サマーメモリーズ バラ-包み込むようなカップ咲き-イパネマおやじ
サマー メモリーズ ( Summer Memories ) は、ふんわりとしたロゼット咲きで、秋になると花が大きくなり包み込むようなカップ咲きのつるバラです。葉は濃緑色で光沢のある照り葉、香りはほのかなフルーツ香があります。すっかり秋らしくなってきた、今日この頃にピッタリの花名ですね。
カップ咲きで軽くクリーム色がまじる白色のバラ
- 植え付けて数年は1輪咲きになりやすいが、やがて5~10輪の房咲きになり株を覆うほどに生長するつるバラ。
- 弁質がよく、傷みにくいので長く花を楽しめます。
- 生長が緩やかで植え付けた当初は、木立ち性のようだが数年を経て株に力がつくと伸長力が出てきます。
- 肥料が多すぎると、枝が伸びすぎるので地植えの場合は、軽く寒肥を施す程度でよいでしょう。
- 耐病性は、うどんこ病に対しては普通、黒星病には強い。うどんこ病の防除は、定期的に月間3~4回の薬剤散布も必要です。
- 黒星病に強い品種の防除も、月1回程度の薬剤散布をしておけば順調な生育が期待できます。
濃緑色の照り葉で花の白さが際立たつ
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1992年に、Tim Hermann Kordes が作出
- 作出者:2004年に、W. Kordes ‘Söhne が発表
- 系統:[S] シュラブ(つるバラ / ランブラー)
- 交配親:Banzai 83 × 実生
- 咲き方:強い返り咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:中大輪〔花弁数・41枚+)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:200cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年10月
枝はシュラブ状に柔らかく伸びる
バラ園の風景:横浜にあるバラ園
栽培用語:鹿の子絞り⇒花模様の一つで、本来の意味は染物の絞り染めのことで、そこから引用されたもの。鹿の背中の白い斑模様を、染め出したものです。