マニントンマウブランブラー バラ-樹勢の強さと可憐な花色-イパネマおやじ

マニントン マウブ ランブラー (Mannington Mauve Rambler) は、イギリスのマニントン・ホールの庭園で発見されました。ライラック色のつるバラで、希少な花色を持つ品種です。

ライラック色のポンポン咲き

樹勢が強く初心者にも育てやすい

  • 円錐状の房咲きになり、花つきがとてもよい。
  • 野生種の強さを持つバラなので、ほぼ放任でも元気に育ちます。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。
  • 病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、より順調な生長が促進されます。
  • ただし、ハダニには弱いので日常から対策をしましょう。
  • ハダニの防除⇒基本的に効果が見込めるのは水攻めで、できれば農薬散布よりも水攻めで防除するのがお勧めです。
  • シリンジ(霧吹き、噴霧器を使って葉っぱに水分を与えること)で繁殖力を弱める
  • 朝夕の水やりの際に、葉裏を勢いよく洗い流すようにして水やりをする

段落の仕切りライン大

※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

一季咲きの小輪花

淡い紫色というかライラック色は他のバラではお目にかかれない希少な花色ですね

枝の伸長は400cm以上

このバラを育てるには公園みたいな広大な庭が必要ですね

円錐状の大房になって咲く

放っておいたら、枝先は4mどころか、どこまでも伸長しそうです

つる樹形の横張りタイプ

イギリスのマニントン・ホールで自然に自生しているのを発見

  • 品種名:マニントン マウブ ランブラー Mannington Mauve Rambler
  • 作出国:イギリス
  • 作出年:2001年に、L. Walpole が発見
  • 作出者:2007年に、Ashdown Roses Historical Archive が発表
  • 系統:[Misc. OGR・・] ミサレイニアス・オールドローズ(分類等が不明な種)
  • 交配親:The Garland × 不明種
  • 咲き方:一季咲き
  • 花形:ポンポン咲き
  • 花径:小輪(3cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:つる樹形の横張りタイプ
  • 樹高:400cm
  • 撮影:横浜イングリッシュガーデン 2017年5月

注:マニントン・ホールとは・・・イギリスのノーフォーク州にある、ウォルポール男爵家の邸宅。

枝は細くてしなやかなので誘引しやすい

バラ園の風景:春の横浜イングリッシュガーデン

横浜イングリッシュガーデンの風景

  • 園芸メモ・バラの栽培用語:グランディフローラ⇒
  • モダンローズの品種群の系統の一つ。
  • ハイブリッドティー・ローズとフロリバンダ・ローズの交配によりアメリカで誕生した系統。
  • 大輪咲きだが花付きがよく、樹勢に優れているものが多い。
  • ただし、従来のハイブリッドティー・ローズとの識別がつき難いことから、系統として認めていない国も多い。

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