ペチュニア 季節の花-春から5月に植え付たら秋まで咲く-イパネマおやじ

ペチュニア ( Petunia ) は春になると、分枝した枝先の葉の付け根から花柄を延ばして、花径4~10cmの花を付けます。花形は、基部が筒状で花びらは5裂して漏斗形に開きます。春から秋までの長い間、次々と花を咲かせ続けます。花色は、白、黄、ピンク、紫、濃いローズ色や複色など多彩な色合いが楽しめます。秋まきにすると、翌春の早い時期から開花して、長く花を楽しめました。(地植えの場合、地域により防寒対策は必要)

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  • 育てPOINT
  • ペチュニアは、春まき(秋まきも可)の一年草です。花色が豊富、開花期が長い、そしてタネは小さいが丈夫で生育が早く比較的育てやすい草花です。夏の花壇を彩る植物の中でも、最も人気のある草花の一つです。夏の終わりに、枝を1/2程度の長さに切り戻すと、秋には再び多くの花を咲かせます。
  • 温暖地であれば、霜を避けることで冬越しは可能です。ただ、2年目以後は病気が発生したり、花色が劣化したり咲かないことも多々あります。一年草として扱い、毎年植えれば手間もかからず美しい花が育てられます。

ペチュニア

春から秋まで次々と花を咲かせる

  • 分類:ナス科ペチュニア(ツクバネアサガオ)属 / 原産地:南アメリカ中東部・亜熱帯~温帯
  • 別名:ツクバネアサガオ
  • 学名:Petunia  
  • 園芸分類:一年草・多年草 / 耐寒性(やや弱い)、耐暑性(普通)
  • 草丈・樹高:10~30cm
  • タネまき:3月中旬~4月、9月中旬~10月上旬(秋まきは温暖地以南では可能)
  • 苗の植え付け:3月中旬~5月(育苗後または市販の苗が流通する)
  • 挿し芽:5月~6月、9月~10月(真夏と真冬を除けば可能)
  • 開花期:4月~10月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター)
  • 注:記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。タネまきや苗植えの適期を表示していますが、大まかな目安です。最近の気候変動により、地方別(関東地方、東北地方など)の適時期表示は難しくなっています。栽培地別の気候は、気象庁のページなどを参考にしてください。
  • ※ 適期は発芽適温、生育適温などの数値を基準に判断してください。
  • 気象庁ホームページ:地域別の気候情報はコチラ https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/cgi-bin/view/index.php
  • 特徴
  • ペチュニアの仲間は、メキシコから中南米にかけて約35種が分布するナス科の多年草です。これらを元に、ヨーロッパやアメリカで品種改良が盛んに行われ多様な品種が作出されてきました。従来は、タネから育てる実生系のみでしたが、1980年代になり匍匐性の品種が作出されてから、挿し芽で増やせる栄養系の園芸品種が生まれました。以来、とても雨に弱かった実生系品種とは異なり、雨に強くて丈夫に育つ品種が流通するようになってからペチュニアの人気が高まりました。最も品種改良が盛んな園芸品種の一つで、国内で流通している数は約1400品種とされています。
  • よく似た花形で、以前はペチュニア属に分類されていた「カリブラコア」があります。1990年に小輪多花性の28品種が分離されカリブラコア属として分離された種です。現在はナス科の別属ということになりますね。
  • 近縁種・園芸品種
  • ペチュニア・バカラ シリーズ(Petunia Baccara Series)→雨に強い中輪咲きで、花色が豊富な品種シリーズ。実生系。
  • ペチュニア・サフィニア シリーズ(Petunia Suffinia Series)→栄養系品種の元となった品種シリーズ。1989年に発売され初の栄養系品種で、多くの園芸品種の元となった貴重な種。
  • ペチュニア・ファンタジー シリーズ(Petunia Fantasy Series)→小輪咲きのシリーズ。実生系。
  • ペチュニア ’カリフォルニア・ガール’(Petunia ‘California Girl’)→大輪咲きで、黄色い花を咲かせる。実生系。

ペチュニア

長く開花するので施肥を小まめに

  • 用土 水はけのよい弱酸性土壌を好みます。
  • 鉢植えの場合、市販の草花用培養土、または赤玉土(小粒)5:腐葉土2:酸度未調整のピートモス2:パーライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に、市販の草花用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します)
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して腐葉土1~2割を混ぜ込んでおきます。(水はけが悪い土壌なら川砂などを1~2割混ぜ込む)
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、3月中旬~10月のタネまき後から開花中、月1回緩効性化成肥料を置肥します。加えて、1週間~10日に1回、液体肥料を施します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、3月中旬~10月のタネまき後から開花中に、月1回緩効性化成肥料を置肥します。
  • 置肥をする際には、株元は避け枝先の端下の地表部に撒きます。
  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、3月中旬~5月です。日当たりと風通しのよい場所に植え付ける。
  • 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
  • 鉢植えの場合、鉢底石や軽石を敷き植え付けます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植木鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施し、風通しのよいb所に置きます。
  • 地植えの場合、定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。株間は30cm以上空けて植え付けます。
  • 植え替え 多年草の品種は植え替えます
  • 適期は、3月中旬~4月中旬です。梅雨入りの1ケ月前位がよい。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を軽く崩して古い根を切り取り、新しい用土と元肥を入れた一回り大きな鉢に植え替えます。
  • 地植えの場合、基本は必要ありません。但し、2年目位からあまりよい花が咲かなくなるので、新しい苗を購入するか、挿し芽から作り直した方がよいでしょう。

南アメリカ原産

 

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日当たりと風通しのよい場所を好む

  • タネまき
  • 適期は、3月中旬~4月、9月中旬~10月上旬です。(秋植えは温暖地のみ可能)タネがとても細かいので風などに飛ばされないよう注意して、平鉢やピートバンに蒔くと発芽させやすいです。タネまきしたら、好光性なので覆土はしません。本葉が3~4枚出たら、ポットに仮植えして根が回ったら定植する。秋まきした場合、ポット苗のまま日当たりのよい場所で、霜除けして冬越しする方がよいでしょう。
  • 切り戻し
  • 適期は、梅雨入り前です。茎の長さ1/2程を目安にデコボコに切り取ります。緩効性化成肥料の置肥を忘れずに施しましょう。夏になると、再び茎を伸ばして多くの花を咲かせます。
  • 挿し芽
  • 適期は、5月~6月、秋は9月~10月です。
  • 切り戻した枝先を8cmの長さで切り取り、花と下葉を取り除き挿し穂にします。1時間程水揚げしたら、清潔な赤玉土(小粒)の挿し床に挿します。
  • 水やり
  • 梅雨時期や夏は葉っぱに水がかからないように注意しましょう。
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
  • 鉢植えの場合、夏場は土の表面が乾いたら、鉢底から少し流れ出るくらいタップリと水を施します。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。

ペチュニア

  • 手入れ
  • 摘芯→植付けした2週間後に、茎が伸びてきたら枝数を増やすために行います。伸びた茎の3節程を残して、枝先を切り取ることで、側芽が新しく伸びて花数を増やせます。
  • 切り戻し→適期は梅雨入り前に、茎の長さ1/2程を目安にデコボコに切り取ります。緩効性化成肥料の置肥を忘れずに施しましょう。夏になると、再び茎を伸ばして多くの花を咲かせます。
  • 花がら摘み→花後の枯れた花は茎の元から切り取ります。
  • 病気→灰色かび病、うどんこ病
  • 害虫→アブラムシ
  • 日当たり
  • 日当たりと風通しのよい場所を好みます。

ガーデン風景:

花壇の風景

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