アンゲロニア 季節の花-春から秋まで長く咲く草花-イパネマおやじ

アンゲロニア (Angelonia) は、初夏になると真っ直ぐに伸びた茎頂部に花序をみせ、穂状になって多くの花を付けます。葉の付け根から茎頂部まで、花径1~2cmの唇形の花を咲かせます。花色は、白、紫、青紫、ピンク色などの涼しげな色合いが多いです。

耐寒性がないので、一年草として扱うなら、花壇に植えた方が手間かかからず簡単です。コンテナ栽培にするか、晩秋には鉢上げして屋内へ移すことで冬越しすることもできます。例年、春になると苗が流通します。苗は安価でもあり、冬越しをさせない一年草として扱うなら、暑さに強いのでとても育てやすい草花です。

アンゲロニアは多年草

寒さに弱いので一年草として扱われることが多い

  • 分類:オオバコ科アンゲロニア属 / 原産地:中央アメリカ、南アメリカ
  • 別名:エンジェルラベンダー
  • 学名:Angelonia
  • 園芸分類:多年草(国内では一年草扱い) / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:30~100cm(40~50cmの園芸品種が多い)
  • 苗の植え付け:5月~7月
  • 植え替え:4月下旬~5月(フレームなどで冬越しをした場合)
  • 挿し木適期:5月~6月、9月
  • 開花期:6月~10月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)

仕切りライン緑色

  • 特徴
  • アンゲロニアの仲間は、メキシコからブラジルの中央アメリカ~南アメリカの熱帯・亜熱帯地域に約30種が分布するオオバコ科アンゲロニア属の草花です。多くの種は、ブラジル北東部の乾季がある熱帯林地帯に自生しています。
  • 一般的に流通しているのは、アンゲロニア・サリカリフォリアやアンゲロニア・アングスティフォリアの園芸品種が中心です。オオバコ科の常緑性多年草です。いずれも原産地では多年草ですが、日本では屋外での冬越しが難しいので、一年草として扱われます。夏の強い日差しにも強く、さらに半日陰でも丈夫に育ちます。
  • 近縁種
  • アンゲロニア・アングスティフォリア (Angelonia angustifolia) →原産地は中央アメリカ。草丈50~100cmで、茎は直立して分枝をして枝先が広がる。開花期は5月~10月、葉脇から花柄を伸ばして芳香のある花を咲かせる。花色は、白、青紫、淡桃色で花径1cm程。
  • アンゲロニア・サリカリフォリア (A. salicarifolia)→別名がエンジェル・ラベンダーと呼ばれるがラベンダー種とは別属の植物。原産地は中央アメリカ。草丈90~100cmで、茎は直立して枝先が広がるように伸張する。開花期は5月~10月、葉脇から花柄を長く伸ばして花を咲かせる。花色は、白、青紫、淡桃色で花径1cm程。花弁の中心に白地に斑点模様が入る。
  • アンゲロニア・カリータ (A. augustifolia ‘Carita’)→原産地は中央アメリカ。草丈50~100cmで、茎は直立して枝先が広がるように伸張する。開花期は5月~10月、葉脇から花柄を長く伸ばして芳香のある花を咲かせる。花色は、白、青紫、淡桃色で花径1cm程。花弁の中心に白地に斑点模様が入る。
  • アンゲロニア・セレニータ (A. augustifolia ‘serenita Mix’)→原産地は中央アメリカ。草丈25~30cmで、分枝を繰り返し伸長する。開花期は5月~10月、葉脇から花柄を長く伸ばして芳香のある花を咲かせる。花色は、白、青紫、淡桃色で花径1cm程。花弁の中心に白地に斑点模様が入る。

アンゲロニアは開花期の長い花

開花期が長いので肥料切れに注意する

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)/ 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • コンテナの場合、市販の草花用培養土または赤玉土(小粒)5:腐葉土3:ピートモス2:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、植えつけの10日程前に、土壌改良用の牛ふん堆肥や腐葉土を(1㎡当り2~3kg)混ぜ込んでおきます。
  • 肥料
  • コンテナの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、5月~10月の間、月2~3回薄めの速効性液体肥料または、月に1回程度化成肥料を置肥します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の追肥は、5月~10月の間、月に1回程度化成肥料を置肥します。
  • 苗の植え付け
  • 適期は、5月~7月です。
  • コンテナの場合、鉢底石を敷き、根鉢の根を傷めないように植え付けます。土と根をなじませて定植したら、「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた先程の土をコンテナに入れます。植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 地植えの場合、「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた先程の土壌に植え付けます。根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。根鉢の根を傷めないように植え付け、土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリと水を施します。
  • 植え替え
  • 適期は、4月下旬~5月です。
  • コンテナの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を1/3程軽く崩して古い根を切り取り、新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 地植えしている株は、霜に当たるのを防ぐために10~11月中に地中から掘り上げて、鉢上げします。(鉢植えにして屋内などで冬を越させる)
  • 増やし方
  • 挿し木→適期は、5月~6月、9月です。芽の先端から10cm程の長さで切り取り挿し穂にします。耐寒性がないので、秋に挿し木をしたら苗を室内に置き、8~10℃で管理して冬越しさせれば翌年に開花します。(挿し木・サイト内詳細ページ

アフリカの原産

水はけと適度に水もちのよい土壌を好む

  • 水やり
  • コンテナの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。休眠期の冬は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。
  • 手入れ
  • 鉢上げ→冬越しさせる場合は、地植えしている株は、霜に当たるのを防ぐために10~11月中に地中から掘り上げて、鉢上げします。(鉢植えにして屋内などで冬を越させる)
  • 切り戻し→適期は、7月~8月です。花がらを取り除き、脇芽の上部から2/3程の草丈に切り戻しましょう。新しく脇芽が伸びて、多くの花を付けます。
  • 支柱たて→高性種は、草丈が高くなると茎が倒れやすくなるので支柱を設置します。
  • 病気→灰色かび病
  • 害虫→アブラムシ、ナメクジ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 半日陰でも育つが、1日に3時間以上は日に当たる場所を選びましょう。

仕切りライン緑色