サントリナ ハーブ苗-香り成分に防虫効果がありポプリにして利用|イパネマおやじ

サントリナ cotton lavender は、葉に芳香があり、全草にサントリナオイルという香気成分を含んでいて香水用の香料として利用されます。多くの品種があり、主に観賞用としてハーブガーデンや花壇で広く栽培されています。

サントリーナの別名はコットン・ラベンダー

キクに似た香りには防虫作用がある

  • 分類:キク科ワタスギギク属 / 原産地:地中海沿岸
  • 学名:Santorina chamaecyparissus
  • 英名:cotton lavender
  • 別名:サントリナ・カマエキパリッスス、コットン・ラベンダー、(和名:ワタスギギク・綿杉菊)
  • 常緑低木・半耐寒性(~-10℃) / 草丈:20~50cm
  • 開花期:5~7月 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 近縁種
  • 最も代表的なサントリナ・グリーン(Santolina virens)→葉は緑色で細かい針状をしていて、明るい黄色の花を咲かせる
  • レモンクイーン・サントリナ(S.chamae-cyparissus ‘Lemon Queen’)→クリーム色の花が密生して咲く
  • サントリナ・カマエキパリックス(S.chamaecyparissus)→葉茎が綿毛で覆われ、スギの葉のような形に似ている。イトスギのような、と形容される
  • ローズマリー・サントリナ(S.rosmarinifolia)→ローズマリーのようなヤナギ状の灰緑色の葉をつける
  • 特徴
  • ガーデニングには、個性のある銀緑色の葉が美しく、花壇のポイントになるのでよく栽培されます。葉は互生して、縁に鋸歯があり綿毛が密生して銀緑色をしています。葉の形がフリンジラベンダーに似ていることからコットンラベンダーと呼ばれていますが、ラベンダー(シソ科)とは全く異なる植物です。
  • 長く伸びた茎は細く、黄色の頭花を付けますが花数は少ないのが特徴です。
  • 比較的耐寒性があるので、関東以南の暖地であれば露地栽培が可能です。
  • キクに似た香り成分には防虫作用があり、ドライフラワーにして室内に吊るしたり、乾燥させた葉枝を細かくしてポプリにします。
  • 利用するのは、クラフトが多く薬草や料理には利用されません。

サントリーナは常緑性の低木

  • 適応
  • 防虫作用
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • 水はけがよければ、特に土は選びません。腐葉土2:赤玉土4:ピートモス3:川砂1にしてみました。少し乾燥気味の土壌を好みます。
  • 肥料
  • 基本的には控えめでよい、春から初夏の生育期に有機質の肥料を、秋に株元を耕して腐葉土か堆肥を施しましょう。
  • 梅雨時などの高温多湿な時期は株が弱っているので肥料は与えません。肥料を与えすぎると、銀色が薄れるといわれるので量を控えましょう。

サントリーナはキク科ワタスギギク属

サントリナを増やすのはどんな方法があるの?

  • タネまきで増やす
  • 春まきがまは4~6月・秋まきが9~11月です。
  • タネからの栽培よりは苗から育てるのが一般的です、また挿し木でふやす例が多いです。

  • 苗の植えつけ
  • 5月下旬~6月下旬が適期です。
  • 秋に挿し木したものは、霜や寒風の当たらない場所に移して管理しましょう。
  • 挿し木で増やす
  • 適期は4月下旬~6月です。根が付くまで約1ヶ月かかるので、水を与えて風通しのよい半日陰で育てましょう。

サントリーナは香水の原料になる

個性あるシルバーの花姿は花壇の中で映えます

  • 水やり
  • 水やりは、鉢植えの場合は、表面が乾いたら与える程度で乾燥気味に育てましょう。
  • 地植えにする場合は、水はけの良い場所を選びましょう。地植えの場合は、水はけの良くない土壌では、高畝にして水はけがよくなるようにしておきましょう。
  • 夏場の盛夏に土が乾いた場合に与えます。
  • 手入れ
  • 春から生育が旺盛になり、次々と花を咲かせ枝葉が密に茂り、内部が蒸れた状態になり枝葉が枯れ込みやすくなります。混み合った部分の花茎ごと刈り取って風通しをよくしましょう。
  • 開花時期に収穫も兼ねて全体の半分くらいにするつもりで、思いきって刈り込みましょう。
  • 残った部分の枝葉に付いた花が枯れてきたら、手で摘み取って株を整えておきましょう。
  • 病気→特になし
  • 害虫→特になし

※ ハーブの栽培手入れ⇒トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 収穫
  • 5~7月の花の咲く時期に花茎ごと切り取ってポプリやドライフラワー用にします。葉の収穫は一年を通じて可能です。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 鉢植えの場合は、寒冷地でなければベランダなどでも育ちますが室内に取り込むほうがよいでしょう。