マツバボタン 季節の花-春に植え付けて秋まで開花-イパネマおやじ

  • マツバボタンは、開花期の6月頃になると茎を伸ばして、分枝した茎頂部に花径3~4cmの花を咲かせます。丸みのある5枚の花弁に、中心に多数の雄しべと雌しべを伸ばします。茎が地表を這うように横へ広がり、株分かれしながら咲き続けます。道端や、砂利の多い歩道の脇などの、乾きやすい環境でも丈夫に育ちます。ほとんど手入れの必用がなく、栽培するのが簡単な植物です。
  • 豊富な花色があり、一重咲きから八重咲きに、万重咲きなどの多彩な花形で楽しませてくれます。環境が合えば、こぼれダネでも毎年花を咲かせます。本来は原産地などでは、非耐寒性多年草ですが国内では一年草扱いされています。基本的には一年草扱いですが、古くから栽培されているジュエル(’Jewel’)という品種は耐寒性があり、霜が少なければ冬越しする品種もありす。

ガーデン風景イラスト

  • 育てPOINT
  • こぼれ種でも増えるほど強い繁殖力があるので、水はけがよくてやや乾燥気味の場所へ直まきしたら、元気に発芽して丈夫に育ちました。他に増やす方法は7月上旬に植木鉢に挿し芽をしたら、簡単に根付いて2週間程で開花しました。

マツバボタンは南ブラジル原産

春まきすると初夏から秋まで咲き続ける

  • 分類:スベリヒユ科スベリヒユ(ポーチュラカ)属 / 原産地:ブラジル、アルゼンチン
  • 別名:日照り草、爪切り草
  • 学名:Portulaca grandiflora
  • 園芸分類:一年草 / 耐寒性(やや弱い)、耐暑性(弱い)
  • 草丈・樹高:10~25cm
  • タネまき:4月中旬~5月(発芽温度20~25℃)
  • 苗の植え付け:5~7月上旬
  • 開花期:6月~9月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター)
  • 注:記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。タネまきや苗植えの適期を表示していますが、大まかな目安です。最近の気候変動により、地方別(関東地方、東北地方など)の適時期表示は難しくなっています。栽培地別の気候は、気象庁のページなどを参考にしてください。
  • ※ 適期は発芽適温、生育適温などの数値を基準に判断してください。
  • 気象庁ホームページ:地域別の気候情報はコチラ https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/cgi-bin/view/index.php
  • 栽培方法:地植え、鉢植え ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
  • 特徴
  • マツバボタンの仲間は、世界の温帯~熱帯にかけて約100種が分布するスベリヒユ科スベリヒユ属の一年草です。その中でも、同属で近縁種のハナスペリヒユ(ポーチュラカ属)は園芸品種の中心となり広く栽培されています。近年は、強健で花付きのよい園芸品種が作出されています。真夏の強い日差しにも弱らずに花を咲かせ続けることから別名が「ヒデリグサ(日照り草)」とも呼ばれます。更に、茎を摘み取って挿すだけで簡単に発根するので「ツメキリソウ(爪切り草)」とも呼ばれる強健な植物です。
  • 花の美しさから世界中で栽培されていて、南アジアでは帰化植物として自生しています。日本へ渡来したのは江戸時代末期で、以来夏の花壇には欠かせない花として栽培されてきました。豊富な花色があり、一重咲きから八重咲きに、万重咲きなどの多彩な花形で楽しませてくれます。環境が合えば、こぼれダネでも毎年花を咲かせます。基本的には一年草扱いですが、古くから栽培されているジュエル(’Jewel’)という品種は耐寒性があり、霜が少なければ冬越しします。
  • 近縁種
  • ハナスベリヒユ(Potulaca umbraticola)→マツバボタン(P. grandiflora)やスベリヒユ(P. oleracea)の品種又はこれらの交配種、あるいはタチスベリヒユ(P. oleracea var. sativa)の変異種などとして扱われる。マツバボタンの花に似ているが、葉の幅が広いのが特徴。多くの園芸品種が、流通している。草丈5~20cmで、花径8~15mm。花色は白色、黄色、黄色と赤色の複色、オレンジ色、紫色など。

マツバボタンは開花期間が長い花

夏の強い日差しにも花を咲かせる

  • 用土
  • コンテナの場合、市販の草花用培養土に鹿沼土(小粒)を2割混ぜ込んだ土、または赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に、市販の草花用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します)水はけのよい土壌を好みます。
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して腐葉土2~3割を混ぜ込んで水はけのよい土壌を作っておきます。(更に水はけが悪い土壌なら川砂などを1~2割混ぜ込む)
  • 肥料
  • コンテナの場合、定植後の施肥は、6~9月(開花中)に、月3回リン酸分の多い液体肥料または骨粉入り固形油かすを月1回置肥します。
  • 地植えの場合、定植後の施肥は必要ありません。
  • 置肥をする際には、株元は避け枝先の端下の地表部にまきます。

マツバボタンは暑さに強い花

挿し芽で簡単に増やせる

  • タネまき
  • 適期は、4月中旬~5月です。平鉢にまくかポットまきにします。タネが細かく好光性なので覆土はしません。平鉢に蒔いたら地表から水やりしないで済むように鉢底から吸水させるとよい。平鉢まきの場合は本葉が2~3枚になったらポットに仮植えします。ポットに根が回ったら花壇や鉢に定植します。ポットまきも同様に、根が回ったら花壇や鉢に定植します。発芽温度は20~25℃です。
  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、5月~7月上旬です。
  • コンテナの場合、鉢底石を敷き、植え付けます。定植したら、用土を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 地植えの場合、定植したら植え付け直後にタップリと水を施します。株間は20~25cm空けて植え付けます。
  • 挿し芽
  • 適期は、6~8月です。新芽を6~7cmで切り取り、挿し穂にします。(サイト内 詳細ページ

マツバボタンは一年草

仕切りラインハーブ大

  • 水やり
  • コンテナの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。過湿に弱いので、控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。
  • 手入れ
  • 病気・害虫→特になし
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 日陰などの多湿な環境では、根腐れを起こしやすくなります。

ガーデン風景:

ガーデン風景

仕切りラインハーブ大