マダムエドワードエリオ バラ-独特な銅オレンジ色の花弁の底にほかしが入る-イパネマおやじ

  • マダム エドワード エリオ (Mme. Edouard Herriot) は、当ブログに昨日アップしたばかりの「コケット デ ブランシェ」や「スプニール ド クロージュベルネ」など多くの名花を、世に送り出している 「リヨンの魔術師」と呼ばれた、 Joseph Pernet-Ducher が作出したHT種です。
  • 同氏の作品に「ソレイユ ドール」という系統のハイブリッド・フェティダ(HFt)の品種があり、最初はこのページの画像がオレンジ色であること。専門書の画像をみると多くはローズピンク色になっているので、これは撮影時にミスしたかな?と思って何度も確認したので、とても手間取りました。確認の結果、この画像は「マダム エドワード エリオ」で間違いないという結論に至りました
  • 迷った原因は花色でしたが、花形が剣弁咲きである・交配親のソレイユ ドールは、ロゼット咲きで秋には返り咲かない性質であること(この撮影は10月)ということで、1ページを作製するのに、大変手間取りましたが、調べるうちに今まで知らなかったことが多くあり、改めて勉強になりました。

マダム・エドワード・エリオはHT系統

HT種が誕生した初期の時代に作出された

  • 数輪の房咲きになり、花つきは中程度で花もちはよい。
  • 花びらは少なめで、開花が早い。
  • 枝は細くて全体に繊細な株立ちで小さなトゲが目立つ。
  • 花名は、作出された当時のリヨン市長夫人の名前に因んで付けられたそうです。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。

段落のライン大

四季咲き性です

花径は10cmの大輪です

樹形は半直立性です

ピンクにオレンジ色の雑じる花色

葉は明緑色で厚みや光沢がない

  • 品種名:マダム エドワード エリオ Mme. Edouard Herriot
  • 作出国:フランス
  • 作出年:1912年
  • 作出者:Joseph Pernet -Ducher
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー
  • 交配:Madame Caroline Testout × Soleil d’Or
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:半剣弁咲き~平咲き
  • 花径:大輪(10cm・花弁数17~25枚)
  • 香り:微香
  • 樹形:半直立性
  • 樹高:120cm
  • 撮影:花菜ガーデン 2017年10月

早咲きでツボミが開く際は半剣弁咲き

バラ園の風景:秋の花菜ガーデン

秋の花菜ガーデンの風景

園芸メモ・バラの花言葉:ピンクのバラ→「grace 淑やか、上品」「gratitude 感謝」「happiness 幸福」・・・前向きですね。

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