スイートアリッサムは春から初夏まで長く咲く花 季節の花-イパネマおやじ
- 今朝は、というより最近は明け方近くなると冷え込みが一段と厳しいですね。今週末の3連休には日本海を中心に雪が降るという天気予報が出ています。これからが一年で最も寒い時期ですが防寒対策は万全にしたいものです。そういえば「七草粥」という季語?を突然思い出したけど何時だっけ!?お恥ずかしい・・正月七日の朝に食べる”おかゆ”だったんですね。遅ればせながら、先日スーパーでみた、レトルトのお粥を、間に合わせながらも食べなければ。
- スイートアリッサムは、地中海沿岸原産の多年草です。本来は多年草ですが、日本の高温多湿に弱く、夏には枯れてしまうことが多いので、一般的には秋にタネを蒔いて春に開花する、秋まき一年草として扱われています。
- 草丈は10~40cmで、株元から次々と枝分かれして横へ広がります。花期には、茎の上部に花序を出し、花径5mm程の白色の小花を多数咲かせ半球状に密生します。
小さな花が群生して長く咲きます
- 分類:アブラナ科ニワナズナ(ロブラリア)属 / 原産地:地中海沿岸
- 別名:ニワナズナ
- 学名:Lobularia maritima
- 英名:Sweet alyssum
- 園芸分類:多年草 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(弱い)
- 草丈・樹高:10~40cm
- タネまき:9月中旬~10月中旬
- 苗の植え付け:11月~3月
- 挿し芽:5月または9月
- 開花期:3月~6月
- 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
- 特徴
- 本来の原産地である地中海沿岸の周辺から、世界の温帯の広い地域に分布しています。アリッサムの名前で呼ばれることがありますが、本種が以前はアリッサム属に分類されていた名残です。現在の正式な分類名称は「ロブラリア」です。
- 本来は多年草ですが、高温多湿に弱いので一年草として扱われます。夏を越せる地域や環境では、切り戻して夏越しもできます。タネから育て直したほうが、花色や葉色などが美しくなるようです。こぼれダネでも育ち、家庭での栽培はやさしいといえます。花色は、白色の他にオレンジ色、ピンク、紫、赤色などもあります。
- 現在アリッサムと呼ばれている種は、アレチナズナ属に分類されています。
酸性土壌を嫌います
- 適応・(ハーブ、漢方としての適用) / 料理・飲み物で楽しむ
- なし
- 用土
- 酸性土壌を嫌うので、地植えの場合は苦土石灰を混ぜ込みます。
- 鉢植えの場合、市販の草花用の培養土または赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
- 地植えの場合、植えつける1週間前によく耕して苦土石灰を混ぜ込んで中和しておきます。掘り上げた土に対して腐葉土2~3割を混ぜ込んで、植え穴に戻します。
- 肥料
- 鉢植えの場合、植えつけの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、3~6月 (夏を越せたら9月下旬~11月に開花する)の開花期に、2週間に1回のサイクルで液体肥料を施します。
- 地植えの場合、植えつける前に元肥として有機質肥料とチッ素・カリウム・リン酸の三大要素の他にミネラル分を補充するために堆肥を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、3~6月 (夏を越せたら9月下旬~11月に開花する)の開花期に、2週間に1回液体肥料または速効性化成肥料を月1回のサイクルで施します。
- 植え付け
- 苗の植えつけ適期は、11月~3月です。(厳寒期を除く)
- 「用土」と「肥料」の項目で準備した土壌に植えつけていきます。
- 鉢植えの場合、60cmプランターに3~4株を目安に植えつけます。
- 地植えの場合、株間は20~25cm間隔で植えつけます。秋にタネをまいた場合、花が咲き始めたら植え替えましょう。
- 植え替え
- 日本の高温多湿に弱く、夏には枯れてしまうことが多いので植え替えは必要ありません。
- 増やし方
- タネまきで増やす→適期は、9月中旬~10月中旬です。発芽温度は15~20℃、箱まき又はポットまきにしてタネが軽く隠れる程度に覆土します。本葉が3~4枚になったらポリポットに仮植えして、根が回ったら根鉢を崩さないように定植します。
- 挿し芽で増やす→適期は、5月・9月です。茎の先端を5~8cm切って、清潔な用土に挿します。(赤玉土・小粒と軽石・小粒を混ぜ合わせた用土)
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
- 手入れ
- 切り戻し:春の開花後や、夏を越せた場所では秋に伸びすぎて株姿が乱れたら刈り込みます。
- 花がら摘み:花後の花序は早めに切り取りましょう。
- 病気→菌核病 地際部の茎が侵されやすく褐色に軟化して腐る。綿毛状の白いカビが生える。
- 害虫→アブラムシ 春先に発生しやすい
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- 日当たり
- 日当たりのよい場所を好みます。
- 夏越し出来た場合、西日や真夏日の直射に当たるのを避け日除けをしましょう。鉢植えは移動してやりましょう。