ヒョウタン(瓢箪) 夏を涼しくする緑のカーテンを育てる-イパネマおやじ

ヒョウタン (Bottle gourd) は、真夏になるとカボチャの花によく似た、白色の5弁花を咲かせます。開花後35~50日が経つと、画像のような徳利形の果実を付けます。果実の形は、球形や細長いものなど多くの種類があります。つる性で枝が広がるように伸長するので、屋外や軒下で栽培するのに適しています。

ヒョウタン

大きな葉が日陰を作り涼しくする

  • 分類:ウリ科ユウガオ属 / 原産地:北アフリカ
  • 別名:
  • 学名:Lagenaria siceraria var. gourda
  • 園芸分類:一年草(つる性) / 耐寒性(弱い)、耐暑性(中程度)
  • 草丈・伸長:300cm
  • タネまき:4月~5月
  • 苗の植え付け:4月~5月
  • 開花期:7月中旬~9月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
  • 特徴
  • 巻き寿司に入っている干瓢(かんぴょう)の原料になるユウガオの変種です。栽培の歴史は古く、縄文時代から日常生活に利用されてきました。果実は付けるのですが、苦味があり食用には適していませんが、乾燥させたものを容器や装飾品などに加工して使われてきました。容器といえば、徳利形のくびれのあるタイプ以外にも70~80cm程に細長くなる品種などがあります。
  • 育て方は、鉢植えか地植えにするかで迷うところですが、つる枝をグングン伸ばして広がるので、地植えの方が管理はしやすいでしょう。

ヒョウタン

ウリ科作物の連作はさけます

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)/ 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • コンテナの場合、赤玉土(小粒)5:腐葉土5:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、植え付けの2週間程前に、深さ30cm以上に土を耕して苦土石灰(1㎡当たり100~200g)を混ぜ込んでおきます。さらに、植えつけの1週間程前に、土壌改良用の完熟堆肥または腐葉土を(1㎡当たり2~3kg)混ぜ込んでおきます。
  • 肥料 
  • コンテナの場合、鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、月2~3回薄めの液体肥料か、または緩効性化成肥料を月に1回程度置肥します。栽培期間が長いので、生育の様子を見ながら施肥の調整をしましょう。
  • 地植えの場合、定植後の追肥は、緩効性化成肥料を月に1~2回置肥します。根を広い範囲に張るので、株元から30~40cmは離れた場所に施します。
  • 追肥の際は、植物の根や葉に直接肥料が触れないように注意しましょう。

観葉植物

  • タネまき 発芽適温は25~30℃
  • 適期は、4月~5月です。気温が上がらないと発芽しないので、充分に暖かくなってからタネまきしましょう。遅霜がなくなったら直まきも可能ですが、一般的にはポット育苗します。
  • 2時間程吸水させ柔らかくしてまきましょう。自家栽培した種子を採取して、翌年まで貯蔵してタネまきすることも可能ですが、発芽率が低かったり、親と同レベルの質のものが育ちにくいです。
  • 3号ポリ鉢に、市販の種まき用土か赤玉土(小粒)、またはバーミキュライトなどの清潔な用土を敷きつめ、深さ2cmの穴を掘って、3~4粒をまいたら覆土をします。発芽するまでは、よく観察して水切れを起こさないように注意しましょう。本葉が5~7枚になって茎がしっかりしたら、花壇やコンテナに定植します。
  • 苗の植えつけ 生育適温は15℃以上
  • 適期は、4月~5月です。同じ土壌でウリ科の作物を、前年から連続して育てると連作障害を起こすので注意しましょう。
  • コンテナの場合、植木鉢は直径40~50cm以上の大きめのサイズにしましょう。鉢底石を敷き、定植したら「用土」の項目で準備しておいた先程の土をコンテナに入れます。根鉢の根を傷めないように根鉢を軽く崩す程度で、古い土を落としてから植え付けます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリの水を施します。(65cm深型プランターは1株が目安。幅が狭いのであまり適さない)
  • 地植えの場合、「用土」の項目で準備しておいた先程の土壌に植え付けます。根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリと水を施します。株間は90cm以上空けて植え付けます。

夏の日除けカーテン

苗色大サイズ

葉が茂ってきたら水切れに注意します

  • 水やり
  • コンテナの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。但し、過湿には注意しましょう。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。高温期に乾燥が続く場合は、葉の様子をチェックしながら施しましょう。
  • 手入れ
  • 摘芯→果実は、親つるより子づる、更には孫つるの方がより付きやすい性質があります。主茎の親つるを、脇芽を摘み取りながら棚の頂部まで伸ばしたら、茎頂部を切り取り脇芽(子づるや孫つる)の発生を手助けします。
  • 支柱と誘引→つるが伸びるので、支柱やネットへ誘引して結束をしてやります。
  • 受粉→7月頃に白色の花を咲かせます。雄花と雌花が別に咲くので、確実に受粉させるために、雄花の葯をもぎ取り、雌花の柱頭に花粉を付けてやります。
  • 病気→うどんこ病、つる割病、炭素病
  • 害虫→アブラムシ、ウリハムシ
  • 収穫
  • 果実は、開花後35~60日経って、果実が茶色くなってきた頃が収穫期です。
  • 日当たり
  • 日当たりと風通しのよい場所を好みます。
  • 西日や真夏日の直射に当たると、葉焼けを起こすことがあります。

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