ヒナソウの植え付け適期は5月と秋 季節の花-イパネマおやじ

ヒナソウは、春の訪れに先駆けて白地に薄青色の可憐な小花を咲かせる常緑多年草です。花色は多く見かける薄青色の品種の他に、白色の種類もあります。生育する土壌は、水はけはよいが、乾燥を嫌います。少し湿り気がある土壌を確保するために、山野草用の培養土をベースにして、保水性を維持するために赤玉土や鹿沼土などの用土を混ぜ込んでおきます。

ヒナソウは多年草です

春になると早々と咲く花

  • 分類:アカネ科ヒナソウ(ホウットニア)属 / 原産地:日本、朝鮮半島、中国北部、
  • 別名:トキワナズナ、ヒナソウ(漢字表記:雛草)
  • 学名:Houstonia caerulea
  • 園芸分類:多年生草本 / 耐寒性(強い)、耐暑性(強い) 
  • 草丈・樹高:5~15cm
  • 苗の植え付け・植え替え適期:5月と秋が9月中旬~10月中旬
  • タネまき適期:6月~7月中旬
  • 開花期:3月~5月
  • 栽培方法:地植え、鉢植え、盆栽 ※記載している各適期は暖地での目安です。
  • 画像出典:癒し憩いデータベース  https://iyashi.midb.jp/

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  • 特徴
  • ヒナソウは、北アメリカ東部の砂質地帯に分布して、山林の開けた場所や、湿り気のある草原などを好んで自生する植物です。春になると他の花に先駆けて、茎頂部に4弁花を見せ花径1~1.5cmの可愛らしい小花を咲かせます。

ヒナソウは寒さに強い草花です

あまり肥料を必要としない山野草

  • 用土 水はけのよい少し湿り気味の土壌を好みます
  • 鉢植えの場合、市販の山野草用培養土に赤玉土(小粒)を2割程混ぜ込んだ土か、または日向土(小粒)7:赤玉土(小粒)3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に、市販の山野草用の培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します)
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して腐葉土2~3割を混ぜ込んで水はけのよい環境を作っておきます。(さらに水はけが悪い土壌なら川砂か軽石・小粒などを1~2割加える)

  • 肥料 
  • あまり多くは必要ないので控えめでよい。多肥になると夏季に腐りやすくなる。
  • 鉢植えの場合、チッ素分の割合が少ない緩効性化成肥料を小さじ1/4程混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、3~6月に、控えめに緩効性化成肥料を置肥します。
  • 地植えの場合、定植後の施肥は、3~6月に、控えめに緩効性化成肥料を置肥します。
  • 置肥をする際には、株元を避けた地表部にまきます。

ヒナソウは春に咲く花です

盆栽にも向いている育てやすい花

  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、5月、秋が9月中旬~10月中旬です。
  • 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
  • 鉢植えの場合、鉢底石として大粒の日向石を敷き、植え付けます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。(3~5号鉢に1株が目安)
  • 地植えの場合、用土を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。
  • 植え替え
  • 適期は、5月、秋が9月中旬~10月中旬です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために毎年1回を目安に行いましょう。根鉢を軽く崩して、古い土を落としてから植え付けます新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 地植えの場合、基本は必要ありません。株が肥大してきたら、株分けを兼ねて行いましょう。
  • 増やし方
  • タネまきで増やす→適期は花後の6月です。採りまきします。(こぼれダネでも増えます)
  • 株分け 適期は、適期は、5月、秋が9月中旬~10月中旬です。植え替えの際に、同時に作業しましょう。

ヒナソウは盆栽にもできる

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
  • 地植えの場合、乾燥日が3~4日続いたら施しましょう。
  • 手入れ
  • 花がら摘み→花後の枯れた花は小まめに摘み取ります。
  • 病気・害虫→特にナシ
  • 日当たり
  • 日当たりと風通しのよい場所を好みます。