シロヤマブキ 季節の花-光沢のある黒色の実を付ける-イパネマおやじ

シロヤマブキは、花期の4月頃になると新しい枝の先に、花径3~4cmの4弁花を付けます。秋になると、光沢のある黒色の果実を付けた様子は、黄葉とのコントラストが美しく観ていても

シロヤマブキ

丈夫で育てやすい花木

  • 分類:バラ科シロヤマブキ属 / 原産地:日本、朝鮮半島、中国東部
  • 別名:(漢字表記・白山吹)
  • 学名:Rhodotypos scandens
  • 園芸分類:落葉低木 / 耐寒性(強い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:100~300cm
  • タネまき:9月~11月
  • 苗の植え付け:11月~3月(1月の厳寒期を除く)
  • 植え替え:11月~3月(1月の厳寒期を除く)
  • 挿し木:6月上旬~7月
  • 開花期:4月~5月
  • 果期:9月~10月
  • 種の採取:秋から冬に熟した果実を採取
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター)
  • 注:記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。タネまきや苗植えの適期を表示していますが、大まかな目安です。最近の気候変動により、地方別(関東地方、東北地方など)の適時期表示は難しくなっています。栽培地別の気候は、気象庁のページなどを参考にしてください。
  • ※ 適期は発芽適温、生育適温などの数値を基準に判断してください。
  • 特徴
  • シロヤマブキは、日本、朝鮮半島、中国東部に分布するバラ科シロヤマブキ属の落葉性低木です。山野草の趣があり、清楚な白色の花が美しい植物です。ヤマブキという、よく似た花木がありますが別属の植物です。シロヤマブキの花は4弁で枝先に付くのに対して、ヤマブキは枝の腋に5弁花を付けるという違いがあります。国内で自生しているものは少なく、島根県や中国地方の瀬戸内海側の山地、香川県、兵庫県、福井県の限定された地域のみ自生しています。環境省の絶滅危惧種IB類に指定されています。絶滅危惧種に指定されていますが、挿し木や実生によって比較的簡単に増やすことができるので、園芸店などで苗が流通しています。
  • 花名は、ヤマブキに似ていることに由来していますが、シロヤマブキはシロヤマブキ属、ヤマブキはヤマブキ属です。シロヤマブキは、一属一種という植物で、シロヤマブキ属に分類されているのは当種のみです。

バラ科

排水性と保水性のよい土壌が適する

  • いい苗の選び方
  • 園芸店などで売られている鉢植えは、運搬や移動などで体力が落ちています。鉢植えを購入してきたら2~3日の間、日当たりの良い場所に置き光合成をさせて元気を回復させましょう。
  • 葉と葉の間がつまっていて徒長していない
  • 葉の色が濃くてハリがある
  • 葉の裏や茎に病班や虫の痕跡がない
  • 株にぐらつきがないか
  • 根っこがしっかり張っているか
  • 用土
  • コンテナの場合、市販の花木用培用土7:赤玉土(小粒)3:または赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、植え付けの1週間程前に、深さ30cm以上に土を耕して、掘り起こした土に土壌改良用の腐葉土と赤玉土(または完熟のパーク堆肥)などを混ぜ込んでおきます。
  • 肥料 
  • コンテナの場合、苗を定植後の追肥は、2月中旬~3月に、緩効性化成肥料か固形の骨粉入り油かすを置肥します。
  • 地植えの場合、定植後の追肥は、2月中旬~3月に、緩効性化成肥料か固形の骨粉入り油かすを置肥します。

落葉低木

  • タネまき
  • 適期は、秋~冬に果実が熟したら採取します。果肉を取り除いてタネを取り出します。
  • タネまき用土は、赤玉土(小粒)5:調整済みピートモス2:バーミキュライト3:などが代表的な配合。他には、ピートモスは保水性、通気性に優れ肥料分がなく、比較的清潔な用土ということから、種まき用土として最適な有機質用土です。 種まき用として使用する際は、酸度の調整されたピートモスを使用することをお勧めします。
  • ポリポットまきする場合、2~2.5号ポリポットにタネまき用土を入れ、3粒をまいたら覆土します。本葉が5~7枚になって茎がしっかりしたら、花壇やコンテナに定植します。(冬の厳寒期はフレームで保護して春に定植するのが望ましい)
  • タネまきする前日より、1晩水に浸しておきます。開花までには、2~3年かかります。
  • 植え付け
  • 適期は、11月~3月(1月の厳寒期を除く)です。
  • コンテナの場合、鉢底石を敷き、「用土」の項目で準備しておいた土をコンテナに入れます。根鉢の根を傷めないように植え付けます。根を土になじませて定植したら、植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 地植えの場合、「用土」の項目で準備しておいた土壌に植え付けます。根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリと水を施します。
  • 植え替え
  • 適期は、11月~3月(1月の厳寒期を除く)です。
  • コンテナの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を軽く崩して古い根を切り取り、新しい用土を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 地植えの場合、基本は必要ありません。
  • 挿し木 
  • 適期は、6月上旬~7月です。新枝の先端を7~12cmの長さで切り取り挿し穂にします。挿し床の用土は、清潔で栄養分の少ないものが適しています。市販の挿し木用土、または鹿沼土、パーライト、ピートモス、バーミキュライトなど保水性のよいものを使いましょう。挿し穂は、1時間ほど水に浸して水揚げしておきます。挿し床の用土は、事前に水をかけて湿らせておきます。
  • 風通しのよい明るい日陰に置いて、水を切らさないように管理して発根を待ちます。

樹高2m以上

段落の仕切りライン

極端な乾燥が続けば水やりをする

  • 水やり
  • コンテナの場合、土の表面が乾いて白っぽくなったら、株の根元の土に、鉢底から水が流れ出るくらいタップリと施します。冬期は、やや乾かし気味で控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 地植えの場合、降雨のみで基本的には必要ありません。
  • 種子の採取
  • 花後の秋~冬に、果実が実ります。黒く熟したら採取してタネを取り出します。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、落葉期の1月~2月です。春になると、芽吹いた新芽の枝先に花芽が分化して開花します。そのため、剪定は落葉期に行います。放置すると、低木とはいえ枝が伸びて200cmを超える高さになるので、適宜剪定して樹形をまとめます。
  • 病気・害虫→特になし
  • 日当たり
  • 暑さ、寒さに強い植物ですが、半日陰~西日の当たらない場所を好みます。
  • 西日に当たるのを避けましょう。コンテナは移動してやりましょう。
  • 地植えの場合、植えつける前に場所の環境をチェックして、それでも日当たりが厳しい場合は、寒冷紗などで直射日光を遮るようにします。

ガーデニング風景:

ガーデニング風景

段落の仕切りライン