• スイレンは、水中に根茎を置き水面に葉を浮かべ花を咲かせる水生植物です。公園の池などで見られるスイレンの多くは、耐寒性のある温帯スイレンの園芸品種です。日本で自生するスイレン属の原種はヒツジグサの1種だけです。明治時代に園芸品種が渡来して以来、現在では多くの園芸品種があります。
  • スイレンの花名は、蓮(はす)と同じように、花が夕方から朝まで閉じることから睡蓮(すいれん)と名付けられました。

スイレンは水生多年草です

温帯スイレンと熱帯スイレンに大別される

  • 分類:スイレン科スイレン属 / 原産地:世界の温帯・熱帯地域
  • 別名:
  • 学名:Nymphaea spp.
  • 英名:Water lily
  • 園芸分類:水生多年草 (浮葉植物) / 耐寒性、耐暑性 
  • 草丈:10~30cm (品種により異なる)
  • 開花期:5~10月 (品種により異なる)
  • 栽培方法:水耕栽培

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  • 特徴
  • 多年生の水生植物で、世界の亜熱帯、熱帯地域に約40種が分布しています。性質は2種類に分類されます。一つは、温帯に自生する種を元に作出された、寒さに強い耐寒スイレンと、一方は主に熱帯地域に分布している種を交配親として作出された熱帯性スイレンに大別されます。
  • 耐寒性スイレン→日本の公園などで見られるスイレンは、耐寒性のある「温帯スイレン」です。葉は直径30cm程の円形で柔らかい曲線を見せます。丸みのある葉形で、太い根茎が横に長く伸びて柔らかい花色の花を水面に浮かべるのが特徴です。花は昼咲き性で、日が高く上るころには花弁を閉じます。屋外で越冬するので、通年水を切らさないように管理します。但し、寒冷期になって株を凍らさないように注意しましょう。
  • 熱帯性スイレン→熱帯地域に自生する種を元に作出されたのが「熱帯スイレン」です。日当たりを好み、暑さに強く寒さに弱い品種群です。水温が15℃以下になると、衰弱したり枯れてしまうこともあります。葉は円形だが縁が波打ちギザギザ状になっているのが特徴です。花茎を水面から出して、花を咲かせます。休眠期に入ると、屋内温度を10℃前後に保ち、安定した水温を維持する必要があります。
  • 自生種(園芸品種ではない種) スイレン科スイレン属 
  • ヒツジグサ(Nymphaea tetragona Georgi)→公園や池などで見かけるスイレンは、ほとんどが園芸品種ですが、ヒツジグサは日本にも自生する温帯スイレンです。浮葉植物の多年草。開花期は6~9月で、花径3~7cm。葉は根生して長柄の浮葉になる。浮葉は長さ15cm程の楕円形。株による繁殖はしないで種子でのみ増えます。

スイレンには耐寒性と耐暑性がある

熱帯スイレンは地植えでは育てにくい

  • 適応・(ハーブ、漢方としての適用) / 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • 苗の植え込み鉢の場合、田んぼの土が最適ですが、入手できないときは、市販の水生植物用の培養土を使います。他には、荒木田土または赤玉土(小粒)を練りこんで使ってもよい。
  • 肥料
  • 苗の植え込み鉢の場合、適期は6~10月、3~4週間に1回、緩効性化成肥料または発酵済み油かすを土の中に埋め込む。

  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、温帯スイレンが3~5月、熱帯スイレンが5~7月です。
  • 苗の植え込み鉢の場合、4号鉢以上の平鉢(駄温鉢)に根鉢を崩さないように植え付けます。鉢に植え付けたら、水を張っておいた直径40cm以上のスイレン鉢(または陶磁器の大鉢など)に入れます。水位は、鉢土の表面~水面までの深さを10cm以上~20cmに保ちましょう。
  • 耐寒性スイレンを地植えする場合(熱帯性は除く)、浅めに植えるか水位を調整して、葉が深く沈み込まないように注意する。葉の柔らかい沈水葉の場合、冬~春の時期は葉がしっかりと水につかるように、水位を調整します。
  • 植え替え・株分け
  • 適期は、温帯スイレンが3~5月、熱帯スイレンが5~7月です。
  • 苗の植え込み鉢の場合、根が詰まりやすいので1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を崩さずに、そのまま一回り大きな鉢に植え替えます。

スイレンは春~秋に開花する

花を水面から出して直立して咲くタイプと水面に浮かぶタイプがある

  • 増やし方
  • 株分けで増やす→適期は、温帯スイレンが3~5月、熱帯スイレンが5~7月です。植え替えと同時に作業します。1株に1芽が付くようにナイフなどで切り分けます。傷んだ根を取り除き、生きている根は切り取らないように注意しましょう。
  • 水やり
  • 水耕栽培なので必要ありません。ただし、スイレン鉢の水位には注意が必要です。

スイレンは草丈30cm前後です

  • 手入れ
  • 花がら摘み→花後の咲き終わった花は閉じてうなだれるので、花茎ごと切り取ります。
  • 枯れ葉取り→葉が黄色く変色したら、葉の付け根から切り取ります。葉が増えすぎて重なるように茂る場合も、間引くように切り取ります。
  • 害虫→アブラムシ、ヨトウムシ

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 半日以上は日に当たる場所を選びましょう。水面下の株元まで日が届くようにすると、よい花が咲きます。

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