ハツユキソウ 季節の花木-緑色の葉に雪が降ったような白色が染まる-イパネマおやじ

ハツユキソウ (Euphorbia Marginata) は、夏の開花期になると、暑さの中で葉に雪が降ったような白くなる姿がとても美しい植物です。

ハツユキソウ

耐暑性に優れ育てやすい植物

  • 分類:トウダイグサ科ユーフォルビア属 / 原産地:北アメリカ
  • 別名:(漢字表記:初雪草)
  • 学名:Euphorbia Marginata
  • 園芸分類:一年草 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:50~100cm
  • タネまき:4月中旬~5月
  • 苗の植え付け:5月~7月上旬 タネをまいたポット苗の葉が6~8枚に育ったら
  • 開花期:7月~10月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)

段落のライン大

  • 特徴
  • ハツユキソウの仲間は、北アメリカに分布する一年草です。北アメリカのミネソタ~テキサス、コロラド州の草原や牧草地に自生しています。葉に白色が混じる、美しい草姿に人気があり広く栽培されています。
  • 開花期の7月~10月になると、暑さの中で葉に雪が降ったような白くなる姿がとても美しい植物です。真っ直ぐに伸長した茎頂部に、多くの花序を出し小さな花を咲かせます。その花序は、トウダイグサ科特有の花序で杯状花序と呼ばれます。花軸と苞がカップ状になり、その中に花を咲かせるトウダイグサ科特有の花序のことです。
  • やせ地でも丈夫に育ちますが、チッソ分が多過ぎると葉の白い部分の発色が悪くなるので控えめにします。

トウダイグサ科

美しい葉色は切り花にも適する

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)/ 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • コンテナの場合、市販の草花用培養土または赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、植えつけの1週間程前に、土壌をよく耕して土壌改良用の牛ふん堆肥や腐葉土を(1㎡当り2~3kg)混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • コンテナの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。(用土に、市販の草花用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥の調整をしましょう)鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、月2~3回薄めの速効性液体肥料を施します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として緩効性化成肥料(1㎡当たり50g)を混ぜ込んでおきます。定植後の追肥は、少量の化成肥料を2ヶ月に1~2回施します。
  • チッ素分が多過ぎると、葉の白い発色が悪くなるので控えめにします。追肥の際は、植物の根や葉に直接肥料が触れないように注意しましょう。

北アメリカ原産

直根性で移植を嫌います

  • タネまき 発芽適温は20~25℃
  • 適期は、4月中旬~5月です。根が直根性で移植を嫌うので、直まきかポリポットまきにします。
  • ポリポットまきの場合、1ケ所に2~3粒まいて覆土は1cm程です。発芽するまでは、よく観察して水切れを起こさないように注意しましょう。
  • 直まきの場合、25~30cm間隔で1ヶ所3~4粒、覆土は1cm程です。弱い苗を間引きながら本葉が2~3枚になり茎がしっかりしたら、ポリポットに移して仮植えします。ポリポットまきの場合も同様に、本葉が5~7枚になって茎がしっかりしたら、花壇やコンテナに定植します。
  • 種の採取:花序の子房が膨らんで熟したら、垂れた果実から種子を採取できます。袋に入れて涼しい場所で保存して、タネまきの適期がきらら蒔きましょう。
  • 苗の植え付け
  • 適期は、5月~7月上旬です。
  • コンテナの場合、鉢底石を敷き、根鉢の根を傷めないように根鉢を崩さないように植え付けます。「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた先程の土をコンテナに入れます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリの水を施します。(60cmコンテナで2株が目安)
  • 地植えの場合、「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた先程の土壌に植え付けます。根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリと水を施します。(株間は30~50cm)
  • 植え替え
  • 直根性で移植を嫌うので、基本的には植え替えはしません。
  • 水やり
  • コンテナの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。長く雨が降らず乾燥が続く場合は施しましょう。
  • 手入れ
  • 摘芯→5月~7月に枝数を増やすために2~3回行います。生長をしてきたら、摘芯をしないと草丈が伸びすぎて株のバランスが悪くなります。
  • 支柱たて→草丈が長くなり、茎が倒れやすくなったら支柱を立てましょう。株元に土を寄せることでも安定します。
  • 病気→なし
  • 害虫→ハダニ
  • 日当たり
  • 日当たりと風通しのよい場所を好みます。

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