エリゲロンは12月までに植えておく花 季節の花-ゲンペイコギク

エリゲロンは、色々な種類の仲間があります。ゲンペイコギク(源平小菊)は咲き進むにつれて、花色が白色から赤色へ変化することから名付けられました。花期になると、細かな枝が多く分枝した茎の先に、花径2cm程の花を咲かせます。この頭状花は、中心部の黄色い筒状花と、花弁のように見える舌状花が集って形成されています。小菊の花姿によく似ていますね。

エリゲロンはキク科の植物

花壇や鉢植えでお馴染みの草花

  • 分類:キク科ムカシヨモギ属 / 原産地:北アメリカ~中央アメリカ
  • 別名:ゲンペイコギク、ヨウシュアズマギク(漢字表記:洋種東菊)、カルビンスキアヌス
  • 学名:Erigeron karvinskianus
  • 英名:Fleabane
  • 園芸分類:多年生草本 / 耐寒性 
  • 草丈:30~40cm
  • 開花期:5月~7月 
  • 栽培方法:地植え、鉢植え、ハンギング

画像の段落ライン

  • 特徴
  • 北・中央アメリカが原産で、世界中に約200種類以上が分布しています。日本でもよく見かける、ハルジオンやヒメジオン、高山植物のアズマギクは海外から渡来したものが、帰化して野生植物となっているものです。
  • 一般的にエリゲロンとして流通栽培されているのは、スペシオサ種やカルビンスキアヌス種の園芸品種が中心です。元はロッキー山脈からニューメキシコにかけて自生している植物です。

エリゲロンは多年草です

耐寒性に優れ暖地なら防寒対策は不要

  • 用土
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。市販の草花園芸用の腐葉土は配合の手間がかからず便利です。
  • 地植えの場合、土をよく耕して腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植えつけの際に用土の中に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきます。3~6月頃と、秋は9月頃に追肥として緩効性の化成肥料を表土にまきます。
  • 地植えの場合、植えつける前に元肥として有機質肥料の堆肥を混ぜ込んでおきます。追肥としえ、3月と9月に油かすや骨粉などの有機質肥料を地表にまきましょう。

エリゲロンは丈夫な植物

タネまきと株分けで増やせます

  • 植えつけ
  • 適期は、春が3月~6月、秋が9月~11月です。
  • ポット苗か株分けの苗を、株間20cm位で植えつけます。
  • 植え替え・株分け
  • 適期は、春が3月~6月、秋が9月~11月です。
  • 鉢植えの場合、株分けを兼ねて1~2年を目安に植え替えましょう。
  • 地植えの場合、毎年は必要ありませんが、株が混み合うと風通しが悪くなり、蒸れて腐りやすくなるので2~3年に1回は株分けしましょう。
  • 増やし方
  • タネまきで増やす→適期は、春が2月下旬~3月中旬、秋は9月中旬~10月中旬にまきます。10月下旬~11月までに、ポットか育苗箱などに仮植えして、霜や寒風の当たらない場所で管理して、花壇などへの定植は早春にした方が安心です。
  • 株分けで増やす→植え替え・株分け の項目を参照。

エリゲロンはグランドカバーにも適する

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。
  • 地植えの場合、植えつけ後しばらくの間は、乾燥しないように水やりをしますが根付いたら、よほどの日照り続きでなければ必要ありません。
  • 手入れ
  • 切り戻し→花後の7月頃に、枝を切り込んで風通しをよくします。
  • 病気→特になし
  • 害虫→アブラムシ、ハモグリバエ 見つけ次第早めに薬剤散布や駆除をしましょう。

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

温室の風景

  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。午前中は直射日光、午後から半日陰でも育ちます。
  • 耐寒性は強く、暖地での防寒対策は必要ありません。
  • 元々は乾燥気味の土地が原産なので、湿気は嫌がります。

画像の段落ライン