ソラマメ ハーブ-家庭菜園でも育てやすい野菜-イパネマおやじ

ソラマメ (Horse bean) は、古代エジプトや西アジアで栽培されていた、最も栽培の歴史が古いマメの一種です。日本への渡来は、書物の記録には13世紀に導入された記録があります、広く栽培されるようになったのは明治時代に欧米の優良な品種が入ってきてからとされています。

ソラマメはマメ科ソラマメ属

育てやすいので広く栽培される野菜

  • 分類:マメ科ソラマメ属 / 原産地:地中海沿岸、中央アジア
  • 学名:Vicia faba
  • 別名:ナツマメ (漢字表記・空豆)
  • 1年草・半耐寒性 / 草丈:20~30cm
  • 開花期:4~6月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(プランター)
  • 特徴
  • ソラマメの名前の由来は、初夏に果実の莢(さや)が、青空に向かって上に伸びるので”ソラマメ(空豆)”という名前がつけられたといわれます。
  • 栽培期間は10月中旬から翌年5月と長いのですが、それだけに収穫をむかえる時期が楽しみですね。
  • ソラマメの美味しさは、収穫して3日以内といわれるほど新鮮さが命という野菜です。自家栽培すれば新鮮なソラマメを味わうことが出来る、こんな園芸冥利に尽きるものはないですね。
  • まず、栽培品種を選びますが、最近は大粒系の「仁徳一寸」や長英系の「福ならび」が人気です。他には、栽培期間の短い「早生そらまめ」や「三連」なども初心者におすすめです。栽培のポイントは、マメ科の植物は連作を嫌うので、4~5年の休作が必要です。この周期を考えた計画的な輪作が必要です。

豊富なタンパク質のほか、ビタミン、鉄分が多く含まれている

  • 適応
  • なし
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 塩茹で、スープ

ソラマメは一年草です

  • 用土
  • 砂質の土壌では育ちません。
  • 酸性の土壌を嫌うので、石灰を混ぜて酸度調整(10㎡当たり1~1.2kgの苦土石灰)をします。そして、幅60~70cmの畝を作り、畝の中央に深さ20~30cmの溝を掘り、元肥(10㎡当たり堆肥20kgと化成肥料(8-8-8)1kgを溝施肥して、埋め戻します。
  • 肥料
  • 追肥は開花の初期と着莢肥大期の2回は施します。チッ素成分を10㎡当たり30g、1回目の追肥の後、除草を兼ねて中耕(ちゅうこう)をする、株の倒伏を防ぐために土寄せをしますが、茎が外側に向かって開き、株元まで日光が当たるように、株の中まで土を入れておきます。
  • タネまき
  • 適期は10月です。
  • 直まきする場合:株間30cm間隔で1ヶ所に2粒づつまきます。”おはぐろ”という種子の黒い部分を下に向け、深さ2~3cmまで差し込み、種子の尻が土の表面に少し出ている深さです。ソラマメは種子が大きいので、発芽には多くの酸素と水分を必要とします。
  • 深くまきすぎると、酸素不足で発芽しなくなるので、よく発芽させるために深さには注意しましょう。
  • タネまき後はタップリと水やりして、鳥に食べられないように不織布で覆うか、寒冷紗のトンネルがけをしましょう。
  • 育苗する場合→マメ類はタネマキした後、鳥害が多いので育苗して定植するのもよいでしょう。
  • 育苗期間が20日前後と短いので6~9cmポットにまきます。「おはぐろ」のタネを下に向け、土に差し込み、尻が少し見えるくらいに浅く2粒まきます。
  • 発芽まで乾燥に注意して、発芽したら元気な苗を1本だけ残し、1本は間引きます。大きくなってから定植すると活着が悪くなるので、草丈7~8cm位で本葉2枚になったら、根鉢をくずさないように、軽くほぐしてから定植します。
  • 植え付け・植え替え
  • 育苗して大きくなり過ぎてから、定植すると活着が悪くなるので、草丈7~8cm位で本葉2枚になったら、根鉢をくずさないように、軽くほぐしてから定植します。適期は10月です。
  • 水やり
  • 開花結実時期は水分を、多く必要とする時期です。水分の量が莢付きのよさや、大きさなどに影響するので、水分を切らさないように水やりが必要です。

ソラマメは地中海沿岸の原産

ハーブの仕切りライン

ソラマメに必要な手入れは?

  • 手入れ
  • 土寄せ:株の中まで土を入れて株の倒伏を防ぐためです。
  • 整枝→株から10~15本の側枝が伸びてきます。草丈が50~60cm位に伸びてきたら、太い枝を残して6~7本に枝を整理しましょう。
  • 支柱を立てと誘引→株が大きく広がるのを防ぐため、株から少し離して四隅に支柱を立て、ヒモで周囲を囲んで押さえます。アブラムシの飛来を少なくするために、シルバーテープも使用しましょう。
  • 病気→3~4月は赤色斑点病と、さび病が発生する場合があるので注意が必要です。一度発生すると、防除が困難なので、定期的に薬剤散布をして予防しましょう。
  • 害虫→アブラムシによって、ウィルスが伝搬され葉にモザイク症状や、えそ症状を生じるのがモザイク病です。アブラムシは、温度が高く雨の少ない年の10~12月にかけて多数発生することがあり、生育初期や育苗時における飛来防止が重要です。
  • 気温が上昇する4~5月は特に多くなり、短期間で増えた場合は、殺虫剤での防除が必要です。

※ ハーブの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 収穫
  • 上を向いていた莢が下に垂れ、背筋が黒褐色になったら収穫します。莢を触って大きな粒が確認できたら、ハサミで摘み取ります。試し割をしてみて、「おはぐろ」の部分が黒くなる前が収穫摘期です。
  • 日当たり・置き場所
  • 日当たりのよい場所で、強風の吹かない場所を選びましょう。
  • 幼苗(本葉5枚まで)は寒さに強いですが、越冬期に大きく育った株は耐寒性が弱くなるので、無理な早まきは避けましょう。
  • 適期にタネまきしたものでも、直接霜に当たると傷みやすくなるので、寒さが厳しい2月下旬までは、トンネル支柱に不織布や寒冷紗をかけると防寒対策になります。これを飛ばされないようにハウスバンドなどで補強を忘れずにしましょう。

ハーブの仕切りライン