柿は果実の美しい花木 季節の果実-カキノキ

カキノキは、落葉低木で5月頃に淡黄色の花を当年枝の葉腋に咲かせます。葉は広い楕円形で、長さ8~14cmの大形で11月頃になると橙黄色の紅葉になります。育てやすく、家庭果樹として最も適した果樹の一つです。

カキノキは落葉樹です

家庭用としても育てやすい果樹

  • 分類:カキノキ科カキノキ属 / 原産地:中国
  • 別名:(漢字表記:)
  • 学名:Diospyros kaki
  • 英名:Persimmon
  • 園芸分類:落葉中木 / 耐寒性 
  • 樹高:2m~7m
  • 開花期:5~6月中旬
  • 栽培方法:地植え、鉢植え

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  • 特徴
  • カキノキの原産地は中国・揚子江の流域とされています。日本へ渡来したのは、かなり古いと思われるが「万葉記」には登場していない。それからすると、奈良時代に渡来したと推察されます。以後栽培されていたものが野生化して、本州、四国、九州などで自生するようになったとみられます。
  • カキが、最初に文献で見かけられたのは「本草和紙」(918年)とされます。平安時代に作成された「延喜式」には、干し柿に関する記述があるそうです。お馴染みの果物ですが、大別すると甘柿と渋柿があり、渋柿は平安時代から干し柿に食べられていたというのは驚きですね。

カキノキは中国が原産です

  • 適応・(ハーブ、漢方としての適用)
  • しゃっくり止め、柿渋(止血、高血圧の防止)、柿の葉(料理用に使われる)
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 柿の葉茶、柿の葉酒、フルーツ、菓子
  • 用土
  • 水はけ水もちのよい土壌を好みますが、その他はあまりこだわりません。
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、定植する場所の土をよく耕して腐葉土を混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、植えつけの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
  • 地植えの場合、植えつける前に元肥として緩効性化成肥料と有機質肥料の堆肥を混ぜ込んでおきます。
  • 追肥:鉢植え、地植えともに。7月と10月に少量の緩効性化成肥料と油かすや骨粉などの有機質肥料を施します。

カキノキは淡い黄色の花を咲かせる

植えつけ適期は晩秋から春先まで

  • 植えつけ
  • 適期は、11月~3月です。植えつけてから4~5年で花が咲き、実をつけるようになります。
  • 鉢植えの場合、7~8号鉢に苗を1本です。
  • 地植えの場合、日当たりのよい場所を選んで定植します。苗のサイズより一回り大きな植え穴を掘り、根鉢を丁寧に振り落としてから植えつけます。
  • 植え替え
  • 鉢植えの場合、適期は11~3月です。根詰まりを防ぎ通気をよくするために2~3年に1回の目安で行います。

  • 増やし方
  • タネまきで増やす→適期は、11~3月です。主として、接ぎ木のための台木を育てる目的で、タネまきをします。浅鉢や育苗箱で育て、本葉が3~4枚になったら定植します。
  • 接ぎ木で増やす→適期は、3月です。太い枝に接ぐ場合は,4月中旬~下旬がよいでしょう。ポイントは、台木と穂木の形成層を合わせることです。形成層は表皮の直下にあるので、これがズレないようにすることが大切です。
  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。乾燥した時期は、霧吹きで株全体に吹きかけてやると折れにくい株に育ちます。
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、12~3月です。花芽は、枝咲きの数節について、花芽から新梢が伸びて葉腋に実がつきます。無差別に枝咲きを切り取ると、花芽が無くなるので良質な母枝だけを残すようにして剪定しましょう。
  • 人口受粉→カキノキは、雌花と雄花が別々にあります。しかし、大半は雌花しかつけません。そこで、雄花をつける株が受粉樹として確保され、これを混植しています。一方では、受精しなくても結実する性質の種(単為結実性)があり、これを種なし果と呼んでいます。
  • ※ 手入れ法は、受粉樹を混植してしっかりと受粉させてやる必要があります。
  • 摘蕾(てきらい)→隔年結果防止に効果があります。カキは蕾が大きいが株が少ないので、5月中旬に、1枝につき1蕾になるように摘蕾をします。
  • 摘果(てきか)→葉が15~20枚につき1果となるように、傷みのあるものから取り除きます。
  • 隔年結果(かくねんけっか):5年以上が経過した成木に起こりやすい。多くの実が成る年と、実がつかない年が交互に発生する現象です。(カキ、クリ、ミカンが代表的)
  • 病気→落葉病 
  • 害虫→ヘタムシ

カキノキは深根性です

実がオレンジ色になってきたら収穫できます

  • 収穫
  • 収穫適期は、実がオレンジ色になってきたら収穫します。9月中旬~12月頃です。

日当たり

  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 地植えの場合、植えつける前に場所の環境をチェックしてから定植しましょう。

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