく使われている支柱。

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

根茎をよく洗って天日干しをすると生薬の紫苑になる

  • 収穫
  • 秋になったら10~11月頃に堀り起こし、根と根茎をよく水洗いして、天日干しで乾燥させます。乾燥させたものが生薬の紫苑(しおん)です。
  • 紫苑には独特の臭いが有、舐めると少し甘い味がして、徐々に苦味が出てきます。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。半日陰でも育つが、花つきが悪くなったり茎が発育不良で細くなったり間伸びすることがあります。
  • 西日や真夏日の直射に当たるのを避けましょう。蜂を移動してやりましょう。
  • 地植えの場合、定植前に場所をよく見極め、それでも日当たりが厳しい場合は、寒冷紗などで直射日光を遮るようにします。
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