• パセリ-parsley は、古代ギリシャ・ローマ時代から薬用植物として、あるいは料理用として栽培されてきました。
  • 栽培の起源はイタリアで、少しずつ周辺地域に広がっていき、17世紀にはヨーロッパ全体に普及したと言われています。
  • 葉や茎に強い香味があり、よく料理に利用されます。利用の起源はローマで、この時代に最も利用されたハーブの一つとされています。

パセリはセリ科オランダゼリ属のハーブです

葉はニンジンに似て濃緑色で細かく縮れている

  • 分類:セリ科オランダゼリ属 / 原産地:ヨーロッパ南東部
  • 学名:Petroselinum crispum
  • 別名:ヨウセリ {和名・オランダゼリ (和蘭芹)}
  • 2年草・半耐寒性(~-5℃) / 草丈:20~70cm
  • 開花期:5月~7月 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • 日本には、18世紀にオランダ人が持ち込んだのが始まりです。それでオランダゼリと呼ばれ、長崎で栽培されていました。
  • 因みにアメリカへ渡ったのは、これより後で19世紀でしたが普及は早かったそうです。日本やアメリカの種は、葉が細かくカールしている縮葉種が普及していますが、ヨーロッパでは原種に近いとされる、平葉種が一般的です。平葉種は見た目が、セロリやミツバの葉に似ています。
  • 初夏に花茎を伸ばし、先端には緑黄色の小さな花を咲かせます。葉色は濃緑色で、茎はよく枝分かれします。収穫は大きくなった葉から摘み取っていきます。
  • 一年を通して、収穫できるので一株植えておくと便利です。農家などで、広く栽培されている品種:(地域性や収穫時期を、考慮して選定されている)
  • 品種
  • パラマウント、グランドパセリー、中里パセリー
  • ※家庭で栽培するには、耐暑性・耐寒性があり、季節を問わず育つ品種を選ぶのがよいでしょう。
  • 近縁種
  • イタリアンパセリ( P.neapolitanum)→葉は縮れず平らで強い香りと苦味があり、洋風料理の香り付けに使われます。
  • ハンブルグパセリ(P.saticum)→白っぽいニンジンのような形で、肥大した根を食用にします。

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今日のハーブ・タイトル

パセリは葉や茎に強い匂いを持っています

香りは爽やかだが少し苦味があるハーブ

  • 適応
  • 抗菌、殺菌、強壮、利尿、抗アレルギー
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 肉・魚介・野菜料理など幅広く利用、生でサラダやスープ、パスタに散らしたり、パセリバター、ハーブオイル
  • 用土
  • パセリは酸性の土壌を嫌うので、庭植えの場合は、植え付ける前の土壌に石灰を混ぜ込んで酸性を中和しておきます。それと、水はけの悪い土壌(特に粘土質)も、上手く育たないので注意してください。土質の改良には砂や腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。
  • 鉢植えの場合は、腐葉土3:赤玉土(小粒)7の割合いで混ぜた土を使います。
  • 肥料
  • パセリは酸性の土壌を嫌います。
  • 庭植えの場合は、植え付ける前に石灰をよく混ぜ込んで酸性を中和します。また、水はけの悪い土壌では育ち難いので要注意です。特に粘土質の土壌は適しませんので、腐葉土や砂などを混ぜ込んで土質を改良する必要があります。
  • 鉢植えの場合は、腐葉土3:赤玉土(小粒)7の割合で混ぜた土を使います。

パセリは古代ギリシャ・ローマ時代から薬草として利用された

  • タネまきで増やす
  • 適期は、春が4~5月・秋は9~10月が発芽に適した時期です。
  • タネまきの前日に、タネを一晩水に漬けておきます。蒔く時に注意するのは、パセリは発芽に光が必要なのでタネが乾燥しない程度に出来るだけ薄く土をかぶせます。(2~3mm程度)

  • 植え替え
  • 特に必要はありません。
  • パセリは直根性(太い根があまり枝分かれしない性質)なので苗が小さい時は植え替えが出来ますが大きく生育してからだと、掘り上げても根が切れてしまい、根付きが難しいです。もし植え替える場合は、根を切らさないようにしましょう。
  • 植えつけ
  • 植え付ける時に、ゆっくりと効果が出てくる粒状の肥料を予め土に混ぜ込んでおきます。

パセリはセリ科の二年草です

パセリは葉や茎に強い香味があり、いろんな料理に使えるハーブ

  • 水やり
  • 少し乾燥に弱いので、春から秋にかけての生育期間は、干上がらせないように注意して土の表面が乾いたらタップリと水を与えます粘土質の土壌などで根元に水が滞留している環境では、根腐れすることがあるので水はけの良い状態にしましょう。
  • 手入れ
  • 次々と芽が出て生育が旺盛なので、肥料を切らさないようにします。
  • 初夏になると花茎を伸ばして花をつけ、そのままにしておくとトウ立ちして株が弱ったり、葉の数が少なくなったり、枯れてしまうこともあります。但し2年草なので花茎を摘んでもタネ蒔きから、丸1年が経つと枯れてしまいます。採種をしないのならば、花茎は早めに摘んでおきましょう。
  • 追肥は生育の状態を見ながら液体肥料を与えるようにします。
  • 病害虫→軟腐病、ヨトウムシ(夜盗虫)
  • 軟腐病は多湿で発生しやすい病気です、水はけの良い土壌に植えて、頻繁に枝を刈り込んで風通しを良くしてやりましょう。
  • ヨトウムシは夜行性で大変やっかいな害虫です、葉や茎を丸ごと食べてしまいます。夜行性で、日中は土の中に潜んでいます。株元を軽く掘り起こして、見つけて除去しましょう。葉についているのを見つけて元から切り落とす、または薬剤(オルトラン粒状)を散布してやる。散布した後も定期的にチェックしましょう。
  • 収穫
  • 大きくなった葉を摘み採って収穫します。一枝から10枚位にして、枝の生育に支障をきたさない様に、採り過ぎに注意しましょう。
  • 夏場になると葉が硬くなりがちなので、若い芽のうちに採って新しい芽を出させるようにしてもよいでしょう。
  • 日当たり
  • 日なた・明るい日陰を好みます。よく日に当たると葉は色濃く硬めになり、明るい日陰だと柔らかい葉に育ちます。
  • 真夏の強い日差しは避けたいものです、庭植えの場所は、事前に夏の日当たりを考慮して決めたいものです。鉢植えの場合は、日差しをみながら置き場所を移してやりましょう。
  • 寒さには強いので(5℃以上)冬越しが出来る地域であれば、鉢植えの場合は霜が降る場所は避け、軒下などに移しましょう。
  • 庭植えの場合は、地面が凍らないように腐葉土などで土の表面を覆ってやるか、寒冷地では防寒用のネットを掛けるなどの対策をしましょう。

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