フダンソウ ハーブ-タネまき適期は4~10月-イパネマおやじ

  • フダンソウ(ふだん草)は、アカザ科の野菜で気温の高い夏季でも栽培が可能なので、暑い季節の貴重な葉野菜です。野菜として利用以外にも、葉色の美しさから観賞用のカラーリーフとしても人気があります。
  • 別名は、スイスチャードとも呼ばれています。栽培適温は15~20℃だが、少しぐらいの高温や乾燥にも強く丈夫で育てやすい植物です。葉は緑色ですが、葉柄は白色、黄色、赤紫色などカラフルな色合いは家庭菜園用として広く人気があります。育てたい株数が多い場合はタネまきから、少数だけ育てる場合は苗を購入するのが効率的です。

フダンソウはハーブです

フダンソウは夏季も丈夫に育つ

  • 分類:アカザ科フダンソウ属 / 原産地:ギリシャ、シチリア島
  • 別名:西洋フダンソウ、スイスチャード(漢字表記・不断草)
  • 学名:Beta vulgaris var.cicla
  • 園芸分類:一・二年草 / 耐寒性(強い)、耐暑性(強い) 
  • 草丈・樹高:30~35cm
  • タネまき適期:4月中旬~10月中旬
  • 苗の植え付け適期:5月~11月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください) 

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  • 特徴
  • フダンソウの栄養価は、カロテンにビタミン群とカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル分、そして食物繊維などを豊富に含んでいて、夏バテや高血圧の予防にもなると評価されています。見た目は、葉の表面が粗くて硬そうですが、食感と食味はホウレンソウに似ています。幼苗の時期は、カラフルなベビーリーフとしても楽しめます。

フダンソウは別名がスイスチャード

耐寒・耐暑性に優れて育てやすい

  • 料理・飲み物で楽しむ
  • サラダ、お浸し、炒め物
  • 用土 酸性の土を嫌います
  • 鉢植えの場合、市販の野菜用培養土または赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。酸性土壌が苦手なので、植え付けの約2週間前に、苦土石灰を混ぜ込んでおきます。(用土10L当り10~20g、65cmプランターは約12g)
  • 地植えの場合、植え付けの約2週間前に土をよく耕して、用土1㎡当たり、苦土石灰100g、堆肥2kg、化成肥料50gを一緒に混ぜ込んでおきます。
  • 土作りが済んだら、畝を立てます。畝幅は70cm、畝高は10cm位です。表面は水がたまらないように平らに仕上げましょう。

フダンソウは野菜として利用できる

  • 苗の植え付け  園芸店などで苗が売られている
  • 苗の植え付け適期は、5月~11月です。少数だけ育てる場合は苗から育てるのが簡単です。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷きプランターの8分目(上の縁から2~3cmの位置)まで、「用土」の項目で準備しておいた土を入れます。
  • 根鉢の根を傷めないように根鉢を崩さないよう丁寧に植え付けます。定植したら、植え付け直後にタップリの水を施します。(65cm深型プランターだと2株が目安)
  • 追肥→プランター栽培の場合、生育の様子をみて、規定量の2倍程度に薄めた液肥を水やりを兼ねて7~10日に1回施します。

タネまきは春から秋まで可能

  • タネまき
  • 適期は、4月中旬~10月中旬です。地植えの場合、掘り上げた土に対して、1㎡当り / 堆肥2kgと化成肥料150g、苦土石灰100gを混ぜ込んでおきます。土壌は畝を立てます。畝の幅は70cm位、高さは10cm位で、表面は水がたまらないように平らに仕上げましょう。(植え付けの2週間前には、土つくりを済ませる)
  • 発芽適温は、25~28℃です。タネの表皮には、発芽抑制物質が含まれているので、前日から一晩水に浸しておきます。
  • 子株を採取する場合は、株間15~20cmのまき溝をつけて筋まきします。大きく育てる場合は、株間30cm条間60cmで1ケ所に4~5粒を点まきします。発芽した葉色を見ながら、間引きして、本葉3枚の頃1本立ちにします。(発芽するまで、乾燥させないよう水をしっかりと施して管理しましょう)
  • ※ 条間(じょうかん)→畝に作物を植えつけた列を条といい、条と条の間隔を条間という。

フダンソウは育てやすい植物

  • 水やり
  • 鉢植え(プランター)の場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。比較的乾燥には強いので、表土が乾いてから2~3日待ってから施しましょう。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。
  • 収穫
  • 収穫期は、春から晩秋です。草丈10~15cmの頃に採取するとベビーリーフ、20~25cmで子株として採取できます。大株(草丈30cm位)に育ったら、外葉だけを摘み取るようにすると長く収穫できます。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。

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