バラの手入れをして、待ちに待った花が咲いた時のうれしさは、苦労が報われたようで感動しますね。せっかく咲いた花を、1日でも長く美しい状態で楽しみたいものです。

神代植物公園の風景

日常の管理で最も大切な管理は摘芯(ピンチ)です

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  • 花がら切り
  • バラの花が終りかけたら、次の花のために花がらを切り取ります。四季咲きバラは、次の花を咲かせるまでの間、以下のような習性があります。
  • 花が終わりかけた時に切ると、開花中の枝が懸命に水を吸い上げるので早く芽が出る。
  • 浅く切るほうが早く芽が出る。花枝を長く残し、花首の直下で切ると早く芽が出る。花枝の下部(深く)で切ると芽が出るのが遅くなる。
  • 花がらを切ると、40~45日(その時の気温が影響する)で再び開花します
  • 花がらを切った後、新芽が2本出てきたら1本にする。二番花を咲かせる新芽が2本出てきたら、5cm伸びたときに1本にします。この頃は梅雨の時期になっているので、風通しを浴することは、病気の防除になります。

摘心(てきしん)→最も生長が旺盛な、主枝の先端にある頂芽(ちょうが)を摘み取ること。頂芽の生長点が無くなると、わき芽や側枝が勢いよく生長を始めます。樹高を整え枝数を増やす効果があります。ピンチ、芯止めともいいます。

摘蕾(てきらい)→大きな花を咲かせたり、結実させる数を調整するために、不要な蕾(つぼみ)を摘むこと。

摘花(てきか・てっか)→果樹や果菜に多くの花が咲いて、全ての花が結実すると株の負担となるので、不要な花を摘んで結実する数を調整すること。

  • 新苗のピンチ(摘心)
  • ピンチとは、植物の枝先を摘むことです。
  • 春に植えた新苗は、開花したりツボミがついています。
  • 株を早く成株にするために、すべての花を咲かせるのではなく、ツボミを摘み取ったり枝先の芽を摘み取るピンチを行います。

  • なぜピンチ(摘芯)が大切なの?
  • 先端が摘み取られた枝は、葉腋から新たに枝を伸ばします。枝数を増やし、早く株を太らせることで、病気に強くなる。
  • 適切な個所を摘み取ることで、分枝を促すとともに葉数も増やし樹高が高くなり、株が充実します。

摘芯 夏の選定

バラのピンチは摘蕾を兼ねている

バラのピンチは、主に四季咲き性の品種に対して行うことが多い。これは、枝先を摘むことは同時に蕾(ツボミ)を摘むことになります。

四季咲き性のバラは、次から次へとツボミをつけて花をつけるため、つるバラや一季咲きの品種と比べると、生長が遅れがちになります。枝や葉を増やして株を丈夫に太らせることが、バラ栽培の基本ですからツボミを摘んで花を咲かせないようにして、まず株作りをすることが大切です。

ハードピンチとソフトピンチの2種類がある

ハードピンチ⇒堅くなった枝をピンチする場合、ハサミを使うのをハードピンチ。

ソフトピンチ⇒もう一つは柔らかい枝先を、手で摘み取ることをソフトピンチといいます。爪を立てないように、指先で優しく摘み取りましょう。この方法で摘み取ると、やがて目立たなくなります。なるべく枝が柔らかい時期にソフトピンチをしましょう。

大輪品種の摘蕾

大きな花を咲かせたいときは、側蕾を摘みます。

大きな花を咲かせたいハイブリッドティなどの大輪種は、ツボミが3~5ヶついたら真ん中のツボミを残して、小さな側蕾を摘み取ります。(適期はツボミが小さいときに、手でかき取ります)

ブラインドシュートの処理

花が咲かないブラインドシュートは先端を摘み取ります。

新しく伸びだした新梢の中で、ツボミをつけない枝のことをいいます。通常は新しくシュートが伸びたら先端には、ツボミがついて花を咲かせます。原因は、株に力がないためバラが体力の消耗を抑えるためにツボミをつけないのだと考えられています。賢いですね・・ほんとに!

以前は、ブラインドシュートが発生するのは好ましくない現象と考えられていましたが、近年の解釈は、本当はそれが株にとってよいことだとされています。

※伸びた枝に花芽がついていなかったら「枝先の柔らかい部分を、手で摘み取ります」

  • 二番花の花がら切り 
  • 大きな5枚葉の上で切る。
  • 花枝の中ほどの大きめの5枚葉の上で切ります。
  • 花枝が分枝して伸びた側枝は、つけ根から切り取る。
  • 三番花の花がらは、花首だけを摘んでおきます。その後は、秋の花のための夏剪定になる。

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ベーサルシュートのピンチ

  • ベーサルシュートとは、根元から勢いよく伸びだしている太い枝のことです。このベーサルシュートは将来は、バラの主枝になって株の骨格となる大切な枝に生長します。
  • ベーサルシュートをピンチしないで放置すると、先端にホウキ状に花が咲きます。もし咲いた場合は、先端の花を切り取りましょう。

台芽を切り取る 

台芽→株元の接ぎ木苗の台木から出る芽のことです。

接ぎ木苗を植えた際に、たまに根元から台芽(わき芽)が出ることがあります。そのまま伸ばすと、メインの株の栄養が不足して健全に生長してくれません。見つけたら、根元から切り取ります。何度も発生を繰り返しても、速やかに切り取ります。

バラ園の風景:春の京成バラ園

春の京成バラ園の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:摘蕾(てきらい)⇒大きな花を咲かせたり、結実する数を調整するために、不要な蕾(つぼみ)を摘み取ること。

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