ロサキネンシスミニマ バラ-庚申バラの仲間で唯一の四季咲き-イパネマおやじ
ロサキネンシス ’ミニマ’ (Rosa chinensis ‘Minima’) は、小さな葉が密に茂るミニチュア・ローズの先祖にあたるバラです。原種の中で唯一四季咲き性を持っていたのが、中国の庚申バラ(ロサ キネンシス)だといわれ、その庚申バラに由来する品種といわれています。
温度と環境があえば常にツボミを持っている
- 樹高は20~30cmの低さにしか伸長しない。
- 庚申バラの仲間である「ロサ キネンシス アルバ」など多くは、つる性で春の一季咲きです。
- 数輪の房咲きになり、花つきがよい。
- 桃色の半八重咲きで、開花すると赤みが濃くなる。
- コンパクトな樹形で鉢栽培には最適なバラ。
- 耐病性は、うどんこ病には強い。黒星病にはかかるが次々と開花してダメージを受けにくい。
- ミニチュア・ローズの大敵はハダニです。
- 暑い時期になると発生する、肉眼で見えず、殺虫剤の効果が無いハダニを退治するには
- 初期段階だと、水攻めや安全性の高い農薬で駆除する
- 中期または蔓延状態になった場合は、主に化学農薬を使用する。(1種類の実の単独使用では効果が低いので常に新しい農薬を使用する必要がある)
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ミニチュア・ローズ系統の親といわれる
- 品種名:ロサ キネンシス ミニマ Rosa chinensis ‘Minima’
- 作出国:中国原産
- 作出年:1801以前
- 作出者:不詳
- 系統:[Ch] チャイナ
- 交配親:
- 咲き方:四季咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:小輪(3cm・41枚+)
- 香り:微香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:30cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
小枝を密に茂らせるので株が蒸れやすい
バラ園の風景:初夏の花菜ガーデン
園芸メモ・バラの栽培用語:シュラブ⇒本来は、低木、潅木という意味で使われ、樹形を表す呼称です。バラの世界では、他のどの系統にも含めにくい品種全般を指しています。〔その他の・・という意味)