ヒポエステス 観葉植物-葉に白色やピンクの斑模様が入る-イパネマおやじ

ヒポエステス (Hypoestes) は、葉全体に白色やピンク色の斑点が入るのが特徴です。花を咲かせる品種もありますが、基本は葉の美しさを楽しむ観葉植物です。地植えで育てるのも可能ですが、寒さに弱いので冬には軒下や室内へ移動できる鉢植え栽培がよいです。葉に斑点が入っている様が、ソバカスのように見えることから、別名をソバカスソウ(雀斑草)とも呼ばれます。

観葉植物

寒さに弱いので場所を変えながら育てる

  • 分類:キツネノマゴ科ヒポエステス属 / 原産地:マダガスカル
  • 別名:ソバカスソウ(漢字表記:雀斑草)
  • 学名:Hypoestes 
  • 園芸分類:多年草 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:20~100cm
  • タネまき:4月中旬~5月中旬
  • 苗の植え付け:5月~8月(育苗後または市販の苗が流通する)
  • 植え替え:5月~8月
  • 挿し木:5月~8月
  • 栽培方法:コンテナ(植木鉢、プランター、ハンギングバスケット) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
  • 特徴
  • ヒポエステスは、アフリカ、オーストラリア、マダガスカルを中心とした熱帯地域に約40種が分布する、キツネノマゴ科ヒポエステス属の多年草です。
  • 近縁種
  • ヒポエステス・アリスタータ (Hypoestes aristata)→原産地はカメルーン、赤道ギニア。常緑多年草で草丈120cm程。原産地では屋外で育つ多年草だが、国内の寒さでは冬越しできないので、鉢栽培や温室栽培されている。
  • ヒポエステス・フィロスタキア (H. phyllostachya)→原産地はマダガスカル島。常緑多年草で草丈は50cm程。葉は卵形で、白色やピンク色の斑模様が入る。9月~12月に葉脇から花茎を伸ばして花序を見せ、紅紫色の唇形の小花を咲かせる。

ヒポエステス

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)/ 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • コンテナの場合、市販の観葉植物用培養土または赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 肥料 
  • コンテナの場合、鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、5月~9月の間2ケ月に1回程度緩効性化成肥料を置肥、または月3~4回薄めの速効性液体肥料を施します。
  • 植物の根に直接肥料が触れないように注意します。真夏(7月~8月)や冬の施肥は控えます。

キツネノマゴ科

寄せ植えやハンギングバスケットが見映えする

  • タネまき 発芽適温は20~25℃
  • 適期は、4月中旬~5月中旬です。
  • 箱まき(セルトレイが便利)かポリポットまきで、市販のタネまき用土か赤玉土(小粒)を敷きつめ、数粒をまいたら覆土は3mm程の厚さにします。乾燥しないよう水やりをしながら、風通しのよい日陰で管理します。
  • 弱い苗を間引きながら本葉が2~3枚になり茎がしっかりしたら、ポリポットに移して仮植えします。ポリポットまきの場合(箱まきからポットに移植した苗も同じ)、薄めの液体肥料を施しながら本葉が5~7枚になって茎がしっかりしたら、コンテナに移して定植します。
  • 苗の植えつけ
  • 適期は、5月~8月です。
  • コンテナの場合、鉢底石を敷き、「用土」の項目で準備しておいた先程の土をコンテナに入れます。育苗したポリポットから根鉢を抜き取り、軽く崩して古い土を落としてから植え付けます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリの水を施します。(65cm深型プランターだと3株が目安)
  • 植え替え
  • コンテナの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を1/3程軽く崩して古い根を切り取り、新しい用土を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。植え替え直後にタップリの水を施します。
  • 挿し木
  • 適期は、5月~8月です。茎の先端を7~10cmの長さで切り取り、挿し穂にします。上部の葉を2~3枚残して下葉は取り除きます。(大きな葉は1/2位に切る)切り口を2時間程、水に浸しておきます。
  • 清潔な挿し木用土に挿して、土が乾燥しないようにみずやりをしながら、日陰で管理しましょう。数週間で発根して新芽が出てきます。本葉が5~6枚になって、茎が丈夫に育ったらコンテナに移して定植します。

暑さに強い

苗色大サイズ

春~秋は屋外で冬は室内で育てる

  • 水やり
  • コンテナの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。冬は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、4月~6月です。植え替えをしながら、長い間育てていると株姿が間延びしてきます。全体に1/3の草丈になるように、強めに切り戻して整えましょう。
  • 切り戻し→茎が伸び過ぎたら早めに切り戻します。
  • 花芽摘み→花芽が付いたら花穂を切り取ります。
  • 病気→炭そ病
  • 害虫→ナメクジ、ハダニ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みまが、長く直射日光に当たると葉焼けを起こします。
  • 春から秋の間は、屋外の風通しがよく柔らかい日光の当たる場所に置きましょう。晩秋からは、明るい日陰や室内のレースのカーテン越しに日が当たる場所に置きましょう。

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