ガマズミ ハーブ-日当たりのよい山地に自生する-イパネマおやじ

  • ガマズミ (linden arrowwood) は、5月頃になると枝頂に直径5~10cmの集散花序を見せ、白い小花を咲かせます。初夏から赤い実を付け、秋になると紅葉が楽しめる花木です。仲間には、常緑樹や落葉樹、低木などがあり幅広い種類があります。よく知られているガマズミ属の、オオデマリやチョウジガマズミが庭木として広く栽培されているのに比べると、庭木として身近に見かけることは少ないと思います。
  • 夏に熟する果実は、生食や果実酒として利用できます。他にも、衣料の染料や着色用にも使われています。栽培しやすく、樹形も大きくなり過ぎ野性味のある植物です。

ガマズミは落葉低木です

春に白花を咲かせ秋には果実を付ける

  • 分類:レンプクソウ科ガマズミ(ビバーナム)属 / 原産地:日本、朝鮮半島、中国
  • 別名:アカゲラガマズミ
  • 学名:Viburnum dilatatum Thunb.
  • 英名:linden arrowwood
  • 園芸分類:落葉低木/ 耐寒性 
  • 樹高:2~3m
  • 開花期:4月下旬~5月中旬 /
  • 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • ガマズミ属は世界に約200種が分布、アジアと南アメリカの温帯と亜熱帯地域に自生します。日本では、山野でごく普通にみかける落葉性の樹木です。国内には16種が自生しています。
  • 近縁種
  • オオチョウジガマズミ(Viburnum cariesii)→日本原産。落葉低木で、樹高1~2m。小花が集り鞠状になり芳香がある。花色はツボミの時期はピンクで開花すると白色になる。開花期は4~5月。
  • ヴィブルヌル・ダヴィディー(V. davidii)→中国原産。常緑低木で、樹高50~80cm。白い小花が笠状にき、秋にコバルトブルーの実をつける。東北南部より以南で栽培可能。
  • ヴィブルヌル・ティヌス(V. tinus)→地中海沿岸原産。常緑低木で、樹高120~200cm。12月頃から褐色を帯びた紅色のツボミが現れ、そのままで4月の開花期まで続く。花は白色で笠状の房になる。

ガマズミは山野に自生する

庭木としても育てられてきた

  • 適応・(ハーブ、漢方としての適用)
  • 疲労回復、利尿
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 紅熟した果実を果実酒にする、生食
  • 用土 
  • 鉢植えの場合、市販の花木用の培養土がよいでしょう。
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して同量の腐葉土を混ぜ込んで、植え穴に戻します。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、5月に緩効性化成肥料、11~12月に緩効性化成肥料や固形の油かすを施す。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として有機質肥料と堆肥を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、5月に緩効性化成肥料、11~12月に骨粉や油かすなどの有機質肥料を施す。
  • 追肥または地面に埋める場合、枝先の端下に深さ7~8cm程で株元を囲むように穴を掘り、肥料を地面に埋める。(根と肥料が直接触れないように注意する)

ガマズミは赤い果実が実る

  • 植え付け
  • 苗の植え付け適期は、2~3月と落葉期の11月です。
  • 「用土」と「肥料」の項目で準備した土壌に植えつけていきます。
  • 鉢植えの場合、9~10号鉢がよいでしょう。植え付け直後にタップリの水を施したら、支柱を立てて紐で苗木を固定します。
  • 地植えの場合、植え穴は根鉢の倍の大きさで、堆肥を底に敷いて元肥を混ぜ込んでおいた土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施したら、支柱を立てて紐で苗木を誘引します。
  • 植え替え
  • 適期は、2~3月と落葉期の11月です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、3~4年に1回を目安に行いましょう。根鉢をあまり崩さないようにして、新しい用土と元肥を入れた一回り大きな鉢に植え替えます。
  • 地植えの場合、基本は必要ありません。
  • 挿し木
  • 適期は、6~7月です。今年伸びた枝を10~15cm切り取り、挿し穂にします。

タネまき、接ぎ木でも増やせます。(但し、タネまきから花を咲かせるまで5~6年かかります)

ガマズミは樹高2m程

ハーブの仕切りライン

果実酒にするとポリフェノールやビタミンがタップリのお酒になる

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。5~9月は水切れに注意しましょう。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、2月と5月です。枝を長く伸ばしても、枝頂に一つの花しか付けないので、充実した枝を多く出させ7月には生育を抑えるのが、多くの花を咲かせるポイントです。3~4年経った古い枝は、新枝と交代させるために切り取ります。
  • 生育旺盛で枝はよく伸びますが、長く伸びた先端の枝には花芽を付けず、枝の付け根近くから出る短い枝の先に花芽を付けます。経年と共に細かい枝が多数でてくるので、風通しや日当たりをよくするためにも、混みあった枝や徒長枝を切り取ります。
  • 病気・害虫→特になし

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 日当たり
  • 日当たりのよい肥沃な場所を好みます。

ハーブの仕切りライン