クコ(枸杞) ハーブ種苗-ナス科の落葉樹で晩秋になると真っ赤な実をつける|イパネマおやじ

クコ chinese boxthorn は、クコ(枸杞)は落葉の低木で、樹勢が強く栽培は容易です。古来より、不老長寿の薬と信じられてきました。葉にはビタミンCやルチンなどが含まれ、若葉から作った枸杞茶は強壮薬として利用されました。

クコはナス科クコ属の落葉低木です

クコは古来より不老長寿の薬と信じられていた

  • 分類:ナス科クコ属 / 原産地:中国南部(諸説あり)
  • 学名:Lycium chinese
  • 英名:Chinese boxthorn
  • 落葉低木・耐寒性 / 草丈:150cm
  • 開花期:7月~9月 / 栽培方法:地植え、鉢植え(大株の根部を盆栽にする)
  • 特徴
  • 茎が少しつる状に伸びて、株の基部から多く分岐し、枝は縦に筋があり小枝が変化したトゲある。葉は3cm位の長楕円形、花は7月~9月頃に葉腋に小さくて美しい淡紫色の5弁花をつけます。果実は、3~4cmの卵型で鮮やかな朱赤色になります。
  • 耐寒・耐暑性に優れていて、暖地では冬でも新芽を出します。
  • 近縁種
  • ハマクコ(アツバククコ)があります。沖縄、小笠原の海辺の岩場に自生している。

クコはクコ酒やドライフルーツなど食用にも利用された

クコはどんな症状に薬効があるの?

  • 適応
  • 滋養強壮、咳・痰、疲労回復
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • クコ茶、クコ酒
  • 用土
  • 堆肥や腐葉土などの有機肥料を混ぜ込んだ土を使います。
  • 肥料
  • 地植えの場合、根付いたら特に必要はありません。
  • 鉢植えの場合、チッ素過多になると、葉茎だけは生長するが実付きは悪くなるのでバランスを考慮しましょう。年に1度は堆肥、腐葉土などの有機肥料を混ぜ込んでやります。

クコは東アジア原産のハーブです

クコは自分でも増やせるの?ふやし方はどのようにするの?

  • 挿し木で増やす
  • 適期は3月下旬です。太めの枝を15cm位に切り挿し穂にする。
  • 株分け、取り木でも殖やせます。

  • 植え付け
  • 適期は、3月下旬~11月下旬ですが、夏の時期は避けます。栽培が簡単で、土質はとくに選ばないが、日陰地や湿気の多い場所は適していません。やせ地でも育ちます。
  • 実付きの良し悪しは、株により差が大きいので植えつける際には、実付きのよい株を選びましょう。

クコは古来より不老長寿の薬と信じられていました

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、表面が乾燥したらタップリの水を与えます。
  • 手入れ
  • 剪定→2月頃が適期で、秋に花芽が付いているので強い剪定は避けて、細い枝や徒長枝を切り取り、株の全体に日当たりと風通しがよくなるように剪定する。
  • 病害虫→5月下旬以後になると、うどんこ病が発生しやすいので月間3~4回の定期薬剤散布をしましょう。

※ ハーブの栽培手入れ⇒トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 収穫
  • 植え付け後、2~3年は実付きがよくないが、実が付き始めると年を経るごとに多くなっていきます。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい乾燥した場所を好みます。