セロリ 野菜-適度な温度を好むデリケートな野菜-イパネマおやじ

セロリは、地中海沿岸原産の一・二年草で生育温度が16~21℃です。極端な寒さや26℃以上の暑さになると、生育不良を起こすデリケートな植物です。茎に稜があり、真っ直ぐに伸長して草丈30~70cmになります。秋になると、10月~11月の長期間にわたって収穫が出来る野菜です。

セロリは香味野菜です

酸性土壌が苦手です

  • 分類:セリ科オランダミツバ属 / 原産地:ヨーロッパ、西アジア、インド
  • 別名:オランダ三つ葉
  • 学名:Apium graveolens
  • 園芸分類:一・二年草 / 耐寒性(やや弱い)、耐暑性(弱い)
  • 草丈:30~70cm
  • タネまき適期:5月~6月上旬
  • 苗の植え付け:6月中旬~8月
  • 収穫期:10月~11月
  • 栽培方法:地植え、鉢植え、プランター ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)

段落の仕切りライン緑

シャキシャキ野菜です

追肥を施して肥料切れを防ぐ

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)
  • なし
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • サラダ、煮物
  • 用土
  • 鉢植えの場合、市販の野菜用培養土または赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。酸性土壌が苦手なので、苦土石灰を混ぜ込みます。(10リットル当り10~20g)
  • 地植えの場合、植え付けの2週間程前に、深さ30cm以上に土を耕して苦土石灰を混ぜ込んでおきます(1㎡当り150g→多めの1握り)さらに、植えつけの1週間程前に、土壌改良用の牛ふん堆肥や腐葉土を(1㎡当り4~5kg)、野菜用化成肥料を(1㎡当り150g/15:15:15)混ぜ込んでおきます。土を混ぜ込んだら、畝幅約090cm×畝高10cmの平畝を作っておきます。
  • 肥料 
  • 用土に、市販の野菜用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します。
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として化成肥料を(10L当り10~20g)混ぜ込んでおきます。鉢底石を敷いて、苗を定植後の施肥は、月2~3回薄めの速効性液体肥料を施すか、2~3週間に1回、固形油かすか化成肥料を(1株当り10g)置肥します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として化成肥料を混ぜ込んでおきます(用土の項目で混ぜ込み済み)定植後の施肥は、月2~3回薄めの速効性液体肥料を施すか、2~3週間に1回、固形油かすか化成肥料を(1株当り20~30g)置肥します。
  • 肥料の3要素は、化成肥料15:15:15を使います。

セロリはタネまきで育てる

  • タネまき
  • 適期は、5月~6月上旬です。
  • 種子が小さいので、覆土はタネが風で飛ばない程度に薄くする。水やりで流れやすいので注意しましょう。発芽するまでの約2週間は、新聞紙をかぶせて乾燥を防ぎます。
  • 箱まき(セルトレーが便利)かポリポットに2~3粒まきします。箱まきの場合は本葉が2~3枚になったらポリポットに仮植えします。ポリポットに根が回ったら花壇や鉢に定植します。ポリポットまきも同様に、本葉が5~7枚になったら、花壇や鉢に定植します。(65cmプランターだと3本が目安)
  • 花壇に直まきしてもよいです。まき溝を付けて、3~5cm間隔の筋まきにします。間引きながら、株間20~30cmで1本立ちさせる。
  • 植え付け 
  • 苗の植え付け適期は、6月中旬~8月です。(生育適温は16~21℃)直根性なので、根鉢を崩さず傷めないように植えつけましょう。深植えにならないよう、根鉢の表土が少し盛り上がるようにする。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き、根鉢を崩さずに植え付けます。定植したら、「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。(65cm深型プランターだと2~3株が目安)
  • 地植えの場合、「用土」の項目で準備した畝へ植え付けます。根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。定植したら、タップリと水を施します。株間は20~30cm空けて植え付けます。日当たりや風通しがよく、西日を避けた場所を選びましょう。

セロリは苗植えで育てる

水やりはタップリと多めに

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾く前にタップリと水を施します。(乾燥すると生育不良を起こします)
  • 水はけが悪いと根腐れを起こすので、水はけのよい土壌を作りましょう。
  • 地植えの場合、マルチングをして乾燥を防ぐようにしましょう。よほど乾燥が続かない限り基本的には必要ありません。
  • 手入れ
  • 脇芽かき→植え付け後30日後になると、生育が旺盛で下葉が伸びて株元から脇芽が伸びてきます。株元を丈夫に育てるために、脇芽と下葉は早めにかき取りましょう。
  • 病気→苗立ち枯れ病、軟腐病、葉枯れ病
  • 害虫→キアゲハの幼虫、クロモンキノメイガ、トマトハモグリバエ、ヨトウムシ
  • 収穫
  • 適期は、10月~11月頃です。外葉と株を丸ごと収穫するか、必要な分だけ外葉を摘み取って収穫します。育ち過ぎると、筋が出て硬くなるので草丈40cm位が収穫適期です。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 盛夏には、西日や真夏日の直射に当たるのを避け、半日陰の涼しい場所が理想です。鉢を移動してやりましょう。(本来少し冷涼な気候を好む)

公園の風景:

山下公園の風景

段落の仕切りライン緑