コレオプシスは12月までに植えておきたい花 季節の花-キク科

コレオプシスは、長く伸ばした細い茎の頂部に花径2~6cmの小輪の花を咲かせます。花弁の中心部の筒状花と周囲の舌状花から成り、コスモスによく似た花姿です。花色は黄色、オレンジ色、ピンク色、赤色など多彩な花色があります。

コレオプシスはキク科です

あまり手間がかからず育てやすい

  • 分類:キク科コレオプシス(ハルシャギク)属 / 原産地:アメリカ、アフリカ
  • 別名:キンケイギク、ハルシャギク
  • 学名:Coreopsis 
  • 英名:Tickseed, Caliopsis
  • 園芸分類:多年生草本 / 耐寒性 
  • 草丈:30~90cm
  • 開花期:5月~9月
  • 栽培方法:地植え、鉢植え

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  • 特徴
  • 南北アメリカ、アフリカを中心に約100種類以上が分布しています。花後はタネができて枯れてしまう一年草と、枯れずに冬を越して毎年花を咲かせる多年草の2つのタイプがあります。
  • 近縁種
  • ハルシャギク(Coreopsis tinctoria)→北アメリカ中西部の原産。一年草で、北米の原産。花径4~5cmで草丈100cm、黄色の花弁の中心部に茶褐色で舌状花をみせる。
  • キンケイギク(C. basalis)→北アメリカ中西部の原産。花径4~6cm広い花弁をもち中心部に紫褐色の舌状花をみせる。草丈は60cm程で開花期5~6月。
  • イトバハルシャギク(C. verticillata)→北米に分布。花径5cm程の頭頂花をつけ、花色は淡い黄色~濃い黄色。矮性品種で草丈は90cmくらい。
  • グランディフロラ(C. grandiflora)→北アメリカ中南部の原産。花径6~8cmで草丈60cm。
  • ロゼア(C. rosea)→北アメリカ中西部~中南米、熱帯アフリカに分布。イトバハルシャギクを少し小型にした園芸品種。花色はピンク色で花径1.5cm程。
  • 注:オオキンケイギクについて・環境省が発表した「外来生物対策」によると、生きたままの運搬や栽培、譲渡を禁止しています。生命力が強く在来種の生育場所を奪い、環境を一変させるというものです。

コレオプシスは草丈30~90cm

肥料いらずで丈夫な植物です

  • 用土
  • 水はけがよければ土質はあまり選びません。
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、土をよく耕して腐葉土を混ぜ込んでおきます。水はけをよくするためにパーライトを混ぜ込んでもよい。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植えつけの際に用土の中に元肥として緩効性の化成肥料を少しだけ混ぜ込んでおきます。多肥は好みませんが、春は4~6月、秋は10月に月1回程度緩効性の化成肥料を置肥します。または液体肥料を週1回程度施してもよい。
  • 地植えの場合、植えつける前に元肥として有機質肥料の堆肥を混ぜ込んでおきます。基本的に追肥の必要はありません。

クリスマスの風景

一年草はタネまきから多年草は苗から

  • 植えつけ
  • 適期は、春が3月~4月、秋が10月です。
  • 植え替え
  • 適期は、春が3月~4月、秋が10月です。
  • 鉢植えの場合、多年草は根詰まりを起こしやすいので1~2年に1回程度は一回り大きな鉢へ植え替えるか株分けをします。2~3芽を1株に束ねて植えつけます。
  • 増やし方
  • タネまきで増やす→一年草タイプはタネまきで増やします。適期は9月中旬~10月。春にまくこともできます。発芽適温は20℃前後なので、秋は早まきに注意。ビニールポットや育苗箱、花壇へ直まきでもよいでしょう。土は浅くタネが薄く隠れる程度。本葉が4枚程になったらポット上げして、さらに本葉が7~8枚になったら定植します。
  • 株分けで増やす→適期は、春が3月~4月、秋が10月です。多年草タイプのみ株分けで増やします。

コレオプシスはコスモスに似ている

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。過湿を避けるために、毎日習慣として水を施すのは避けましょう。
  • 手入れ
  • 花がら摘み:花後の枯れた花がらは早めに摘み取ります。
  • 支柱たて:高性の品種は茎が細いので草丈70~80cm以上になったら、倒れやすいので支柱を設置しましょう。
  • 病気→べと病
  • 害虫→アブラムシ

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コレオプシスは別名がハルシャギクです

  • 日当たり
  • 日当たりと風通しのよい場所を好みます。

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